サーキット走行のマナー等について書いてみたら、という話を頂きましたので、
その辺りを含めて、初めて行く方や、経験の浅い方向けに、
エントリーから、
一日の流れを含めた形で書いてみたいと思います。
①走行する方法
サーキット走行を行う手段は、
大きくわけて、2つあります。
1つは、主催者が場所(サーキット)を借りて、それに参加する『走行会』形式。
もうひとつは、サーキット自体が枠を運営して、ユーザーが個々に参加する『走行枠参加』形式。
それぞれのメリット、デメリットを。
■走行会
○メリット
・土日、平日問わず、行われている
・台数が比較的少なめで限定されているケースが多い
・走行会毎に特色がある
×デメリット
・金額が高い
(1万台~3,4万台くらいまで)
■走行枠参加
○メリット
・1枠の走行料金が安い
(2000円~1万円くらいまで。走行会に対して時間単価が半額以下がほとんど)
×デメリット
・土日は走行会でほぼ埋まっているため、枠は平日設定がほとんど。
・サーキットの設定する限界台数まで制限なく入れるため、台数が多い場合がある
・サーキット毎のライセンスを取得する必要がある。(数千円~数万円くらい)
初心者は、まずは走行会に参加するのが良いでしょう。
そこで、このサーキットに行く!と決めて、更に平日に走りやすい方は、
ライセンスを取得して走るのもよいかと思います。
ちなみに、僕はどこのライセンスもとっておりません。
時々薦められることもありますが、自分の環境的にはとる気は今のところありません。
②エントリー
さて、じゃあ走行会にエントリーしてみましょう。
例えば、筑波サーキットで走ってみたい場合、
『筑波 走行会』でぐぐってみましょう。
たぶん、上のほうに出てくる走行会屋さんは、だいたいメジャーどころなので、
安心して走れると思われます。
その中で、自分の日程にあったものにエントリーしてみればいいと思います。
でも、その場合、全く知り合いのいないなか、一人で走ることになってしまうので、
かなり不安が残ると思います。
そのため、最初は誰か知り合いについて一緒に行くのがベター。
誰もサーキットを走る知り合いがいない場合、
ここを見ている人の場合、僕も知り合いとカウントしてもらってかまいませんが(笑
ちなみにこれは、初心者だから、という話ではなく、
何か車両にトラブルがあった場合でも、2名以上で行けばずいぶん対応が楽になるので、
1台よりは、複数台で参加するほうが安心です。
そのうち、だんだんとサーキットで知り合う仲間も増えていきますけどね。
③準備
エントリー出来たこととします。
当日までにやっておくことは
1.メンテナンス・油脂類交換
2.装備品の用意
3.忘れ物をしないようにチェック
4.前日はよく寝る
まず1ですが、何をしたらよいか。
基本的にまずはそのまま走ってみたらよいと思います。
(整備不良でゴムブーツが切れたりとか、そういう根本的な部分が正しい状態が前提です)
初回から国際格式のフルサーキットとか、
筑波の本コースクラスのミドルサーキットに行かない場合の話です。
ミニサーキットやジムカーナであれば、まずは素のパッケージングで走ってみたら。
その場合でも、ブレーキパッドやタイヤの溝など、
消耗品の確認はしておきましょう。
既に、素のパッケージングで、どうしても怖いくらいに止まらない、とか、
何かおかしいこと(特にブレーキ周り)を感じたならば、
そのときは、対応が必要だと思います。
国際サーキットクラスを走るのであれば、パッドくらいは、スポーツパッドとしておきましょう。
そして、油脂類交換。
考え方は色々あるかと思いますが、僕は、
安いオイルを毎回交換は否定派です。
例えば、1日走る走行会の場合、最初の1ヒートで油温が130度とかまで上がっちゃうと、
成分が変わっちゃって、本来の性能を失ってしまっているオイル等があるからです。
なので、午前は良かったけど、午後はエンジンにダメージが・・・なんて、そんなのは悲しいでしょ?
高いオイルは、(もちろん銘柄で変わるんでしょうけど)良い物が多いようです。
安いオイルに良いものは、、、値段に比例、といったところらしいので、あんまりなさそう??
高級オイルを入れろ、というわけではなく、それなりのよいものを選んでおいたほうが、
安心して走れるよ、というだけなので、そこは検討してみて下さい。
オイルは、正確に良さを理解しているドライバはほとんど居ないと思います。
好みで選んでいる人や、プラシーボで選んでいる人が多い。
なので、まぁ、そこまで拘らなくても良いと思いますが、
僕は、自身のエボでのレースや、耐久レースなどで
デルタを使ってますので、参考までに。
見てのとおり、
アイのスポンサードをしてもらっている手前、宣伝になってはしまいますが、
エンジンオイル、ブレーキフルード他、不満なく走れていることは確かです。
迷ったら、試してみてもいいのでは、と思います。
で、油脂類は、
・エンジンオイル
・ブレーキフルード
・ギアオイル(ミッション、トランスファー)、LSD(デフ)オイル
辺りだと思います。
エンジンオイルのみ気にしている方も多いと思いますが、
ブレーキフルードもとても大事。
ギアオイルは、数万キロで交換が多いと思いますから、
サーキット毎に交換とかではありません。
最近一度も変えてないなぁ、と思ったならば、
これを気に、変えてから走るのもひとつの手でしょう。
LSD(デフ)オイルは、社外デフに変えてる場合、数千キロで交換だと思いますから、
エンジンオイルと同じ、もしくは2回に1回程度で交換すると良いかと思います。
2.の装備品ですけど、
必須は、ヘルメットと、グローブ(軍手不可)です。
安物でもいいので(安全の意味で言えばホントは駄目だけど)そろえましょう。
あとは、長袖長ズボンにスニーカー。
走行会程度であれば、これでいけます。
レーシングなアパレルや、HANSデバイスなどは、おいおいゲットしていきましょう。
それに、最低限、テンパータイヤと、ジャッキ、レンチはもって行きましょう。
用意できるのであれば、エアゲージも。
あ!それと、あるといいのがブルーシート。
荷物を置くのに、これが無いとしんどいです。
3.これは、やることです。
上記の品にあわせて、走行会から指定された持ち物や、
タオル、お金、それに工具、ガムテープ、
気温によっては着替えなども、持っておくと良いでしょう。
忘れものしちゃうと、結構厳しい目にあうことが多いので、チェックを忘れずに。
4.前日はゆっくり寝ましょう。
寝不足は、ろくなことになりません。
集中力が必要な遊びですので。
④当日朝
ドライバーズミーティングの出来れば30分前くらいまでに現地に到着しましょう。
渋滞なども意外にあったりするので、余裕を持って。
で、現地到着の前に、スタンドによってガソリンを満タンに。
更に、タイヤのエアー圧をちょっと高めに入れておきましょう。
現地で走行開始前に、エアー圧を下げるだけで済みます。
エアー圧が1輪でも極端に低いと、全体をそれにあわせるか、
入れに行かないといけないので大変です。
で、現地到着。
ドラミの前に、受付を済ませ、
荷物を降ろしてゼッケンを張り、トランスポンダーを指定の場所につけて、
持っている人はラップタイマを車に装着したりなどなど。
意外に体力と時間を消耗するので、直前に行くとしんどいっす。
荷物は、出来るだけ降ろしましょう。
おろし忘れると、それが走行中に吹っ飛んできて負傷します。
危険です。
その後、エアー圧の調整と、ホイールナットのまし締め。
出来れば、ホイールナットはトルクレンチで締めましょう。
安いのだと3000円くらいからあります。
使い方は、周りのエントラントさんに聞くのがいいと思いますが、
意外に間違った使い方をしている人もいるので
参考までにTONEの基本的な使い方を。
車種ごとに締め付けトルクが異なりますので、事前に調べておきましょう。
また、トルクレンチは精密機器ですので、衝撃を与えないように大事に使いましょう。
エアー圧の調整ですが、
基本的に走行後の温間(温まった)圧を狙った調整をします。
例えば、走行後、タイヤが温まった状態で2.4kPa にしたい場合、
とりあえず2.0~2.2くらいに調整しておいて、
走行後に、2.5だったら、0.1減らしてみる、といった具合。
ただ、その日の路面温度や天候、それに自分の走りにものすごく左右される項目なので、
初めてのときは、とりあえず一旦、冷間(冷えた状態)時に温間の圧に設定しておいて、
走行後に、若干なりともエアー圧は上がっていると思いますので、
あったまっているうちに、元の圧まで下げておく、という作業が良いのかな、と思います。
要は、
温間2.4kPaで走りたい場合に、
走る前に2.4kPaとしておいて、
走り終わった直後に2.5kPaであれば、その場で2.4kPaに落とす、ということ。
次の走行タイミングには、一旦冷えてエアー圧は下がりますが、
また、走行であったまると狙った圧になる、というわけですね。
実際にやりながら体感してみてほしい項目です。
タイヤによって、狙う圧は変わってくると思いますから、
幾つがいい、といったことはここではいえません。
まずは、車の指定圧でやってみるのがいいのかな??
ただ、海外タイヤなどで、XL(エクストラロード)規格といったものもあり、
ほんとに、エアー圧は僕程度じゃ正確なことはいえません。
(
トーヨータイヤのXL規格のページ)
まずは2.2~2.5の間くらいで走ってみて、
それぞれのタイヤの感覚で、走りやすいか、走りにくいかを実感してみるのがいいのかな?
僕は今だに、0.1くらいじゃ体感できない鈍感野郎ですけどね^^;
⑤走行時間直前
朝の受付で、自分の走行枠の書いた紙をもらったと思います。
自分の番は自分で管理することになります。
勝手に進んでいきますので、
自分の番が来る15分くらい前からエンジンはかけておきましょう。
体も緊張しているので、少しほぐしておいたほうが良いかと思います。
10分前くらいには、車に乗っておきましょう。
直前で乗ると、超緊張しちゃって色々おかしいことになります。
ヘルメットとグローブ、それとシートベルトをしっかりして、
今一度、事前準備が漏れていないか整理しましょう。
緊張していると思いますが、10分も座っていると、
多少なりとも心拍数は落ち着いてきます。
緊張はしても大丈夫、僕も毎回緊張しています。コースインの前は。
また、周りの車がどれも最強クラスのボスに見えますが、まぁ、
実際は大体の車が普通にやさしいはずなので、大丈夫。
走行5分前くらいから、指定されたゲートの前に並び始めましょう。
他の車が既に並び始めてると思いますから、その後ろに。
最初から先頭に並ぶと、何していいかパニクルと思いますので、
誰かの後ろに並ぶのが吉。
なれたら、率先して先頭に並びましょう。そっちのほうがメリット大きいから。
⑥走行
コースインしてテンション上がって即効でアクセル全開はやめましょう。
車壊します。
タイヤも冷えてますので、スピンは必死。
まずは、5~6割程度でコースを覚えつつ、2周程度走りましょう。
その間に、車が何か変じゃないかな?とか、
変な音がしてないかな、車内にモノが飛び交ってないかな?など、
最終の最終チェックをしましょう。
このとき、旗や信号などがどこにあるかも、確認しておきましょう。
※といっても結構そこまで見るのは僕は無理だと思ってます、緊張が勝る
でも、最低でもホームストレートで旗持っている人は、絶対に見逃しちゃ駄目ですよ。
そしてもっとも大事なことは、車間距離をとる事。
熱くなって車間距離が近いと、とっさのときに反応できません。
混み具合にもよりますが、なんとなくで100mくらいは前と距離をおきたいところです。
また、これはプロでも意見が分かれますが、
A:素人だから、後ろは気にしなくて良い、周りが気にしてくれる
B:素人でも、後ろはちゃんと注意すべきだ
この意見。
僕は、Bだと思います。
なぜなら、後ろの人が注意してくれなかったときに、接触して痛い目を見るのは自分だから。
上手い人は、勝手によけていってくれます。
でも、同レベルの枠で走ることの多い走行会は、
自分も、後ろから来る人も何をするかわかりません(笑
なので、時々はバックミラーを見て、
さっき居なかった車両が居ると分かったら(=ペースが向こうのほうが速いとなるので)
素直に譲りましょう。
で、譲り方。
これもサーキットルール等あるらしいですけど、
基本は、ウインカーを出してよける。
ハザードではない。
ウインカーなら、どっちに行こうとしてるか分かるのですが、
ハザードたかれると全くどっちから抜いていいか分からないので、
ウインカーで意思表示しましょう。
ただし、すげー速い車が迫ってきている場合、
こっちが気づいたときは既に相手にとっては抜こうとしているかもしれない、
そのタイミングでハザードが出ると非常に後ろのドライバーにとっても危ないので、
やべ、すげー速いのが来た、と思ったら、
自分の走っているラインをそのまま走りましょう。変に動くとぶつけられます。
何度か走ってると、抜かせる場所ってのがなんとなく分かってくるんですけど、
最初は抜かせる場所は分からないと思います。
なので、そういう時は、ホームストレートのイン側に寄って抜かせる、
そこで抜かせられなかったら、あとは次の周まで待ってもらう、
という感じでいいのかな、と。
出来れば、後ろに車が見えて、はりつかれたなー、
と思ったら、
自分のペースで最終まで走り、最終コーナー進入くらいからイン側にハザードを炊きつつ
インべたで走ってストレートをインについておくと、
後ろのドライバーはアウト側からしっかりと抜いて言ってくれると思います。
慣れてきたら、抜かせられる場所を使って、抜いてもらいましょう。
自分が速くて、追いついてしまう場合は、
一旦クーリングがてらペースダウンして車間距離をとる
(このとき、ウインカーを炊いてコースの端をなぞるように走る)
もしくは、相手が抜かせてくれるまたは自分が絶対に安全に抜ける場所まで行ってから、
抜くようにしましょう。
初めて走るときは、猿走りしがちです。
猿走りとは、休まずめいいっぱいをずーっと続けること。
まぁ、走りたい気持ちは凄く分かるんですけど、
ほどほどに。
車は長時間の高負荷走行に耐えれない可能性が高いです。
(ノーマルはそれでも、結構持つように作ってくれていますけど、
チューニングしてるとかなりヤバイかと。それも、パワー系チューンだけとか。。。)
気持ち的には、
1.車間がしっかりと取れたようだ
2.2~3周(夏であれば1~2周)、8割くらいのペースで走る
3.1~2周クーリングと車間を調整する
を繰り返すと良いです。
走るのに充分なれてくると、
1周走って1~2周はクーリング、というペースになると思います。
で、クーリングの仕方、
低速なら何でもいいわけじゃないです。
1つか2つ、上のギアを使って、6~7割のペースで走ってしっかり冷やすことが大事。
遅すぎると冷えませんし、ハイペースのときと同じギアを使ってると、
熱を冷やすことができません。
その他、車が何か変だな、と思ったら、
一旦パドックに戻りましょう。
変な状態で走っても、ろくなことになりません。
明らかにオイル漏れ等で無い場合、戻ると決めたときから
クーリングモードで車両を冷やしながら戻ることも頭に入れておきましょう。
アタックモードから急に止まると、車は熱を冷やすことが出来ません。
特にブレーキなんかは、数百度になることも。
出来るだけ走行風で冷やしてから、戻ったほうがいいです。
ローターにクラックが入ったり、曲がってジャダーが出たりします。
それと、
旗を見逃さないようにしましょう。
ホームストレートでは、チェッカーフラッグや、
名指しのオレンジボール、黒旗(あなたの車両や走行に問題がある旗)が振られます。
これを見逃すととんでもないことになりますので、必ずそこを見る余裕を作りましょう。
チェッカーフラッグを見逃してダブルチェッカー、怒られるし、恥ずかしいです。
運営のことを考えると、時間がずれていくわけで、超迷惑だから、そりゃ怒られますわな。
その他、各ポストで黄旗、赤旗など振られます。
黄旗が出たら、その先はよけれる安全な速度で走行しなければならないので、
とりあえず後ろに車が接近していないことを確認して若干減速しましょう。
(徐行ではないです。また、黄旗が出たから急ブレーキとかもやめましょう)
2本振られていたら、その先が黄旗の原因なので、超注意しましょう。
赤旗が出たら、その周で速やかにピットレーンに戻りましょう。
この辺りは当日も習うと思いますので、
意識するのは、旗を見逃さないこと、それだけ。
あと、黄旗が出ているということは、何かしらトラブル状態の車両がその先にあるわけですが、
見つけても凝視せずに、コース上をしっかりと見て走りましょう。
車両をみちゃうと、人間そこに向かって走る習性があるらしく、最悪そこに突っ込んでいくらしいです。
気をつけて!
チェッカーフラッグが振られたら、
クーリングモードでその周を走ってパドックに戻りましょう。
レーシングスピードを維持して、なんてことをしちゃ駄目ですよ。
(たぶんどのサーキットでも駄目だと思う)
7~8割で走って戻りましょう。
筑波は、このときはハザードを炊いています。他はどうなんだろう?
あんまり意識したこと無かったです。
途中、コースアウトしたり、クラッシュしたりという話は、
ドラミで話があるでしょうから、その言いつけを守ってもらえればいいと思います。
⑦走行後
パドックは入れ替えでゴミゴミしているので、
譲り合いをして、クラッシュしないようにもとの場所に停めましょう。
走行後は、エアー圧を見る、
水分補給をする、などをすればよいと思います。
すぐにエンジンを止めるか、アイドルでファンをまわして冷やすか、
という話は、ちょっと明確にどちらがいいか、僕は知りません。
ただ、エボの場合、ブレーキを酷使してローター温度が高い場合が多いので、
あまりに熱を持ってそうなときは、しばらく外の一般道で冷やしに走りに行ったりしてます。
⑧全走行終了後
ゼッケンとトランスポンダーを主催者に返却して、
忘れ物をしないように積み込んで、帰りましょう。
ものすごく体力を消耗しているので、帰り道に事故をしないようにしましょう。
帰ったら、よく寝ましょう。というか良く眠れる。
・・・という感じで、
僕の思う、初心者向け走行するにあたって、、、なんですけど、
走っている人にはもう当たり前のことだったり、
え?!そこ絶対違うじゃん、ってこともあるかと思います。
明らかに違うときは、もっとこうすべきというのがあれば、教えて下さい。
ブログに反映が必要な場合、反映させてもらいます。うそ書いてもしょうがないですしね。
せいぜい中級に足をかけた程度のドライバーむさし屋ですが、
サーキットを走る端くれとして、
新たにサーキットへ来られるかたが増えるのは凄くうれしいことなので、
モータースポーツへの第一歩のきっかけとして、
本ブログが何かしらプラスになれば幸いです。
あれ?マナー編じゃなかったかな?
もっと、マナーっぽいことがあれば、また次に書きたいと思います。
それ以外に、何かあれば、またそれはそれで、書きマース。
ではこのへんで。