もう10ヶ月程前になりますが、おぎやはぎの「愛車遍歴」を見ていた時の事です。
この番組好きなんですよね~。
これを見ていると、車選びって個性が出るなと思うんですよね~。
普段は、ゲストが今まで乗ってきた車を半生を振り返りながら紹介する番組なのです。
色んな外車も登場するし、実際に所有していたゲストが本音で車の話をするのが大好きなんです。
始めて買った車が登場した時なんて、みんなが興奮して懐かしい目になるんですよ~。
もう、こっちまで始めて自分の車を手にした時のワクワクを感じてしまうんです。
ところが、その回は光浦さんが免許を取ったばかりで始めて乗る車をお勧めする内容でした。
おぎやはぎ他が選んだ4台は以下
シトロエン DS3
BMW i3
フィアットパンダ
スズキハスラー
結果、光浦さんはシトロエンのDS3を選んだのですが、、、、、
この番組を見て、ず~~~っと気になっていたんです。DS3が。
実車を見たいな~とずっと10ヶ月思っていたんです。
でも、何処を見ても走ってない、ディーラー行くにはちょっと遠い。
妻にシトロエン見に行こうって言っても全く興味を示さず、、、、、、、、、、、
ただ、妻のココアは今年5月で初の車検。
僕は車検を受けずに下取りに出し、コンパクトな輸入車に買い換えたいと思っていたので、
徐々に妻をその気にさせる為にフィアット、アルファロメオ、プジョー等のディーラー行ったり、
試乗したり、そっとパンフレットを見せたりして買換える気分になるよう画策していました。
候補は
フィアット500
ミニ
アルファロメオ ミト
シトロエン DS3
でした。
妻の意向もあってフィアット500が最終候補になりましたが、決めようと思ったこの日
フィアット500と最後にどうしてものDS3を見に行きました。
フィアット500は僕が試乗した時、ツインエアーと言う900CC2気筒のバイクの様なエンジン以外は余りにも普通でつまらなかったので妻を試乗させたのはツインエアー
妻は以前見に言った時にもカワイイーと言っていましたが、そのエンジン音と乗り心地が相当イマイチだったようです。
次にDS3を見に行きました。
もちろん、僕も始めて実車を見ました。
10ヶ月、見たいみたいと恋焦がれていたDS3
もう妻も、僕も一目惚れでした。
ネットでは画面に穴が空くほど色々見ていましたが、画面で見るのと実際に見るのとでは印象がガラッと違いました。
ネットで見ているだけでは、ビッツやマーチクラスの小さな外車と言うイメージなのですが、実際に見ると、そのクラスの車とは、と言うか日本車とは全く違う雰囲気をかもし出していました。
フランスのエスプリと良く言いますが、日本車とは全く違うたたずまいでした。
3ドアハッチバックと言えばパーソナルカー。
ドアが2つしか無いので、後部座席に人を乗せる事を前提にしている車では無いので、
あくまでもリアシートは緊急時。予備なのです。
パーソナルカーは自分の為に購入する自分の為の車
老若男女、ターゲットを絞り込まないと誰にも売れない車になってしまう。
非常に思いっきりの必要なカテゴリーが3ドアハッチバックなのです。
現在、日本で作られているドアが2つしか無いパーソナルカーは
CR-Z
ジューク
ジムニー
コペン
86(BRZ)
IQ
ロードスター
GT-R(クーペ)
フェアレディーZ
この9車種、このラインナップを見れば、男性にターゲットを絞った、個性の強い車が多いのが解ると思います。
そんな日本のパーソナルカーと比べ、このDS3は、非常にまれに見るユニセクシャルと言うか、老若男女、誰の目にも新鮮で好意的に見てもらう事が出来る車だと思うんです。
ノーズがボテッとしていてお尻が丸い
だからと言って狙って可愛さをアピールしている訳でなく、男もその気にさせるスタイル。
いくつもの曲線を複合的に織り交ぜたラインなのに、それを思わせない塊感
そんな日本車には無い雰囲気がとても目に新鮮で、始めて車を手にした時のワクワクが蘇ってきました。
ドアを開けると、日本車には無い雰囲気は更に増します。
大きく厚いドアは重く、小さな車なのにどっしりとした印象です。
ドン!!
と言う重いドアを閉めて、シーンとした車内の空気を感じた時、もう車のサイズは全く意識には無く、
キーを回し、凝った造形のスピードメーターは息を吹き返した如く大きく深呼吸をして、
ランプ類が点灯する頃には、異世界に連れ出してくれるワクワク感がこみ上げてきます。
内装はプラスティックです。
レザー張りでも木目でも無く、紛れも無くプラスティックなのですが、日本車の様に安っぽいプラスティックの印象は何処を見ても無いのです。
ピアノフィニッシュのインパネ。
厚みの有るしっかりとした適度にホールド感の有るシート
必要以上にゴテゴテしていない、シンプルなスイッチ類。
風の吹き出し口1つとっても、非常に複雑な形を組み合わせたデザイン。
外車と言えば、内装が雑なイメージだったのですが、部品の各部に隙間も殆ど無く、
デザインもあるのでしょうが、デザインの統一感からくる高級感がクラスを1つも2つも超えた質感が有ります。
エアコンのパネル1つ、オーディオのボタン1つ見てもコーディネートされていて妥協は有りません。
日本車の様に、オーディオやエアコンは色んな車で使いまわす為に色やサイズ、雰囲気が合わないと言う事は有りません。
真っ黒なパネルにオレンジに浮かび上がる文字と数字。
表示は英語を初めドイツ語、フランス語等、初めから多か国語仕様
もちろん日本語は有りませんが、こんな簡単な操作系とパネルで、驚くほどの多機能ぶり。
オートクルーズ、クルーズコンピューター、IPadやUSBメモリを繋げばハンドル下のボタンでオーディオを操作出来る。
それどころか、Bluetooth内臓で、ハンズフリーも出来る(日本仕様では殺してある様ですが)
オートライト、オートワイパー、設定スピード以上出ない様に設定できたり、オートマのパワー、スノーモード
横滑り防止装置とLSDの様なぬかるみから脱出するモード?
ABS、イモビライザーはもちろん、振動で警告を出すセキュリティーだけでなく、
ガラスを割られても開錠が一切出来なくなりドアが開かなくなるもう1段上のセキュリティーシステム。
そして、車内への侵入を感知するセンサーも有るのですが、ワンコを車内に置いておく時用に、
車内センサーだけを切るボタンなどなど
何処にそんな機能が着いているんだと思う程、シンプルなのにてんこ盛りな機能。
もうそれだけでワクワクが止まりませんでした。
アクセルを開け、スーッと走り出すと、そのワクワクが一層加速しました。
元々カブリオレを前提に作ったと言うボディーは軽いとはお世辞にも言えませんが、非常にしっかりとしており、ギャップを超える時もサスが動いていなしているのを感じます。
カブリオレが+20キロと言う事を考えても、天井が無くても十分な剛性を持たせているのが解ります。
低速では見た目のキャラクターより若干硬い印象ですが、突き上げ感は有りません。
速度を上げれば上げるほど、サスは硬さを消し、非常に乗り心地が良くなりました。
音は静かで、エンジン音が聞こえないばかりか、車外の音も殆ど気になりません。
オーディオの音は車内の静かさも手伝って、非常に小さな粒まで鮮明に聞き取れ、
6スピーカーの恩恵で、前から後ろ、右から左へと、頭の周りを音が飛んでいる様でした。
試乗を終え、もう迷う事は何も有りませんでした。
2月8日。先勝。
午前中雨と言う予報だったので、昼ギリギリに到着する様にココアを走らせ。
雨の止み間の中、納車となりました。
さよならココア。
僕は殆ど乗らなかったので、全く思い出は無いけど、妻にとっては自分が選んだ車だったので、自分の車と言う感覚が強く、別れ惜しそうでした。
こうして見ると、ココアと大きさは余り変わりませんね~
3年乗ったココアを送り出し、DS3を運転して帰って来ましたが、ウインカーとワイパーの位置が逆なので、何度も出し間違えてパニックになりましたが、これはすぐになれるとおもいます。
家に帰り駐車場にDS3を停めると、駐車場がいつもと違って見えました。
オーストラリア産の手作りのテラコッタレンガと相まって、何処と無く異国の雰囲気。。。。???
思い過ごしですかね~。
それにしても、ハイエースのキャンピングカーの横に置くと、やっぱり小さい、、、、、、
この夜、取り扱い説明書を読みながらニヤニヤしていると、外で鈍い
「ドン!!」
と言う音が、、、、、、、、、、、
外を見てみると、お隣さんが車に跳ねられて動かなくなっていました。
初の外車、初のシトロエンの納車日に、まさかの心停止したお隣さんの心臓マッサージと蘇生。
そして、納車翌日は雪!!
妻が会社に乗って行く予定でしたがスタッドレスは履いておらず、僕がハイエースで送って行く事に。
納車早々ドロドロになってしまいましたが、これからどんな景色を見せてくれるか楽しみです。
でも、妻の足なので、僕は殆ど乗れないだろうな~。
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