BMW専門誌のオンリーBMW誌において担当させていただいた「BMWオーナーの日常と非日常」というタイトルのコラム。
休刊とともに執筆を辞めていましたが、2014年より新たに、Webコラム「日常と非日常」として不定期にアップしていきたいと思います。
もちろん基軸は「車」ですが、BMW関連から得た経験が大きく、おもいっきり偏った内容になるとは思いますので、お付き合いのほど宜しくお願い致します。
さて
一回目のネタの前に、どうして一般人BMWオーナーが、商業誌たる雑誌(ウィズマン、afimp、他車雑誌)のコラムや企画やレポートなど執筆できるようになれたのか?興味のある方もいらっしゃるようなので、ネタ前のエピローグとしてアップしてみます。
ただ、普通に経過だけ書いても大きな意味もないので
・・・こうしましょう!雑誌等にコラムやレポートなど執筆をしたい。と、考えて計画して成すまでのアプローチする目線でおっていきますね。ちょいフィクションでお送りしますが、本質は同じです。
準備として用意しておかないといけないのは「情熱」と「時間」と「お金」。これをどれだけソコに集中できるか?につきます。お金はいったん置いておいても、情熱と時間では、何をしていてもソレだけを考える!という事になります。
あと大事なポイントは
「差別化」です。他の人とは違う何かを自分に身に着ける事です。
自分は他とは違う視点、行動力、考え方を常に持ち「物事の本質」を常に意識し無意識にできるようになるくらい情熱と時間を注ぎます。
これができれば、アイデアやヒントは、少しのきっかけで、光明が湯水のように流れてきます。
副産物として、他の業種や物事などに対しても、差別化できるアイデアや考え方ができてしまう、というところですか。
物事の真理や物事の本質を見極められる脳みそと行動力は必須です。
もう一歩言うと
それらを「簡単な言葉で一言で表現する」ようになれる事。相手に伝えるために、言葉をたくさん盛り付けるのはダメです。怖くても心配でも、たった一言で表す。
んーーー・・・わかりにくいですよね?
では
「営業で成績を残す事とは、どういう事ですか?」と部下に聞かれて上司(ここ見てる人は年配だし・(笑))たる貴方は、簡単な一言で表すには、どんな言葉をチョイスしますか?
嬉々として瞬時に考えを巡らせてパッと表現出来ますか?
フリーズして建前や自分が過去に上司に言われた事をオウム返しますか?
それともアホみたいに質問に質問してみますか?
変な答えを出したら部下に見切られますし・・・怖いですよねー。
瞬時に考えが閃かないのは、仕事の事や部下の事など常に思考していないからです。自分自身も仕事に対して人生に対して物事の本質を見極めようと努めていないだけです。
話がずれました・・・続きです
そして身に着けたいことは
「相手の得の為に一生懸命はたらく」ということです。常に相手の喜びを考えて、自分ができることに努力を惜しまない積極性が必要です。相手の喜びが自分の喜びまで昇華すれば間違いなし。
あっ、と
執筆なので、文章力が必要ですね。これは簡単で「本をたくさん読む」だけです。あ、漫画でも問題ありません。ただ、本の方が文章力の構成力が上がるのは間違いありません。ポイントは楽しむ、ってことです(笑)推理小説やミステリーなどワクワク楽しいものを読んでください。
話を戻すと、これらは「雑誌への執筆」の為にやっていたのではなく、講師の仕事としてすべてを懸けていました。単身、関西から関東に仕事のベースを張り、協力企業を作り自分がやりたかった講習会や合宿講習などの仕事を展開できるようになれたのも、上記のポイントを驚くくらい濃縮して情熱を傾けた結果でした。
で
その途中で、自身満々な自分は(笑)文章の説得力にも磨きがかかったので(笑)試したくって、当時、大好きだったバイク雑誌の読者投稿して見事一発掲載されました。絶対に掲載されると確信して出したのですから大したものです。えっへん(笑)
なので、趣味の車でのクラブ活動は上記の、ここ→「相手の得の為に一生懸命努力する」本領発揮で、ワイワイとやるだけから何かを作り上げる事に進化したのも、みんなを驚かせたい、喜ばせたいが炸裂していました。見たこともない先へ先へと・・・結果、サーキット走行やオフ会から進化してのイベント、雑誌やラジオとの交流へと流れ、それらのパワーを借りて、仲間を楽しませようと走り続けました。その流れで、雑誌の企画執筆、ラジオの24時間耐久選手兼レポーターなど、非日常な体験をさせていただきました。
盛大な自慢大会(笑)になっていますが事実です。
相手や仲間を喜ばせたい、得をあげたい、びっくり驚かせたい、など、これが一番大きな行動動機です。
さて
当時の見ていた自動車雑誌はまったく面白くないというか、どれもが一緒で企画文章に魅力がない。自身の視点で傾向と対策を見てみると・・・
売りのはずの車のレポート。
どのライターさんも、構成は同じ。前半にその車の歴史、新しくなった車の装備と特徴・・・これらは過去の記事やメーカーにもらったパンフを参考に書き写し。一番大事なインプレッションまで誰もが同じ表現・・・「レールに乗ったようなステアフィール」「なんちゃらのダイレクト感」「楽しい」etc
商業誌ですから、悪いことは書かずに「いい車」「ユー、買っちゃいな(笑)」という印象を薄っぺらく紙面にさらしていました。
なんやねん!?(笑)
具体的な指摘もなく抽象的な文面が2~3行。あとは燃費とか価格とか。
終始ポエムや小説風で逃げる方も多かったですね。
そんな中でも差別化をもった方はいました。プロレースでガンガン走って、車の挙動の限界を知り尽くしている某清水さんなどは、他の方とは書くポイントが違い、その独自の視点から見た解説は説得力が違いました。某福野さんは、物理の法則という視点から車を見て、車のパーツの組み合わせから、ドライバーはどう感じているのかを指摘するので、やはり説得力は違います。
自分が考えていたのは、プロのライターがレポートするより素人たるドライバーの意見の方が説得力は高い。という事。今では普通になっている「口コミ」ってやつです。
テクニックもあり、車の性能を引き出せるドライバーはそんなにいないですし、何台も車を、しかも新車をとっかえひっかえ試乗している日々ではない、不感症になっていない読者からすれば、特殊な環境にいるライターさんの言質には魅力は感じません。
しかし1名の素人さんだけでは意味がない。読者として同じ考えや環境に近い方の意見や感想が参考になるし興味も持たれる。でも、それをどうやって見つけるか・・・
ランク付け!1名ではなく多数でレポート。一人ひとり、技量と趣味の具合、走りかドライブか、愛でるかイヂルか・・・分類してABC群として自身に近い人をはじき出します。
もちろん、プロも交じってもらい芯を通します。素人とプロの批評・・・しかもいろんな人間が感想を語るのですから、何が飛び出すかわからない(笑)
3回ほどオンリーBMW誌で企画してレポートまとめて執筆しました。
1度目は、やはりサーキット走行。街中をフワフワ走っても変化に差がないものですから、限界での挙動と街乗りの挙動をレポート!場所は飯田塾での合間で使用した筑波1000。
お友達の、としくん、amanoさん、にお手伝いしてもらい、私と某有名プロドライバーの計4名によるレポート。Aの初心者視点として私、Bのサーキット中級者としてamanoさん、Cの上級者として、としくん。芯を通すのは某有名プロドライバー。
この時は各アフターメカーのパーツがついたデモカー(オーナーカー含む)が、たしか5~8台。全開レポート、街乗りレポートと、けかなり面白い各感想に聞き取りして文面に落としました。
アフターメーカーさんから、かなーり好評で、さっそくの第2弾は、なんと高速コースの富士スピードウェイ。引き続き、としくん、amanoさんにご協力いただき、バリバリの国際A級でGTにて活躍中の某プロドライバーさんも参加。橋本コーポレートさんも参加し、こちらがビビるくらいみなさん気合いが(ありがたいことです)
街乗りは、周遊路を法定速度で走り、本コースで全開ですから、その違いの差にみなさん、興味深い本音が連発で、聞き取り調査も「ここまでいいの!?」くらいの発言も飛び出し、レポートとして紙面にあげました。
んー
しかし好評価をいただくもの、次回はもっと突っ込んで誰もがわかる数値化の内容に・・・なんて考えていました。
個人的に最高に面白かったのが、ミンからのお友達を募集しての大試乗大会。来てくれたオーナーカーをみんなで試乗評論するという試み。
もちろん芯を通すのは、ここでも活躍の五味さん。
富士のジムカーナー広場にて、パイロンで筑波のダンロップコーナーを再現(笑)して、挙動変化と周遊路を回っての街乗りでの変化を感じてもらいました。
いろんな方の感性は本当に興味深く、しかも車の本質もみなさん、それぞれ近づいたようで楽しいひと時でしたね。
と
まぁ、こんな感じの事をやっていました・・・あれ?アプローチが・・・(--;
では、新年もボチボチ復活&コラムアップしていきますので、宜しくお願い致します。