さらばスバルよ

先日yahooのニュースをみていたらスバルの軽自動車生産終了前に人気再燃という記事がありました。

トヨタの傘下に入り、スバルの軽自動車はダイハツのOEM車にかわりつつあり、現在スバル製の軽自動車はもうこのサンバーだけとなり、それもあと数ヶ月となりました。

軽トラで唯一の直列４気筒にスーパーチャージャー、ストラット＋セミトレの４輪独立懸架サス、RRレイアウトとまるでスポーツカーのごとくこだわりのあるメカニズムを採用していました。

仕事や引越しで軽トラにも乗りましたが、静かでパワーがあって軽トラでは旧規格ながら未だサンバーが一番だと思います。

スバルのクルマはどのモデルも技術者のこだわりがユーザに明確に伝わり、それがユーザに支持されてきたのだと思います。

１９６０年代日本のモータリゼーションはスバル３６０から始まりました。スバルとして事実上初めて生産された乗用車でもあります。

軽自動車生産から撤退する今スバルの技術者はどのような思いでこの状況を見ているのでしょうか。

企業として生き残るためとはいえ、クルマ好きとしてはその原点やアイデンティティを失うことに対して非常にさびしいものがあります。

写真は最後の限定車になるスバルサンバー　WRブルーリミテッド。
軽トラなのにここまでやるかというスバルの意気込みが伝わってきます。

軽トラは所詮は農作業や仕事につかうだけの道具かもしれません。
その軽トラにもものづくりに対するスバルの思いが詰まっています。
その思いを今後のスバル車に受け継いで欲しいものです。