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2014年10月26日

日常運転でドライビングテクニックを上達させる 【評論家のスキル編】

【公道の日常運転で交通法規遵守や譲り合い、安全運転の精度を上げる公道練習を積めば、サーキットタイムが上がり、運転がドンドン上手くなり、車の運転がもっと好きになり、自動車評論家のスキルも手に入る】

と言う、とんでもない公道練習をぶち上げています。車の運転は日常で、その日常に「遊び」と「安全」と「成長」が繋がれば、非日常の刺激的な時間になれればと思います。何か少しでもヒントとなり、貴方のオリジナルな楽しみを見つけてほしいと願って。



1 自動車評論家のスキルって?

漠然とした質問ですが、何があるんでしょうね。まずは、彼らの仕事の本質としては「雑誌(媒体)からのオファーで雑誌(媒体)のスポンサーの商品を売れるような宣伝をする事」があります。目的は同じなのですが、消費者に説得する手段(作文)に説得力が「ある」「ない」に技量が別れるかと思われます。

それらの方法やアプローチが違う評論家さんは多数いらっしゃるので、ここでは「走る車の評論家」をメインとします。

国家試験や資格がある訳でもないので、見えにくいところが多いですが、雑誌等で見かける評論は、公式資料、メーカーの意見、丸写しから、ポエム(これが本当に多い)と妄想・・・本質を見抜けておられている本物の評論家さんはなかなかいらっしゃいません。(個人的な主観です)

推測するにスキルとしては、大まかに2つ。机と現場ですね。

1つは、資料と話だけ聞き見してまるで試乗したかのような説得力のある作文を机の上で作られる力。洞察と分析力からの表現力つまり妄想させる力。

2つは、その洞察と分析を体をセンサーとして拾う技術。簡単に言うと現場での試乗なんですけどね(笑)説得力がより大きくなります。

ただ、普通のライトな評論家さんは抽象的な「オンザレールのようなステアリング」とか「走りが気持ちいい」とか「なんやねんそれ?」と突っ込みが入るのは「ご本人も試乗しても何かよくわかってない」状態なのでお茶を濁す時によく使われるフレーズ。

車の限界をコントロールできるスキルがある本物の評論家さんは、ここが違います。過去現在とレース活動をしている方はベストです。

さらに突き抜けている評論家さんは「勉強」を怠りません。より物理の法則を軸に機械を洞察分析しますから最強です。組み立てや素材から車を批評できます。

そうそうメーカーから出る資料は、みなさんが思うより高度で膨大です。しかし、人によって出る出ないはあります。メーカーも人を見ます(笑)



2 評論するって?

評論は私達にもできます。思ったこと、感じたことが評論になります。それが本質を見抜いたモノかどうかは別ですが、個人が現時点思う事は全て正解ですから。・・・しかし人間は日々成長変化したりします。

例えば「水の批評」冷たい水、ぬるい水、好き嫌い等、単純なモノは間違いなく「指摘」できますよね。しかし、水つながりで利き酒などワインのブラインドや水の源泉当てなどは、スキルがないとイミフ。水が判るのは、長年飲んで「経験」しているからです。

スキルとは経験。

経験とは場数の多さで得られるもの。

そうすると自動車の評論も「運転の場数」となるのなら、素人である私達にも大いに経験を生かせられるハズ・・・。いやいや、日常運転はもう免許を習得して数えたらとんでもない場数!年季が違う!

が・・・

じゃ、と、車の試乗しても「いい感じ」は感覚で理解していても、「具体的に何がいいか」指摘できません。ようわからん状態。

なんとなく「自分の車との違い」は感じられても表現は・・・うーん、うーん・・・


えーっと・・・「オンザレール♪?」(笑)



3 身体センサーの不思議

人間の体に備わった数々のセンサーは、現代の工業技術を凌駕しているくらい驚くべき性能です。

五感といいますが、とても高度なセンサーです。先ほどの水の違いを選別するのも五感を使いますよね。

大きさの対比や違いを目で認識でき、音で違いを判別し、においで不快や快感を探り、舌や歯の触感にて味覚を知り、触って感触を得て、口で表現する(口はあんまり関係ないや・笑)

誰もが標準装備で備えているセンサーですが、使えば使うほど敏感に高度になり、使わなければ鈍感で低度になるのが曲者です。

この世の様々な分野のプロフェッショナルの方々は、このセンサーを敏感に高度に持ってこられています。スポーツでも料理も生け花も、すべての分野のプロはこれらに当てはまります。

「センスいいよね」「あいつはセンスがある」・・・なんてよく聞くフレーズも「センス=五感」だったりします。

努力してセンス(感覚)のセンサーを向上させ身体で表現する。

たまに、努力せずにセンサーが天才な方達も現れますよね。

自動車評論家たるプロも、運転でのセンサーを鍛えているからこそ評論のベースとなっています(この原理原則を知らない評論家も多数いらっしゃいます)



4 運転の身体センサー、どうやって鍛える?


センサーは目に見えませんし、センスはジョジョのスタンドのようにも出てきません。

頑張ってセンサーを育成する訓練を継続し続けると、ある時期を境に、あとは自動的に無意識で勝手に育成をしてくれる「ゾーン」に入るのを覚えておいてください。これはセンサー育成のポイントです。

意識してやっているとある時期から無意識でも「やってくれている」ので場数を増えすだけで楽々成長していってくれます♪

その「ゾーン」に乗せるまでが・・・面倒で大変、ととるか楽しく付き合うかで違ってきます。


「五感で意識する事とイメージする事」

結局、身体センサーを育成するのは、意識してイメージする事は共通です。練習や鍛錬などでよく使われる「集中しろ」と言うアドバイスは「意識をする」という事になります。

さて、判りやすい喩で言うと「野球のセンスを上げる、練習で集中する」

・・・から、バッターとして、センスを上げる反復練習は、なんとなくイメージできるでしょ?

ただボケっと漫然に素振りする方から、癖を矯正し当てられるスイングを「意識」して「集中」する方とでは結果がまったく違うのも推測できますよね。

実際にバッピーに投球させる時に意識するセンスとして

「投手の目を見る」「軸足の向きを見る」「投げる際の肘を見る」「ひきつける腕の向きを見る」etc

いわゆる投げる球の球種と軌道を見極める「センス」を高める練習があります。しかしこれらは、なかなか表に出てこないお話でもあり、わざわざ自分の仕事の秘密をばらすプロ選手はいません。これは、レーシングドライバーにも当然当てはまり、速く走れる秘訣は、商売として命なので暈して当然です。でも、その道のプロのほとんどの方は、一般の方と「センス」が違う。できて当然の事柄は当たり前なので、それをわざわざ分析したり、解析したり思いもしませんよね。センスの天才とセンスについての話は合いません。

結局、ただボケっと運転しているだけでは、センス、五感と言うセンサーは鈍感なまま。と言う事になります。

センサーを育成する、センスや意識を集中するポイントを知らなければ訓練のしようがありません。



5 物事の理を見極める


今回の章でも「物事の本質を見極める」と言うのを訴えています。何事も常にこれを持って対峙する習慣を持ってほしいと願います。優先順位や、そのものの正体がはっきりと見えてきます。また、嫉妬や妬み嫉みのように感情的な事柄も排除できます。素直な自分にもなれて、自己成長への大きなポイントです。

さて、車の運転のセンサーを育成する意識するポイントとは・・・。

さきの「物事の・・・」を洞察、考察、などをイメージする力になるのですが、そのイメージする力をもって思考してみてください。

走る車、スポーツカーやレーシングカー等、どの部分が「速さ」なのかを探ってみましょう。

車は物理の法則から逃れられません。

よくご覧になられる車の速さの最高峰のF1カー。何が速さにリンクしてるかは一発で判りますよね?

馬力?

空力パッケージ?

ドライバーの力量?

誤魔化される要素が沢山見えてきますが、本質をもっと見極めてみると・・・路面にトランクションを掛けられるかどうか。

正解はタイヤ。もちろん、他の要素も大事ですが、ドライビングの本質を見抜いてください。手段が変わってしまいますよ。

タイヤを使って馬力を路面に適正に伝えられるか。空力を生かしてタイヤを路面に押し付けられるか。タイヤを生かしたドライビングが出来るか・・・。タイヤを中心とした、この理と本質を理解できなければステップはありません。



もっと細かく車の動きを頭の中でイメージ(意識)してみましょう。

愛車(FRのATと言う設定で)を運転して公道に出ます。

信号待ちからグッとアクセルを踏み加速しました。タイヤ4本に均一に掛かっていた荷重が、突如としてフロントタイヤからトランクションが抜けるのが感じられます。

その前にリアタイヤが駆動の力がかかり、路面との摩擦抵抗を得る為に、タイヤブロックが変形し潰れてきます。それを後押しするかのようにリアのサスペンション達がタイヤ摩擦で後ろに持っていかれ縮みはじめます。リアが下がりました。とある臨界点でタイヤが路面をとらえて前に進みだそうとします。サスペンション達も縮を伸び返します。その同時刻にリンクして、重量バランスの拮抗が崩れフロントタイヤのトランクションが抜けてしまい、フロントサスペンション達も伸び動きをしだしました。

直ぐにある速度ポイントにて、リアサスペンション達が縮戻し終わり、フロントタイヤやサスペンション達に荷重トランクションが戻ってきました・・・。タイヤを介して路面から伝わるインフォメーションを拾う。

本当はもっと細かく意識するのですが、これらの車の働きを、運転しながら「タイヤを中心」にイメージする事を意識し集中させるだけです。サーキット走行のように荷重の増減が大きく、限界走行する場合などは単純で誰もが意識しやすいですが、これを公道の日常運転で安全運転をしながら法定速度内に行う・・・すごく微小な変化を拾い上げるのは高度なセンサー育成にはもってこいです。

うーん・・・難しいかな・・・

判りやすいイメージで言うと、昨今の大雪。

翌朝は凍っている路面を歩くとき。歩くという走行行為をしながら、意識は足裏のスリップ感覚を探っていますよね?センサーを足裏に張り巡らせている・・・これを車の運転で安全運転をしながら掌、背中、お尻、足に五感を巡らせて、タイヤを通じて路面を探る。

これを無意識にできるように・・・。

もちろん、これは「狙い」「目標」という「目的」に分類するもので「手段」という「運転方法」があります。

これからおいおいと記事としてアップしていきますが、例えば

30キロ40キロ50キロ60キロ70キロ80キロと、公道で制限速度で走る時に、計器も見ないでブラインドで一発でビシッとその速度で走り続けるスキルがなければ話になりません。話にならないというのは、お題の評論家スキルのお話。運転の基本スタイルの基本中の基本になるからです。

実際に10年以上取り組んでいる筆者の体現としては・・・出来るようになるまで4年ほどかかりました。(出来るように気が付いたのは)意識してやれば普通の方なら3年以内にマスターされるでしょう。しかし、センスのいい方は1年掛からずでやってのけられるので驚くばかりです。

これは自分の運転の基本スタイルの一つになります。指針、物差し、基準・・・の運転スタイルが、【公道の日常運転で交通法規遵守や譲り合い、安全運転の精度を上げる公道練習を積めば、サーキットタイムが上がり、運転がドンドン上手くなり、車の運転がもっと好きになり、自動車評論家のスキルも手に入る】です。


車の評論をするには、基本的でとても重要な項目にもなります。自分の運転の基本スタンスを持たないのは、運転の物差しも図るモノも無い状態なので、試乗や評論は「オンザレール感覚」と言うフレーズしかでられないの至極真っ当ですね。


ただ日本人特有の「目的と手段が入れ替わる」というのをやっちまいがちです。「物事の本質を常に見極める」スタンスで対峙すれば、そんな馬鹿な事にはなりませんので注意したいです。そうそう「初心にかえれ」とは「物事の本質を見極める」と同義語ですから・・・。

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Posted at 2014/10/26 17:30:25

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