一生に一度の思い出作りに。
行ってきました鈴鹿サーキット。
まさかのNoLimitメンバ5人での遠征となりました。
前日は、やんかど君のオーブベースに泊まり、
朝はゆっくりと準備。
ベース前での食事風景。
走るのはおろか、見たことすらなかった鈴鹿。
昼からの走行でしたので・・・
かなりはしゃぎました。
ってことで、本題に入ることにします。
鈴鹿については、初めて走りますが、
XBOX 360のフォルツァで散々走ってましたので、コースレイアウトは完璧に覚えてます。
(とはいえ、大体の人はグランツーリスモで散々走ってるとは思いますがw)
ってことで、コースがわからないということはなかったのですが、
懸念材料も。
それは、タイヤ。
散々、ローグリップを勧めてきたむさし屋ですが、
自分の中で超リスペクトなコースの鈴鹿。
ここは!!!
ということで、
中古のNEOVA AD08 (フロント)と、
中古のRE11(リア)をゲットしたのですが・・・
(舐めんなと思われるでしょうが、むさし屋的には大奮発)
届いたAD08は、6部山程度で良品・・・ではなく、
リム部分に損傷があり、ワイヤーが見えている始末。。。
ヤフオクだったのですが、出品している業者からは知らぬ存ぜぬを通され、
とてもじゃないけどスポーツ走行には使いたくない代物。
その時、すでに鈴鹿2週間前。
RE11はすでにホイールに組んでいるので、さてどうしようと思案した結果、
まだグリップは高いほうがいいだろうと判断し、
国産で一番安いR1Rを2本注文。
ということで、R1R(16年製、新品)、RE11(10年製、中古)という、
周りからは心配に心配されるようなセッティングでチャレンジすることに。
※あんまりタイヤリサーチしてなくて知らなかったんですが、
ゼスティノ07RがR1Rより安くてよかったかもしれませんね。
ってことで、
コースインして笑いました。
FRかよっていうくらい、テールハッピー。
まぁ、とはいえ、コントロール出来ないレベルでは全然ないので、結果はOKでした。
で、コースインして、7割くらいで走ってみますが・・・・
感動です。ただただ感動。
鈴鹿をエボで走っていること。
のーりみでトレイン作って走れていること。
楽しくて仕方ない。
そして・・・・・怖い!
前半セクションは、まだ中速コーナリングがメインなので、
基礎練で何度も繰り返し経験していることなんですが、
(とはいえ、アベレージスピードは全然高いですが)
僕にとっての鬼門は、ご存じ130Rと・・・ホームストレートでした。
130Rについては、想定はしていましたが、
それ以上に、怖い。
あんなコーナーは経験したことがないので、難しすぎます。
どう走ればいいかは知っているものの、恐怖が何倍も勝るので・・・
一回目の飛び込みでもろに失敗してアウトに飛び出しかけたのに懲りて、
安全運転することにしました。
で、僕にとっての最大の弱点は、13R手前の裏ストレートとホームストレート。
5年前のエンジンブローが脳裏に焼き付いていて、
アクセルペダルを全開で踏むことができないのです。
当時の恐怖から、ブーストも1.3くらいで抑えていて
逆に言うと、全開で踏んでも安全マージンが十分あるにもかかわらず、
踏み切れないトラウマが露呈。
ミニサーキットばかり走っていて、大きなコースを走っていないことが、
こんなところで響くとは・・・。せっかくの鈴鹿なのに、残念です。
・・・ま、とはいえ、それ以外は超楽しい。
憧れのコースを自分のできる範囲で踏んで楽しめるって、最高でした。
前半セクションでいえば、基礎練で練習してきた、
ヨーをつないでいく、スライドを多用するコーナリングもそこそこできましたし、
飛び出す恐怖もなく、安心して踏み込んでいけました。
ということで、まぁ、ヘタレな走りですけど、
一応動画おいておきます。
測ればわかるのでw タイムも一緒に置いておくと、
2:39:57
車は、CT9A ブーストアップで推定320~350ps
タイヤは、F: R1R 新品 R:RE11 中古 前後共に235/45R17
一周目がタイム計測ラップ、次はインラップですが、
実はデグナーまではこっちのほうがいい走りしているという・・。
ホームストレートで踏むのをやめちゃったのがちょっと悔やまれます。
今回わかったこと。
基礎練はやっぱりやってよかった。
これだけのコース、スピード域ではスライドは必ずするものなので、
積極的にコントロールできることはとても大事。
でも、鈴鹿クラスのコースでは、狭い基礎練だけでは補えない部分もやはりあって。
僕の場合は高速ストレートだったりしますが、130Rのような超高速コーナーとかも、
ちょっとなかなか練習できる環境はないですよね。
こればかりは、そういう特殊環境に身を置くしかないので、
今後は、国際格式サーキットもたまに走って身体を慣らすようにしてみたいなとは感じました。
そして何より、チームNoLimitの仲間と走れたことが最高でした。
LINE電話で会話しながら走るのは、快適かつ安心。
5人全員、口を酸っぱくして無事に帰ろうと言ってましたが、
言葉通り、無事で帰れたことはとてもいいことでした。
こんな経験、似たようなものはこれからもたくさんあるでしょうが、
鈴鹿を5人で、というのはきっと一生に一度だったと思います。
※たぶん僕が鈴鹿を走るのもこれが最後でしょう。
とにかく、最高の経験ができました。
楽しかったなぁ、ほんとに。
最後に、タイヤの状態を。
フロント、R1R
鈴鹿クラスなので、当然ですが熱はしっかり入ってますね。
かつ、いい感じでサイドまで潰せているように見えます。
ウロコの出来具合もいいと思われます。
感覚としては、今回エア圧2.3をターゲットに調整しましたが、
まぁ、圧はこんなもんでいい気がします。
タイヤのサイドウォール剛性が少し弱いのか、それともブロックの剛性なのか、
ちょっと流れるときに気持ち悪い気はしました。
走り終えた後にトレッド面を触ってみましたが、かなり柔らかい状態だったので、
サイドウォールというよりは、ブロック部分のヨレがきになったのかもしれません。
でも、唐突に滑るわけでもなく、基本はネバってくれるので、いいタイヤですね。
そりゃ、国産だし当たり前か。
で、一方、リアのRE11。
6年前のこのタイヤを評価するのはかわいそうですが・・・
まず、僕がヘタレなので、ちゃんとリアを完全には潰せてません。
サイドの一番端まで使った形跡はありますけど、常に使えてるわけじゃないので。
こういう大きなサーキットでも、リアステアをもっと多用できるようになりたいものですね。
これは、慣れによるところが大きいと思います。
で、フロントほど溶けていないのは、これはさすがにコンパウンドの経年劣化でしょうね。
熱はしっかり入っていましたが、フロントR1Rと比べると明らかに硬い。
これが、タイヤの硬化かー・・・と、しみじみ理解しました。
面白いですね、タイヤって。
ということで、鈴鹿の旅は終わり。
皆でご飯を食べて、それぞれの地へと帰宅しました。
帰り着いたのは夜中の3時。
いやいや、なかなか遠いですね、鈴鹿。
でも、思い出に残る、素晴らしい一日でした。
遠征したのーりみの皆さん、
CCMC走行会参加の皆さん、
主催者の方々、
ありがとうございました!