
夏休み中、2日連続で渋谷に行きました。
行った理由の一つは、所さんの自動車ショウを見るため。
もう一つは映画を見たかったから。
ただ最近のコンピュータグラフィックを多用した映画ではなく、人間をメインに置いた映画が見たくなったんです。
渋谷にあるアップリンク、映画も上映する小さなスペース。
日にいろいろな映画を上映し、長期ではなく、短いスパンで上映する映画を変更する映画館。
ここでは、その様な作品が見れるのではないかと思い、足を運びました。
時期的な事もあると思いますが、上映されている作品の中に数本、戦争に関するドキュメンタリー映画があり、それを見ました。
戦争に関するドキュメンタリー映画ですが、あくまで体験された方の話がメインになっており、内容を煽る様な演出も、こうするべきという主張もなく、ただ淡々と進められていきます。
しかし、戦争を実際に体験した人々の言葉だからでしょうか?、じわじわと自分の心に訴えかけられる。
特に、写真にある”ふじ学徒隊”。
隊長の学徒隊を救う為の行動、最後に学徒隊に語った言葉に対し、涙が止まらなかった。
戦争、人や物質的な物を消失させる。
しかし、残された者に対しても一生消えない傷(体にも、そして心にも)を残し、どんなに時が経とうともその傷に苦しめられ、癒える事がない。
きっとこれは、戦争を体験した人だからこそ判る苦しみ。
時代は流れる。
いつか、戦争体験者の言葉も忘れ去れるかも知れない。
自分自身、平和ボケした人間だと思うが、この国を今後担っていく人々が、戦争体験者が味わったこの苦しみを、味あわ無ければいいなと思う。
(その為にも、日本政府が、毅然とした態度で外交に取り組んでほしい・・・・)
Posted at 2012/08/19 21:47:17 | |
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