もう・・・・涙が止まんないのね。・゚・(ノД`;)・゚・
まぁ、単に音楽の話なんだけど。
このCDを初めて聴いた時、
心に”来るもの”があったから。
その日、何度も何度もリピートしてそのCD聴いたんですよね。
男と女では、音楽を聴くときに重要視することが違うらしい。
男はサウンドや曲の展開のカッコよさを重要視し、女性は歌詞の内容を重んじるらしい。
何か脳の違いによって、その差があるとか・・・。
完全に自分は男脳で、昔からハードロック、メタルとかプログレが好きだったりして、プログレ専門店にもメルマガ登録してるんですよね。
※ プログレ=プログレッシブ・ロック
先日、メルマガ登録しているプログレ専門店から、メールが届いたんです。
その店の販売リストにある1枚に目が留まったのですが、何か不思議な印象。
CD名は”のぶえの海”、アーティスト名は河名のぶえ。(知らないなー)
ジャケットは白黒ならぬ白青で、海の風景といかにも70年代を感じさせる雰囲気の女性の顔写真。
内容はフォークソングとの事。
(プログレ専門店で何故フォーク?・・・という事は置いとく)
通常なら、別に気にする事無くスルーするのですが、何故か気になったんですよね。
(そこまで気になったのは・・・裏ジャケットの写真が、浴衣を着た可愛らしい女性の写真だったからという事では…多分無い)
youtubeに音源があるかな?と思ったのですが、全くない。
ネットで検索するとサンプル音源を見つける事が出来ました。
(こちら。発売元のBranco Labelのサイト。下の方を見てちょ。)
音は決して良くなかったのですが、曲がバラエティー豊かで(時代を感じさせるものもあるけど)、引き付けられるものがあったので購入。
実際、シンプルながらスケール感を感じさせる曲、当時の10代の女の子の素直な気持ちを表してたであろう曲など、とてもバラエティー豊かで凄く良かった。
(中学時代に作った曲の1曲が、NHKの”みんなの歌”に流れてもおかしくない様な内容で、曲のクオリティー、歌詞も、歌唱力(デュエットした友人含む)も中学生には思えないレベルでビックリ!)
ただ、このアルバムに詰め込まれているものは、それらの”曲”だけではないという事をCDを全て聴くことで理解出来ました。
オリジナルは1975年に発売された事(LPの時代)
このアルバムに収められている曲は河名のぶえさんが10代の時に作詞、作曲した物。
音源は宅録(多分、カセット)。
彼女自身が十代から病気に苦しめられ、その病気により二十歳で亡くなった事。
彼女が亡くなった後、彼女の仲間たちが、彼女の作品を世に残すため、レコード化を実施したこと。
(アレンジを変え、バンド演奏で録音した物含む)
このCDに収められている曲は素直にいい曲だと思う。
(もし、彼女がこのまま生きていて、曲を作り続けていたら、その後はどんな曲を書いてただろうと思えるくらいに。)
ただ、このCDに収められているのは、それらの曲だけではなく、彼女が病気で苦しめられながらも持ち続けた、自身の夢や希望、彼女の生きた証を残すため、彼女の作品のレコード化に尽力した彼女の仲間たちの想いが全て詰め込まれてる様な感じがした。
感動という言葉には2種類あると思う。
一つは全てがポジティブで、全てがハッピーと思える物。
もう一つはある種の切なさを伴うもの。
今回、このCDを聴いて涙が出た。
感動したと思う。
ただ、今回の感動は後者の物だけど。
このCDに出会えて本当に良かったと思う。
彼女の作品を世に出す事に尽力した彼女の仲間たち。
このアルバムの良さを理解し、再発し、出会わせてくれたBranco Labelに感謝。
Posted at 2014/03/17 00:54:20 | |
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音楽 | 日記