
■車を操る楽しみ。サーキットに行かなくとも「スポーツドライブの楽しみ」「レーシングテクニック運転技術」を公道で交通法規を順守して安心安全に手に入れる本質を追いかけたいと思います■
■1.交通法規を順守して譲り合い運転で安全に移動する。
↑前回のお話は■1.のお題を行いながら「センサー」の育成を行います。センサーと言うのは「感じる力」で車の運転で発生する全ての「重力」「荷重」という「G」を無意識化で感じられるように、です。大きな入力は誰もが感じられますが低速で発生する「G」はなかなか拾えません。でした。
さて、バイク乗り上がりの方は「なんてことのない普通の事」なのですが、四輪からスタートされた方にはなかなか難しいです。安全安定した箱の中に座ると、まず五感のセンサーが鈍くなります。公道の寒さも熱さも匂いも音も感じられず、音楽もある快適な空間だから「危険」を感じるセンサーも低下します。バイクだと全身曝して五感も強制的に刺激が飛び込んできて各センサーも高いレベルで発揮されます。
五感もセンサーもなかなか発揮しずらい車空間。それで安全運転し周りを注意しながら「無意識で神経をタイヤに集中させる」事柄は、かなり高度で難しいです。しかし、意識さえしていれば・・・自分なりのやり方創意工夫で継続していれば、ある時にコツ掴めたりするので気軽に取り組んでほしいです。
超絶有名な某ドライバー氏にこれに対するヒントを一つご紹介します。
「運転している車を上から俯瞰して一枚の板として見る。そして大きな鉄球が乗っていて運転中に重力の発生する(四隅にお辞儀する板)場所に転がっていくのをイメージして。絶え間なく動いている鉄球が重力が一番強いとこだよ」
これはサーキット走行で有効。セットアップの時の基本にもなります(攻略やドライバーがメカニックに伝える時などに)ですが何かのヒントになるかもなのでアップします。
■お勧めポイント■
氷上湖ドライブに参加を強くお勧めします。
ご自分の現状のドラテクのレベルと言うかアクセルワークの弱点等ががはっきりと判るからです。
それと氷上湖走行は滑るタイヤ等でGセンサーを強化するのとアクセルワークの練習にと、トランクションをかける大きな練習になるのが「氷上湖走行」です。
一度体験すれば「無意識センサー」常に放出できる、の意味が分かるくらい衝撃ですよ。
ドラテクを向上させたい方や腕に自信がある方は是非是非トライして下さい。
関東では女神湖が有名ですね。
過去にBMWのMTとATとで練習しましたが「目から鱗」の出来事ばかりでドラテク向上の大きな飛躍となる切っ掛けを作ってもらいました。
残念ながら現在では個人受付をやっていないようなので、私はBuRaさんが好意で主催してくれている「女神湖個人走行会」に参加させてもらいました。
ネックとなるのが「スタッドレスがない」「車高が低くてラッセル車」「雪道走りたく無い」「FF車両だし」等があると思いますが解決策はあります。
レンタカーです。借りる時は「FR車両」でATでもMTでもどちらでも可。スタッドレスは冬季は履いてますし「横滑り装置」はOFFると問題ありません。
パジェロミニは止めたほうが方がいいです(笑)ほっそいタイヤでメッチャグリップして滑りません。サイドブレーキで滑る切っ掛けを作っても後輪が直ぐにグリップし円満に旋回します(笑)
■公道でのスロットルワーク
さて
そのセンサーを無意識に開放しながら■1.交通法規を順守して譲り合い運転で安全に移動する。しますが、今回はスロットルワークのトライです。
繊細なスロットルワークを身に着けたいです。運転好きならば手に入れておきたいです。タイヤにトランクションを掛けたりひいたりするに重要な操作の一つだからですが車の運転の基本です。他にも意味がたくさんありますが、とりあえず公道を走る時にやってみましょう。
■MT車両
エンジンの回転数縛りです。2000回転でシフトアップ。40キロでトップで走る。これをノッキング兆候を一切ださずに、ぎくしゃくせずにシフトアップするだけです。上手くなれば1500回転、1000回転で出来れば凄いです。(E36M3で900回転)シフトはレーシングシフトでやれれば最高ですね。※シフトアップの時に同乗者の頭を揺らさないで、まるでATのようにスムーズに。です。そして速度一発決めとキープです。
運転のセンスのある方で毎日乗っていても1年。普通の方で2年くらいかかります。
■AT車両
50キロや60キロ等と指定のある速度指定道路で「速度キープ」してください。最初はメーターをチェックしながらで構いません。最終的にメーターを見なくとも30キロ40キロ50キロ60キロ80キロ100キロを一発で決められキープできるようにトライして下さい。
運転のセンスある方で毎日乗って3~5年、普通の方は10年くらいかかります。※MT車両の方は、これらの半分の期間くらいかかります。
■AT車両MT車両とも
加速する時も速度キープする時も「同乗者※本人も」に「アクセルを開けているか、閉じているか」をバレないようにする。つまり頭や体がGを感じさせずガクガクさせずに、ウルトラスムーズに感じられるアクセルワークをしてみてください。イニシャルDのコップに水を入れてこぼさぬよう走る、感じですね(笑)
■客観的な上達を知る方法とは
サーキット走行ならばラップタイムと言う客観的な数字によってレベルアップがチェックできますが、公道走行ではラップタイムはありません(笑)
しかし、公道でも客観的な数字によって腕前が上がったのをお知らせしてくれるのが「燃費」です。
交通法規に則って安全運転に運転しながら、アクセルワークに注意する。その結果として「燃費」で客観的に上達を教えてくれますよ。なので私は、季節のいい年一でベストタイムを出すようにトライしています(こういう遊びです笑)