2014年04月09日
シャア専用ザクとフェラーリに見る速さ
赤は3倍速い。
よく知られた事象ですね。
宇宙世紀に入った後、シャアという人物を見た多くの人間が、
この事象を広めました。
赤は、本当に3倍速いのでしょうか。
いくつかの仮定を行い、検証していきましょう。
1.『赤』という色が、速さを増すのか
闘牛というものがあります。
牛は、闘牛士の翳す赤い布を見ることで興奮し、猛突進しますね。
・・・が、
実際には、赤という色で興奮しているわけではないそうです。
別に牛が3倍速く突進するという話も聞きませんし。
また、赤くペイントした車が、ほかの車より3倍速く走るという話も聞いたことがありません。
もしそうであれば、メーカーもアピールするでしょうしね。
そもそも、赤く塗ったら3倍速く動けるなら、
ほかのザクも、赤く塗るでしょう。ジオン軍。
ま、特殊塗装でコストがものすごくかかっている為に、
1機体しかできなかったというのであれば
ジオン軍の財政状態を心配するばかりですが、
そもそも真空状態の宇宙空間で、塗装による摩擦係数の低減などは、
あまり効果がないような気がします。
ということで、赤という色が、速さを増す要因では無いと結論付けます。
2.シャアの機体が、スペシャルマシンだった。
すみません、僕はあまりガンダム詳しくないです。
ので、シャアの機体がスペシャライズド ザク であったかは存じ上げません。
少し調べてみましたが、ザクを赤にリペイントした、という記述は見受けられましたが、
特殊なマシンである、ということを明言する情報は見つけられませんでした。
ガンダムが、1機限りの特別なマシンであったことを考えると、
そのライバルたるシャアの機体は特殊であってもおかしくはないでしょうが、
この後、ジオングや百式といったユニークな機体が登場することを考えると、
このザクがそこまで特殊な機体であったと結論づけるのは難しいです。
よって、ここでは可能性を捨てきれないものの、否定させて頂きます。
3.シャアが特殊だった
可能性が最も高いこの仮説。
逆に、これを否定してしまうと、『シャアは凡人だった』ということになってしまい、
多くの大人の夢を壊してしまいかねないのですが、一応考えてみましょう。
たとえば、一流のプロドライバーが、同一車両に乗った場合、
同じ車かよwwww
というくらい、とんでもない動きをさせることがあります。
これを、敵軍、自軍ともに、目撃したということでしょう。
つまり、凡人が運転するザクが、凡庸な動きを見せ、それを普通だと思っていた凡人から見て、
プロが乗ったザクは、明らかに自分たちとは違う動きをさせていた、
ということになります。
ただ、どうでしょうか。
プロがのったヴェイロンが3倍のスピードを出すでしょうか。
速度は、マシンの性能によって上限がありますから、いくらなんでも3倍は無理があります。
宇宙の最終コーナーからうまく加速できたとしても、1コーナー進入直前のトップスピードは、
せいぜい1.2倍がいいところでしょう。
それに、もし、
敵軍(連邦軍)から見て、実際に『3倍で迫ってきてる!』のであれば、
ある程度遠くから出撃したと仮定すると、
実戦闘地点へ到達した時点で、
緑ザク部隊との距離の差はとんでもないものになります。
でも、実際には、ある程度1画面に収まるくらいの差でしかないわけですから、
3倍の速さである、とは思えません。
また、人間、すごいものを目撃した後に、
他人にそれを伝えたい場合、誇張することが往々にしてあります。
きっと、最初は1.2倍だ!とか言ってたんだと思います。
が、だんだん、その凄さと、自分が負けたものがいかにすばらしかったか、
それを伝える為=自分の自尊心を守る為に、2倍、3倍・・・と、
数字が増えていったのでしょう。
つまり、シャアは一流のドライバーであった、しかしながら、通常機体を3倍で動かすのは
無理があるのではないか、というのが一つの結論となります。
もちろん、ニュータイプとかの話が出てくるとややこしいので、
ここではシャアは一般人だと仮定して、の話です。
画面に映っていないところで、日々トレーニングしており、
常人から見てありえない操作を学んでいったのでしょう、
凄いぞシャア。1.2倍だ。
さて、
現在の地球で最高峰のレースといえば、その1つはF1でしょう。
そこにも赤い機体が居ますね。
フェラーリです。
現在、フェルナンド・アロンソと、キミ・ライコネンという、
2人のワールドチャンピオンを擁する古豪です。
今年のF1は、大幅なレギュレーション改定があったこともあり、
すでに3戦を消化した現在にあっても、
昨年まで圧倒的な強さを誇ったレッドブルが苦戦し、
下位チームはまともに完走できない、といった、
大荒れ状態が続いています。
フェラーリは、なんとなく強豪チームのイメージはありますが、
ここ数年は、なかなかシリーズチャンピオンから遠ざかっており、
特に今年は、レギュレーション改定に翻弄されていて、
第3戦バーレーンGPでは、9位10位と、振るわない状態です。
アロンソ、ライコネン共にすばらしいドライバであることは間違いなく、
宇宙世紀であれば、名を残すMS乗りであったでしょう。
じゃあ、シャアが今のフェラーリに乗ったら、どうでしょうか。
現在、トップを独走するメルセデスチームと、
フェラーリチームのパワーユニット(今年から、エンジンではなくこう呼ぶそうです)は、
80馬力程度の差がある、と囁かれています。
仮に、フェラーリを550馬力とした場合、
メルセデスは630馬力ある、ということになります。
一般的なF1ドライバーを緑ザクとすると、
名を残すレベルのドライバーであるアロンソは、
そこから1.1倍程度の能力を引き出せるでしょう。
そうすると、単純に馬力で換算すると605馬力。
まだ、メルセデスには勝てません。
しかしながら、シャアであれば?
シャア係数1.2をかけてみると・・・
660馬力!!
なんと、今のフェラーリにシャアが乗れば、メルセデスに勝てる可能性が高い!!
少なくとも、いい勝負をすることでしょう。
しかしながら、630馬力のメルセデスも、
ルイス・ハミルトンというワールドチャンピオンを抱えていますから、
チャンピオン係数1.1がかかりますので・・・
いずれにせよ、シャアが今年参戦することで、
選手権の行方は、混迷の度合いを増すわけですね。
今日の結論、
シャアは凄い。
・・・
・・・・・
・・・・・・・・・・
最近、自分のやるイベントの告知ばっかりで
大して面白いこともかけない日が続いていましたので、
無駄に労力を裂いてみましたがいかがでしょうか。
ま、なんでこんなことを思いついたかというと、
ある通りがかりの車に、
『GCとは違うのだよ』
というステッカーが張ってあったから、
ただそれだけなんですけどね。
おわり。
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Posted at
2014/04/09 09:53:15
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