2009年06月13日
土曜日になると、近所の小学生が暇つぶしにやってきます。
(こっちは仕事で忙しいんだコラ!)
今日は、常連のトウマ(3年生)と新顔のレンヤ(2年生)。
トウマは馴れたもんで、
「おう、シャチョ~!」と工場の中に入ってきて、お気に入りのジャッキをガチャガチャ上げたり下げたりして遊んでる。
「お客さんのクルマと工具には絶対触んなよ!」
「わかってるって!」
新顔のレンヤは、トコトコトコとボクの近くまで歩いてきて、
「はじめまして○○レンヤです。2年生です。よろしくおねがいします。」ペコリ。
なんか棒読みの挨拶だけど、良く出来ました。
おそらくフヂエン常連のトウマ先輩に、
「おい、あそこのシャチョ~怖いからよぅ、会ったら挨拶するんだぞ」
と厳しい指導があったのでしょう。(笑)
で、ひとしきりジャッキで遊んで、ウチの備品のキックボードで遊んで、飽きてきたのか、工場の中をウロウロ。
で、好奇心旺盛なレンヤが工場の奥にひっそりとたたずむM01に気付く。
「何コレ!めっちゃかっこええやん!」
カッコいいだろ~~~。(内心)
「コレ、シャチョ~が作ったんだぜ~。」とトウマが自分の手柄のように自慢してる。
「スゴイ!これ、レーシングカー?レーシングカー作れるの?」
レンヤのテンションはどんどん上がる。
「おう、何でも作れるよ。」
(この一言が余分だった。)
「え、じゃあロボット作って!!」
え?ロボット?(汗)
「どんなロボット?」とりあえず聞いてみる。
「なんか~、アタマがギザギザで~、足と手もギザギザで~、しっぽがあるやつ!」
「それって怪獣じゃんか!ロボットじゃないよ。あえて言うならメカゴジラだな。」
「めかごじら?知らん。」
あ~~、ジェネレーションギャップですな。
「ドラえもんみたいなのじゃダメなん?便利やで。」
「ドラえもんもええけどさ~、どっちかっていうとクリリンみたいなのが良い!」
え?クリリンっすか?クリリンってドラゴンボールの?
あれってロボットじゃないだろ!(爆)
「やっぱクリリンよりピッコロのほうがいいかも」
「クリリンもピッコロもロボットじゃないよ。」
と軽く否定すると、
「あ、もしかしてシャチョ~、ロボット作れないんちゃう?そうだそうだ!」
「何ぃ!ロボットくらい作れるわい!でも今日は忙しいからダメ!」
「え~~、作ってよ~、ソコの箱にいっぱいネジあるやん、それで作ってよ~~。」
「ネジだけじゃロボットは作れん!ダメ!」
ネジがあれば何か作れると思っている思考回路がちょっとカワイイ。
「え~~、じゃあ何がいるの?」
「いっぱいいろんな部品。一号館(近所のスーパー)に売っとったら作ったるんやけどな~。」
とめんどくさくなってきて逃げる。
「アホっちゃう~、一号館にロボットの部品売ってるわけないやん~」
はいはい、もう仕事忙しいので適当に返事して聞こえないフリ。
しばらくすると、トウマとレンヤはM01を見て何かアイデアが浮かんだ様子。
「なぁ、シャチョ~、このクルマのパーツ使ってロボット作れるんちゃう?」
おいおいおい、それはフヂエンの社運を賭けたマシンだぞ!
「あかん、それは俺の宝物やで!しかもクルマからロボット作ったらまんまトランスフォーマーやんか。」
「あ~~、トランスフォーマーか~~、ええやんええやん!カッコええ!作って~~~~!」
あちゃ~、余計にテンション上げてしまった・・・。
もうこうなったら金魚のフンみたいに2人の小学生がボクの後ろを付いてくる。
「作って作って~!」って。
もうめんどくさくなってきて、
「お前ら、オレ忙しいんだからさ、邪魔するとソコにあるエアガンで撃つぞ!」
と屋根裏に置いてある電動ガンを指さして脅してみる。
「あ~~、めっちゃカッコええやん!貸して貸して!オレも撃ちたい!」
いらんこと言ってしまった・・・・。
「あかん!子供のおもちゃじゃないからダメ!」
「ええやん!ええやん!!」
「ダメ!」
と、土曜日の午後の時間は流れていくのでした・・・・・。
Posted at 2009/06/13 19:02:14 | |
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