ヤフオク・格安・プジョーの適正化工事を実行中。
先日から記事にしているように、冷間時のエンジンからの
異音が気になる件。
聴診器を当ててみたところ、補機ベルトのテンショナ付近で
最も音を拾ったのだが、ちょっと音が遠い感じ。
また、補機ベルトを外しても異音は発生するので、
こちらはシロということは、コレまでの記事で紹介した通り。
今日の目標は、タイミングベルトカバーを開けて診断すること。
先日の予習のとおり、ECUの台座を車体から外す(配線は繋げたまま)
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206では、右のエンジンマウントを外して作業をすることになるので、
オイルパンに単管ジャッキをかける。
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マフラー交換や修理、オリジナルマフラーの作製などに重宝する♪
206のマウントの構造はこうだ。
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早速右マウントを外すにあたって、キノコのようなbufferが
34mmのソケットレンチが必要。
樹脂ネジ故、締め付けトルクはM6程度で良さそうだが、
奥まっているので素手やモンキだでは外すことが出来ない。
近所のアストロがオープンする時間までは、他のことをしよう・・・
とりあえず、液が漏れ出しているパワステポンプを外してみよう。
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スターレットクラスに2Litre直4を積んでしまったS16の場合、
エンジンルームが非常にキツキツなため、様々な工夫がなされており、
ウオッシャータンクの首根っこが外れるようになっている。
そのあと、ポンプの取り外し・・・
ラジエタファンが稼働しているときに、
バタバタ煩いのも改善。
フロントグリルを取り外す。
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パワステクーラーとファンが干渉していたので、
グイッと曲げておく(笑)
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ファンとラジエター本体の間もパタパタしていたので、
自転車のチューブにゴムのりつけて挟んでおく。
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ラテンのクルマにはテキトーな修理が似合う
そうしているうちに、アストロへ34mmソケットを買い出しに行き、
続きを行う。
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右エンジンマウントを分解
キノコ(12)は蛇口をひねるくらいのトルクで外すことができる。
プジョーのマウントは軽自動車もびっくりするくらい安価(数百円)なので、
一緒に交換することに。
で、メーカーの整備解説書には206の2Litreエンジン車は、エンジンマウントを
すべて切ってから、エンジンを車体左に寄せて作業するように書いてあるが、
Haynesやネット上の情報だと、右マウントだけでやっているようなので、
簡便なやり方ですすめることに。
ところが、最初から難儀・・・
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ベルトカバーと車体とのクリアランスが非常に狭く、
ヘキサゴンレンチを一部切ってボルトを回すなど
工夫が必要。
バルクヘッドに近い側のボルトを緩めるには、
クーラントのタンクをずらしたり・・・(M6一本)
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上顎7番の抜髄のような感じで、
かなりアクロバティックな角度に
手先を曲げながらネジにアクセスしたり、
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145やムルティプラの作業が超絶簡単に思えてくる。
作業をすすめると、
前オーナーが購入する際に扱った大阪の大手輸入中古車ディーラ
でタイベル作業した際に紛失したと思われるボルトを発見したり・・・
(タイミングベルトカバー・下の前側のボルトココだけ謎にM8・他はすべてM6)
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すべてベルトカバーを取り外すと、タイベルのテンション掛けすぎ
であることを発見したり・・・
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温まって、異音が消えても、
アイドリングしていると、
なんとなくベアリングの音がうるさい感じも。
おそらく、整備解説書など読まずに流れ作業的に施工しているのだろう。
それから、中古車店の言う「タイベル交換済」はあてにならない。
どの程度の技術で作業しているか?
優良部品を使っているのだろうか?
前回のタイベル作業から2万キロということだが、
この通りである。
こうなると、バルブタイミングが狂っていないかチェックしてみたくなる。
クランクをピンで固定し、
カムシャフトプーリに固定ピンが入ることが確認できた。
どうやら、バルタイは合格点のようだ。
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(C)factoryosaru
ココまで作業したところで、
キーサポート北海道さんがやってきて、
https://www.key-support.co.jp/
206SWのスペアキーを作製。
職人さんという感じで、確かな知識と
正確な技術、良心的な値段で作業して頂きました。
なんでも、リフト上にのったタイベル作業中の
クルマでイモビキーの複製を行ったのは初めてのようで、
かなり驚かれたようですが、我が家はこれが普通です♪
(鍵屋さんが来た時のイメージ画像)
さて、最後にカバーを外した状態で異音の出どころをチェック。
動画
異音はエンジンの回転に相関する、しかし音の出る周期は
タイベル1周ぶんくらい。
手でクランクを回したことのある人は分かると思うが、ぐるっとまわすと、軽く回るところと急に重くなるところがある。
そのときに、「ギュッ」という音が出ている。
各ベアリングに聴診器を当てると、確定診断。
アイドラプーリから例の周期で雑音が出ていることを確認。
考察)前回のタイベル作業でテンションを掛けすぎたことが、
アイドラプーリのベアリングの破壊につながった。
動画の通り、原因がわかったので、
即対策!
ドイツのディスカウントショップに
注文。
フィアット・アルファのパーツの価格は国産普通車並だが、
正直、プジョーのは軽自動車以下かもしれない・・・
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(C)factoryosaru
オイルエレメント 2.2Eur、 WP 24.32Eur タイベルキット 35.77Eur
もう、軽自動車なんて乗っている場合じゃないですよ!(笑)
送料も安めだし速いと5日くらいで届くので、
輸入車のパーツを国内で買う理由は皆無。
忘備録
RFNエンジンのフライホイールロック専用工具の寸法
RFN flywheel locking tool demension posted by
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(C)factoryosaru
やっぱり中古車直しは、楽しい!
Posted at 2020/10/04 23:24:29 | |
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プジョー206バン | 日記