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ファクトリーお猿のブログ一覧

2020年10月29日 イイね!

パーツが全て揃う、~エンジンマウント復旧






本日午前中に、モノタロウからLLCやノックスドールが到着。
その他、英国からAN系のアダプタも到着したので、
部材は全部揃ったことになる。







昨晩タイベルが組み終わったので、タイベルカバーを取り付ける。



Peugeot 206ではタイベルカバーが上下分割されている。

先に下側と取り付け。


GEDC0919
GEDC0919 posted by (C)factoryosaru


Alfa 145のは元々一体型なので、取り付けが非常に
困難。ファクトリーお猿で作業する時は、
必ず分割している。次弄るのも自分だから・・・


下側のみ装着した状態で、テンショナの様子を見ることができる。
ファクトリーお猿ではテンションちょい緩めを推奨(自己責任で)









上側のタイベルカバーは、ネジが5箇所ある。
作業クリアランスが非常に狭い206だが、なんとか
全ての固定ボルト(H4)を外すことができたが、
取り付けは・・・


GEDC0923
GEDC0923 posted by (C)factoryosaru


RFNエンジンのタイベルカバー上側は、固定ボルトを
緩めきっても、抜け落ちない設計となっている。
直上の画像左側のように、最大限反時計回りさせると、
ネジがカバーに取り込まれた状態で固定される。

作業中にボルトを落下させないように、
そして、取り付けやすいように配慮されている。



が、



クリアランスが狭すぎて、バルクヘッド側の
2箇所は作業できずに断念。


後日、1/4のラチェットレンチ 4mm コマを
使ってやってみよう・・・







仕方ないので、耐熱アルミテープで
後ろ側を固定。



GEDC0926
GEDC0926 posted by (C)factoryosaru



これでいいのだ(笑)






あとは、エンジンを位置合わせして
右マウント取り付け。


GEDC0927
GEDC0927 posted by (C)factoryosaru


実際にはエンジンクレーンは使わないほうがやりやすかった。
総重量が自分の体重の3倍のエンジン+ミッション相手の相撲は体力使う・・・疲れた~


なので、マウント装着の画像は失念。




本日は雑用が多く、作業はココまで。




週末からパワステ系統と、
後ろと左のエンジンマウント交換。


早くて来週完成か?


Posted at 2020/10/29 22:37:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2020年10月28日 イイね!

作業は折り返し地点に タイベル完成・エンジン始動





タイベル交換作業が完了。

コツコツと平日帰宅後、進めているところ。


10/25のブログ追記の如く、
プジョー車のタイベルをかける際には、
テンショナをあらかじめ縮めておくという
作業が必要なのだ。




GEDC0904
GEDC0904 posted by (C)factoryosaru


その手順は、以下の通り。
エンジンに取り付けたテンショナに、リング状のSSTを宛てがい、
時計回りに回転させると、テンショナベアリングが少しだけ引っ込む(縮む)。

その状態で、台座の長方形の穴に鉤状のSSTを差し込み、テンションゲージの針が
戻らないように固定する。


その状態だと、テンショナが縮んでいる状態なので、楽にベルトが掛けられる。

今回はわかりやすいように、バイス上でシュミレーションしたところを撮影している。







実際の作業に入ると、206の場合、
小さなボディに無理やり2litreエンジンを搭載しているので、
ベルト周りの作業スペースが非常に狭い。

そのため、リング状のSSTが宛てられないので、
SSTの一部を削ってみた。



GEDC0907
GEDC0907 posted by (C)factoryosaru





今度は手首を上手く回すことができない!!
狭すぎだろ


★メーカーのマニュアルでは、エンジンマウントを全て切って
エンジンを4センチくらい左に寄せて、作業スペースを確保
するように書いてある。
個人宅でこれをやるのは危険なので、ファクトリーお猿では
右マウントだけを外して、下から単管ジャッキで支えている。





今度は、バイス上で、テンショナを縮めておき、
それをそのままエンジンの所定位置に持っていき、
取り付けてみる。


GEDC0909
GEDC0909 posted by (C)factoryosaru



駄菓子菓子、鉤状のSSTにとりつけられた
「無駄に長い棒」がカムスプロケット等と干渉し
作業中にSSTが外れ、テンショナが元に戻ってしまう。


何度やり直しても駄目で心が折れそうになる・・・







で、お猿的解決法は、これ!



GEDC0911
GEDC0911 posted by (C)factoryosaru



短く切った(笑)



この状態で、鉤状SSTが外れないように気をつけながら、
テンショナをエンジンに取り付けて、ベルトをかけることに
成功した!!

ベルトかける順序は、

クランク、アイドラ、吸気スプロケット、排気スプロケット、WP、テンショナ



このあと、排気カムスプロケット止めを外してから、テンション調整。





テンション調整はこのくらい



GEDC0915
GEDC0915 posted by (C)factoryosaru


赤が純正既定値、橙がお猿的推奨値w
RFNエンジンの場合、クランクを回転させたあと見てみると、
テンションが少し高くなる。
テンショナの設置時は少し緩めにしておくのがコツである。(*)









再度クランク止めと吸気カムスプロケット止めをいれるが、
ちょっと合わない(*)。クランクボルトを少し緩めると、
正面フランジの陰にあるクランクスプロケットがわずかに
回転できるようになっているので、正面フランジだけを
正規の穴に合うように調整してから、同ボルトを締める。

規定トルクは 45N + 45°



このちょっと合わないは、クランクから吸気カムまでの
ベルト山数が、最初と同じ状態では組むことができないことに起因する。

テンショナでガチガチに引っ張っている状態と同じ張力で
ベルトを掛けることは不可能。この区間で
ベルト山一つぶん緩くなってしまうからである。

この弛んだ一山ぶんをのちに補償する為に、
この「クランクスプロケット調整機能」があるのだ。





10周もクランクを手回しすることを要求され、
その後のチェックでも「バルブタイミング」のズレが
ないことを確認した。

周囲のものがベルト周りに絡まる可能性がないのも
チェック済。


これでも、いつもすごく心配になる、
タイベル作業後のエンジン始動!!










エンジン始動とともに、白い煙がモヤモヤ。
オイルともつかない、ガソリンともいえない臭い?
ラジエタがパンク?


緊張が走るが・・・


インテークを全部ばらしているので、ブローバイの放出でした・・・

ゲホゲホ・・・目がしみる、臭い





エンジンの異音修理は完了し
復旧作業はこれでおしまい。

作業は折り返し地点に。



残るは、パワステポンプ装着と
お猿オリジナルの強化パワステホースの作製と装着。

より価値を高める作業内容に移行することとなる。




(*)追記

タイベルのテンション調整について
~自宅でタイベルを張る方へ注意喚起


プジョーのマニュアルには、テンショナの指示針を中央の純正既定値に合わせろ!
としか書いていない。最初にここで固定してしまうと、エンジンを回したあとは、テンション掛けすぎの状態となり、ベアリングを傷めることとなる。


メーカー整備解説書の通り、クランク10回転手回し後に観察すると、テンション指示針が中央寄りになっている。

またエンジン始動して数分アイドリングし、エンジンを切り、充分冷やしたあとに観察すると、より顕著にテンション指示針が上昇している。

この状態がいつもの状態となり、この時に中央値に合っている必要がある
(実際はちょい低めにセッティングしたいところだけど、なかなか難しい~)

まぁ、中古屋のベルト交換だと、其処まで確認しないよなwww
ベルト組んだら、カバーつけてエンジンかけて即納車(笑)






















Posted at 2020/10/28 23:17:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2020年10月26日 イイね!

Compression Fitting が来た

19日に発注した、油圧用のcompression fittingが到着した。





到着早すぎだろ。
タイベルは、ドイツからざっと3週間かかったが、
こちらはイギリスからたったの1週間。

どちらも運送業者はDHL。



ブツはこれ。





画像右側から、パワステのパイプが刺さり、
左側には専用のパッキンを挟み、
AN-BSPP 3/8”アダプタを取り付ける予定。

フィティング内のオリーブの形状が、水道用とは異なり、
より高圧に対応していることがわかる。

既出の動画 (↓)と比較。




一気にパーツが揃ったので、作業を進めたいところだが、
今週は雑用が立て込んでおり残念。





Posted at 2020/10/26 23:30:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2020年10月25日 イイね!

タイベル嵌めれない キツすぎだろ! ★追記あり





本日、206のタイベルがやってきた。


早速作業しよう。



GEDC0847
GEDC0847 posted by (C)factoryosaru




GEDC08480
GEDC08480 posted by (C)factoryosaru




アルファみたいに遊びが無い訳ではないので、
国産車のタイベル交換みたいに印をつけておく。


GEDC0850
GEDC0850 posted by (C)factoryosaru




GEDC0854
GEDC0854 posted by (C)factoryosaru




テンショナ緩める


GEDC0856
GEDC0856 posted by (C)factoryosaru





アイドラ新旧比較 右が新しいもの


GEDC0870
GEDC0870 posted by (C)factoryosaru


因みに、アイドラの固定ネジのトルクがめちゃ弱かった。
恐らく15Nくらいか?
指定は最初15Nで、つづけて37Nで締め上げる2段階方式のはず。
トルクレンチ入らなかったので、手ルクレンチだけどw


古いアイドラベアリングに聴診器を当てて回すと、
「シャー」という音がする。
納車時の異音の原因はコレだ!


GEDC0874
GEDC0874 posted by (C)factoryosaru


やはり中古車店の作業したタイベルはあてにならない。
素人に毛が生えたようなやつが、時間に追われて雑な仕事をしている。





ついでにエンジンマウントも新調する。



GEDC0875
GEDC0875 posted by (C)factoryosaru






著しく作業性の悪い右前マウントの後ろ側の緩衝体(バッファー)


GEDC0878
GEDC0878 posted by (C)factoryosaru





前後のバッファーの新旧比較 右が新品


GEDC0879
GEDC0879 posted by (C)factoryosaru






右前マウントの親分みたいなやつ
新旧で高さがこれだけ違う。


GEDC0882
GEDC0882 posted by (C)factoryosaru


取り外しの一発目には、チェーン式の
オイルフィルタレンチが必要(面倒くさい)

その後はトルクスを緩める。
装着時はトルクスのみで充分。
荷重が掛かるので緩むわけない!



さて、タイベルを取り付けよう。


タイベルセットに梱包されていた意味不明なネジ。(右側)
海外製品にはありがち(笑)



GEDC0886
GEDC0886 posted by (C)factoryosaru



本当は駄目だけど、左のネジを再利用。
緩みどめ塗っておけばヨロシ





GEDC0889
GEDC0889 posted by (C)factoryosaru





クランクスプロケットにベルトをかけて、
ボロ布でずれないように押さえる。


GEDC0891
GEDC0891 posted by (C)factoryosaru





クランクシャフトエンドプレート(M8穴が4個あるやつ)を
緩めると、一定の範囲内でクランクシャフトスプロケットが
フリーになる。これをやらないと、元通りにベルトがかからない。


GEDC0893
GEDC0893 posted by (C)factoryosaru



クランク→アイドラ→吸気→排気の順でベルトをかける。
ここで、なるべく「きつめ」に、合いマークにあわせて。

WPにベルトを乗せたら、最後にテンショナに乗せるのだが、
ベルトがキツくて絶対に乗っからない。


5~6回チャレンジしたが・・・



本日はここで力尽きた。
やり方を変えよう。

とりあえず、206の2litreエンジン車は、
ベルト周りの作業スペースが狭すぎるので、
エンジンマウント左も切り離し、エンジンクレーンで吊った状態で
作業スペースを確保し、後日リトライ!



次回、マウントをすぐ外せるように準備。


GEDC0900
GEDC0900 posted by (C)factoryosaru




GEDC0901
GEDC0901 posted by (C)factoryosaru



なまら疲れた~
ベルトがけで音が聞こえなくなるくらいフルパワーで
引っ張ったので、明日は筋肉痛必至。


やり方がまずいのか?
パワーが足りないのか?





追記!!

改めてネットで調べてみると、ベルトを掛ける前に
「テンショナを緩める」という作業が必要であることを発見!





テンショナにこのようなリング状のSSTをかけて、
テンションをより緩める方向(時計回り)に回転させる。


外したテンショナを作業台上のバイスで固定して実験。



フリーの状態からさらに、緩め方向(時計回り)に回転させると、
テンショナプーリのせり出し量が減少するのがわかる。

イタリア車だと、わざわざこのようなことをしなくても、
そのままポン付けで組み立てられるし、困ったことも
ないので、すぐ終わるだろ・・・と甘く見ていた(反省)。

因みに、このSSTは、タイベル交換セットを購入したときに
同梱されていたもの。
こんなもの、使わないだろ!
と高を括ってましたww

ということで、次回はマッハで取り付けだ★★







Posted at 2020/10/25 19:32:56 | コメント(1) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記
2020年10月25日 イイね!

プジョー206 パワステ高圧系に使用するCompression Fittiing とは?

高圧系のパワステ配管に用いるホースに関しては、
2020年10月21日のブログに記した通り。
またプジョー純正のパワステ高圧系パイプは
10mmで、所謂インチ系統(AN)ではないことも
同18日や同19日のブログで記した通り。

そのパイプ部分とホースを接続するのには一工夫必要で、
compression fitting なるものを使用する。


10mm pipe - compression fitting - BSPP 3/8 to AN6 adapter -
hose end - stainless mesh hose

このようにパイプとホース接続部分は、複雑な構造になってしまう。
そのぶん、悪いところだけ分割して交換できるシステムになるわけだが。



さて、これがどのようなものかは、以下の動画を参考にしていただきたい。




同じ構造でインチ系のものは日本や米国のチューニングショップで
沢山見かけることができるが、ミリメータ系で油圧配管に使えるものは、
英国でないとなかなか見つからない。



組み立てのチュートリアル





手締め後1/4回転(90°)レンチで締める。
締めすぎは駄目
PTFEテープについての考察




これらの動画はパワステ系とは、圧力が一桁違う
水道管用のものである。
ただ、原理は同じなので
手のひらの感覚で締め付けトルクを管理すればよいだろう。








このパーツを頼んだ
英国の油圧系専門のパーツ屋さんはこちら。



UKfitting
UKfitting posted by (C)factoryosaru



ウェブサイトの作りは非常に立派で、製品の説明や
データシートも豊富でひと目で信頼に足る企業であることがわかる。


compression fitting spec
compression fitting spec posted by (C)factoryosaru


発注と同時に確認のメールが送信されてくるし、my account 内の
注文履歴が直ちに更新されて、web 上で invoiceも
見られるようになっているのだが・・・

一度発注したら、その注文が processing のままで何日もずっと変わらない。
おいおい、何時まで待たせるんや?と思って何度かメールしたが、
梨の礫。

奴等全然メールを見てないな。

仕方ない、サイトの上端には、
「COVID19により人員削減してやってるので、納期かかるかも。
お急ぎなら電話してよ・・・」ミタイナ文言があるので、
ドキドキしながら国際凸電してみたところ、
以前のドイツの自動車部品商よりも、non-nativeに優しい感じの
紳士な電話応対♪

やっぱり良い企業っぽい。

昨日発送したらしく、来週には届くそうな・・・ヨカッタ



先日のDHLの遅配(タイミングベルト関連)に関しても、色々調べた挙げ句、
川崎東郵便局に電話して先行きが見通せたり・・・

インターネットの時代でも、やはり電話は結構重要なインフラなのかもしれない。




それから、本日、日本メーカーのテフロン・ステンレスメッシュホースが届いた。
やはり、以前購入した英国メーカーのものより柔軟性がある。
樹脂製品は国産が一番!


明日は、郵便局から件のタイベル関連パーツが届く。
やっと、本丸「エンジンの整備」が始まる。

楽しみだ。





Posted at 2020/10/25 01:49:25 | コメント(2) | トラックバック(0) | プジョー206バン | 日記

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「プジョーISCVと145のアイドリング異常 ECUリセット http://cvw.jp/b/398935/48488917/
何シテル?   06/16 00:47
アルファ145、ムルティプラ、プジョー206SW乗りのお猿です。 広島県生まれ東京育ち。 物心ついた頃からクルマ好き。 大学卒業に合わせて、 満員電...
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