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ファクトリーお猿のブログ一覧

2020年10月19日 イイね!

パワステ配管を外してみる

プジョー206の整備性は最悪。
パワステ配管の交換は、メンバーごと下ろす必要がありそうという
話がちらほらとネット上に上がっている。


自分がやってみてどうだろうか?
結果、メンバー下ろしは不要。


注意! 作業に先立ち、使い古しの筆なので周囲のダストを充分払っておく。



では、作業を進めよう。



低圧側のエンジン下からラジエター下にカーブするところに、
パイプとホースの継ぎ目がある。

このクリップを外してホースバンドに交換すれば、簡単に
フルードの排出ができる。


GEDC0796
GEDC0796 posted by (C)factoryosaru




ステアリングギアボックスへのフルードの出入り口は、このような感じ。
高圧側配管(上)にクランプが溶接されており、低圧側(下)は分離している。


GEDC0800
GEDC0800 posted by (C)factoryosaru





ホイールハウス側(下の画像右側)から、マイナス・ドライバー等で
抉ってやると、クランプが浮いてくる。

少し浮いた状態で、低圧側を分離させておく。


GEDC0803
GEDC0803 posted by (C)factoryosaru





この後、非常に狭い空間を知恵の輪のようにして配管を
摘出するので、予め作業の障害となる配管固定用のクリップやステー
パワステ圧センサー等は取り外しておく。





ステーの取り外し、こちらもかなり知恵の輪


GEDC0805
GEDC0805 posted by (C)factoryosaru




エンジン下部のクリップ2箇所


GEDC0809
GEDC0809 posted by (C)factoryosaru




サブフレーム(クロスメンバー)側のクリップ1箇所


GEDC0810
GEDC0810 posted by (C)factoryosaru

GEDC0812
GEDC0812 posted by (C)factoryosaru


固定用のT40(M8)ナメないように注意!
こういう場所は普通の6角のほうが良い。




このクリップは、エンジン下のもの(300円 D価格)と違う品番になっているが、
その実、ネジの付け方が裏表逆で、台座の金具付きになっているだけ。


GEDC0813
GEDC0813 posted by (C)factoryosaru


きっと台座付きは1000円以上でしょう。
貨物商業車なので、コストに敏感w





邪魔者を取り外したら、
知恵の輪状態で配管を取り外す。

まずは低圧側を取り外す。

パイプを右側にずらし、前に移動させ、
なるべく前方を高く高く持ち上げると、
捻じりながら美味く脱獄できるポイントがある。



ぶら下がる低圧側配管の上流部分(後半分)


GEDC0816
GEDC0816 posted by (C)factoryosaru





エンジンルームはギリギリだが、美味くやれば周囲の部品を
取り外すことなく摘出できる設計。

コレをレイアウトした人間は天才だな。
天才故に、作業現場の苦労は共感し得ないのだろう(笑)




次に、同じ要領で高圧側配管を取り外す。


GEDC0818
GEDC0818 posted by (C)factoryosaru


フルードが垂れるので、メクラブタをしておくとよい(黄色)






垂れ下がる高圧側配管の下流側(後ろ半分)


GEDC0820
GEDC0820 posted by (C)factoryosaru


先述したとおり、パワステ圧センサーを外しておかないと、この次の
作業で苦労する。





次に、高圧側の上流を取り外す。

パイプを車体左側に寄せつつ、
エンジン前側のゴムホース部分を直角に折り
立ち上げるようにする。




多少、ラジエタのフィンが潰れてしまったが、
なんとか取り外し成功。




作業途中で、圧力センサーを取り外して
取り外し完了した高圧側配管上流部分。


GEDC0823
GEDC0823 posted by (C)factoryosaru






高圧側配管全景


GEDC0825
GEDC0825 posted by (C)factoryosaru


途中、ちょっとだけチートを行う。
エンジンクレーンでエンジンを釣り上げ
ラジエタとの距離を稼ぎつつ作業した。








で、パワステ配管のシュミレーションしてみる。


GEDC0806
GEDC0806 posted by (C)factoryosaru


M16 to AN6を装着し、AN6 hose endをとりつけたところ。

汎用の規格にしておけば、後々楽だし、
同規格のステンメッシュホースは非常に丈夫。
145では8年くらい実績あり、
もちろんノントラブル。




パワステポンプを外すと、パワステフルードに侵略された
ポーランド性のオルタネータが鎮座している。

GEDC0826
GEDC0826 posted by (C)factoryosaru


現状、発電不良や異常はみられないので、
このまま様子を見ることに。




ただ、対策はしておこう。
ポンプは新品に交換するものの、
欧州車のパワステポンプは割とよく漏れる。
(とくに据え切りの多いヘタクソドライバーのクルマ)



GEDC0829
GEDC0829 posted by (C)factoryosaru



オルタネータの上にアルミ板で傘を作製。
フルードの雨から守ってやるわけだ。


仮にフルードが漏れ出しても、
機械的に問題ない部分に滴下するようにしておく。






ガレージに転がっていたパワステポンプ取り付けようの
AN6アダプター


GEDC0832
GEDC0832 posted by (C)factoryosaru

かなり前に間違えて発注したものが役に立つときが来た!




ということで、巷に言われる
「ステアリングシャフトを切り離し、メンバーを下ろしてから
作業しなければならない」ということはなかったが、
恐ろしいほどその作業は難しい。
取り外しより取り付けは大変であるから、
正直、純正品や純正と同じレイアウトの配管の
取り付けは絶対に回避したいところだ。

お猿オリジナルでは、途中に何箇所か分割できる
機構を設置するので、

恐らくかなり楽に装着できる筈!


今週半ばには、タイベルやパワステポンプが来るだろう。
また、再来週以降にパワステ配管加工関連のパーツも届くはず。
11月中には乗れるようにしたいところだ。

猿CAD妄想設計図


Posted at 2020/10/19 01:24:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記

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「プジョーISCVと145のアイドリング異常 ECUリセット http://cvw.jp/b/398935/48488917/
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アルファ145、ムルティプラ、プジョー206SW乗りのお猿です。 広島県生まれ東京育ち。 物心ついた頃からクルマ好き。 大学卒業に合わせて、 満員電...
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