レクサス NX300hに試乗して、びっくりガッカリしたので、その足でマツダへ
平日、ディーラーへ行く事が可能な自由人なのに、なぜ土曜に来てしまったのか失敗した!
と思っても後の祭り。
レクサスと比べると、明らかに客層が違い、しかもお客さんでごった返していました。
金髪に、真っ黒なマスクをして、今にも何処かへ特攻しそうな夫婦の子どもが、ショールームの中を走り回って奇声を上げているので帰ろうかと思ったけど、、、、、
中国人の美人営業マンに捕まって渋々席に案内されました。
CX-8はマツダの旗艦
レクサスならRXと比較する所なのかもしれませんが、、、、、、、、、
1つ下のCX-5では小さいのでCX-8にしました。
正直、外で遠目で見ていて、最近のマツダは艶かしい程美しいと惚れ惚れしていました。
RX-7を生んだマツダ。
今まで国産では、RX-7が一番美しい車だと思っていましたが、最近の魂動デザインはまさにRX-7の美しさを現代に蘇らせた。
このCX-8
遠めでは美しいと思っていたのですが、近づくとやりすぎ感が半端無い。
ガンダムチックとは言いません。
幼く子どもっぽい感じでは無いのですが、CX-8が大きすぎて美しいプロポーションも大味な感じがするのです。
言い換えると、、、、、、身長180cmで、バスト1m、ウエスト60cm、ヒップ1mのブロンドのお姉さまが迫って来る様な、、、、、、、、
造形1つ1つの彫が深くて、深すぎて、、、、、、、、、、
眺めては
ん~~~~~~~~~
眺めては
ん~~~~~~~~~~~~~~
の繰り返しで、グラマーなのか、太っているのか、美人なのか、不細工なのか、、、、、
よく解らなくなってしまいました。
共通するデザインと言うのは、基本コンセプトがどんなに美しくても、セダン、クーペ、ステーションワゴン、SUV、コンパクトと、どんな形にもマッチする訳では無く、、、、
やはり、ある程度スケール感がマッチしないと大味になってしまう。
デミオでは寸詰まり感が強く、CX-8では大味
このデザインで一番秀逸だと思うのは、伸びやかでグラマラスなアテンザワゴンが一番だ。
車内は結構あっさりとしていて、奇を衒う事も無く、実に普通。
ただ、この普通と言う言葉程、使う人によって違いが有る言葉は無いもので、
ずっと軽自動車に乗っている人にとっての普通と、ランボやフェラーリばかりに乗っている人にとっての普通は、きっと全く別の物
僕の中の普通はイヴォークを見慣れている目が見ている普通なので、CX-8がいかに頑張っているのかが解ると思う。
NX300を見た後なので、凄くシンプルで上品な感じがしました。
この内装を見て、ちょっと前のボルボっぽい雰囲気だな~とも感じ、凄く好感が持てました。
この車格、この質感の車が310万円からならバーゲンプライスです。
この広大なラゲッジスペース。
RX450はサードシートは電動で格納しましたが、これは手動。
でも、そんなの値段を考えれば当然。
このプライスでこの広さ。
素晴らしい。
RX450のサードシートはラゲッジルームから電動で格納できるのですが、格納しきるまでボタンを離す事が出来ません。
ボタンを離すと途中で止まってしまうのですが、ほぼ20秒の間、ずっとスイッチを押し続けなければならないと言う苦痛を強いられる電動なら、このCX-8の様に、ボタン1つで一瞬でフラットになった方が利便性が高い。
早速試乗させてもらいました。
CX-8は2.2のディーゼルしか有りません。
190馬力で45.9kgf
NX300hが2.5Lのガソリンで152馬力21.0kgf
モーターアシストが143馬力27.5kgfあったとしても、、、、、、、
CX-8の方が乗った第一印象は軽い!!
踏み込むと、初速はグイ!っと加速します。
が、そこからの延びは無く、ディーゼルのガラガラした音ばかりが気になります。
ただ、市街地で、流れに乗って走る通常の使用であれば、ディーゼルのガラガラした音も、高回転での伸び悩みも感じる事は無く、グイグイ引っ張ってくれます。
ただ、、、、、、、、
力強いか?と言うとそうでも無く、何となくパワーが有ってスピードが乗っている感じ。
高回転なエンジンでは無いから、そう言うところが売りで良い所なのでしょうが、、、、、、
もう少し元気が有っても良いような気がしました。
乗り心地は、正直NX300hより断然良くて、足がよく動いているのが解ります。
凸凹と工事をした後を走ると、ヒョコヒョコとサスが動き、キャビンを左右に揺らす事も無く、
乗り心地は良いです。
試乗したグレードは、ナッパーレザーのシート、衝突防止やアクティブクルーズ、シートヒーターやハンドルヒーターが付いた一番上のグレードのLパッケージ。
4WDで420万円ですが、CX-8を購入するなら、もうこれ1択でしょう。
正直、この下のグレードのシートは、市指定ゴミ袋を貼り付けてある様な手触りの、薄いビニールを被せた様な生地で、この安っぽさは我慢できません。
どんなに良い走りをする車でも、どんなに快適装備が着いていても、乗り込んで手に触れる部分、体に触れる部分が安っぽいと、もうそれだけで気分が萎えてしまいます。
CX-8の最上級グレードのLパッケージで420万円程
NX300の一番下のグレードで470万円なのですが、なぜNX300が470万円もするのか理解が出来ない程、CX-8は良い車でした。
ただ、1つ、優れているとすれば、レクサスに乗っていると言う体外的なブランド力だけでしょうが、、、、、
CX-8は良い車でした。
450万円までの予算で、家族みんなで快適に移動できる、至れり尽くせりの良い素姓の車を購入するなら、CX-8は間違いなく買いです。
ただ、だからと言ってイヴォークから乗り換える気になったかと言われると微妙でした。
それは、機能、性能、対費用効果と言った計れる物では無い満足度の部分です。
妻は「イヴォークはなんか守られている感が有る」
と言います。
しっかりとした箱の中に居る感覚と言うか、外的要因から遠い所にコクピットが有る様な感覚、、、、、、
目に見える物、触る物全てが少しずつ非日常で、この感覚は国産には無い味の部分だと思います。
しかし、CX-8にはそれが無い。
薄い板の上に乗っている感覚。
厚みが薄く、硬さが均一なシートのせいかもしれない。
ヒョコヒョコ動くサスのせいかもしれない。
1つ1つの動き、ボタンのタッチ、ハンドル、そのどれもこれもが存在感が希薄。
車としては凄く良い、だけど薄味で乗っていて満足度が薄い、、、、、、、、、
この車格なら、輸入車なら700万円代をつけていても不思議ではない、それ位良い車なんだけど、、、、
なんか所有欲を満たしてくれない車だったのです。
かつて、ボンゴフレンディのシートが運転席を含め3列目まで完全にフラットになる凄い車だった事も
2列目、3列目のシート分割の真ん中の足が無く、床が前から後ろまで貫く超絶フラットで、シート下の空間が広く、長物等の荷物を積むのが凄く便利だった事も
マツダのアピール不足で商売下手のせいで、隠れた名車、知る人ぞ知る不遇な車にしてしまった。
現在ではデザインも良く、ブランディングも巧みで大人気だけど、、、、、、、、、、、
どうしても、触れる部分にトキメキを感じる事が出来ず、僕の触手を動かす事は出来なかった様です。
イヴォーククーペを見て、即決させた様な衝撃は、CX-8には無かった、、、、、、、、
帰り際、カタログと記念品としてモバイルバッテリーを頂きました。
そして、イヴォークの下取り査定金額を聞いたら240万円と言われた、、、、、、、、
4年で1/3になってしまう様では、イヴォークが可愛そうだ。
でも、クーペは誰にでもマッチする車じゃないから、そんな物なのかな~。
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