
20代前半の頃、精神的に辛い時期を過ごした事がある。
理由なんて大した事じゃなかった。
今だったら対処出来た内容だと思うが、当時の自分には対処出来なかった。
食欲もなく、眠る事も出来なかった。
当時、50キロ台中盤だった体重が40キロ台まで落ちた。
何かやっていないと気持ちがどんどん落ちてしまうので、常に何かやっていた。
仕事の後、真直ぐ家には帰らず、峠に行き、アクセルを踏みまくっていた。
何か感じていたくて、沢山の本を読み、いろいろな種類の音楽を聴いていた。
(時には雅楽の演奏会も観に行った)
そんな時、かまちの作品集に出会った。
衝撃的だった。
彼の書く詩や、絵の中に、喜びや恐れ、強くなりたいという感情が、そのまま表現されていた。
当時、自分より年下の人が書く詩や絵に、随分勇気を貰ったり、元気付けられたと思う。
その作品集に出会った当時、既にかまちはこの世の人ではなかった。
1977年8月10日に亡くなっていた。
(今日が命日なんです)
15歳の頃、元BOOWYの氷室恭介さんや松井恒松さんとバンド活動をしていたかまち。
もし、彼が生きていたら、今も人の心の訴えかける様なものを聴かせてくれたのではないか、また見せてくれたのではないかと思うんです
そう思うと、彼の若すぎる死が、とても残念でならないんです。
Posted at 2009/08/10 21:53:02 | |
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