ワタシは靴が好きです。というと意味不明なのでもう少し明確に定義すると、用途に合った靴を選ぶのが好きです。なので、靴には少し凝る方だと思います。
なぜ靴に凝るようになったかというと、靴に関してショッキングな出来事が3つばかりあったからです。一つ目は長靴。小学生時代に首都圏から雪の多い地方に引っ越したので、冬は雪が降って積もります。雪道を歩いていると頻繁に滑って転びそうになるのですが、同級生たちはあまりそうでもない様子。靴底を見せてもらうと、ワタシの長靴とネイティブの長靴ではサマータイヤとスタッドレスタイヤのような差がありました。
二つ目はバスケットボール用シューズです。中学生になって部活としてバスケットを選んだのですが、人生の先輩でもある姉が同じ道を歩んでいたので、シューズは何が良いかと聞くと、即答で
「オニツカのファブレ。」
ということでした。貧しい一家でしたが親にせがんで無理やり買ってもらいました。50年近く前の当時で4,200円ぐらいしたかと思います。革のファブレもありましたが、それは富裕層向け(笑)です。ファブレを履いて体育館を走ると
「なんて快適にストップアンドゴーが出来るんだ」
と感動してしまったのです。
三つ目は陸上競技用のウォーミングアップシューズです。高校生になってバスケットから陸上競技に転向したのですが、当時の陸上部の同級生がいかにも軽やかに走っている姿を見て、その足元を見てみるとオニツカのジョギングシューズだったのです。物は試しとばかりに同じシューズを買って試したところ、これまた
「なんて軽やかに走れるんだ」
と感動してしまったのです。そんなこんなで、靴には少しうるさいです(笑)
去年も
普段履きのどうでもよいスニーカを衝動買いしてしまいましたが、今回はロードレース用です。しかもレース本番用で、最近流行りの厚底+カーボンプレートです。還暦を過ぎたよぼよぼのおやじが何を血迷ったのか、ロードレースに出たいと思ったのが発端です。競技から遠ざかって30年近く経っていて、当時のマラソンシューズを確認したら大事に取ってありましたが、「さすがにこれはないでしょう」という代物だったので、Brand new shoesという訳です。
踵が飛び出して巨大です(笑) メーカの能書きは以下です。
「最高のパフォーマンスを求めるランナー向け、Reebokランニング最上位モデル。アッパー素材は軽量で通気性・耐久性に優れたフレックスウィーブを採用し、解剖学に基づいたアキレス腱の形状と超薄型の踵サポート設計でスピードと快適性を実現。ミッドソールには優れたクッショニングをもたらすフロートライドエナジーフォームと前足部にカーボンファイバープレートによる推進力アップで、ランニング時の効率性を劇的にアップ。
サステナビリティ素材[REE]CYCLEDを採用。」
確かにアッパーは通気性が良さそうですが、靴底も通気性を持たせてるような雰囲気です。
お昼に1時間ほど履いてみました。ネット購入ですがReebokは実店舗でもネットでも何足か買っていてサイズ感は分かっていたのでぴったりのサイズ。履き心地は軽くてクッション性も良くて今のところ良好です。ところで、なんでReebokなのか? 厚底のカーボンといえば、①NIKE ②ASICS ③adidas の3強です。敢えて外したと言えば聞こえはいいですが、単純に安かったということと、30年のブランクのある自分にとって、その差は有っても無いものと同じだからです。要するに形が大事かと(笑) 道具から入る典型的なパターンですね。
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2024/02/14 17:02:46