
昨日のテストランでクラッチレバーを握ると「ギコッ」とも「ギュイ」ともつかない音がたまに出ていました。
ワイヤー式だとワイヤーやピボットピンの油切れだったりしますが、ストグラは油圧式。
1万km近いのでレバーを外してみました。

ハーレーのレバーはピボットピンがボルトとナットで保持されているのでは無く、下側がスナップリングで固定されています。

このスナップリングを外してピンを押し上げると抜けて、レバーを外す事が出来ます。

これは以前に買ったスナップリング用プライヤー。
ハーレーのリングの穴が小さくて工具の先が入らず、ヤスリで地味に削って細くしてあります。
レバーを外してみると、ピンの穴の周辺は真っ黒でザラザラでした。
ウェスで拭いてみたら擦れた所はピカピカでした。
ピンやレバーの穴やホルダー内側を拭いて綺麗にしました。

これは油圧クラッチのピストンを押すピンです。
丸の中の丸い部分がレバーの根元に当たり、ピストンを押しますが、ここの部分も乾燥一歩手前でした。
このピンは純正では無く、ブルーパンサー製の少し短いもの。
ノーマルのピンと交換するとレバーの遊びを大きく出来ます。
自分はこのピンを更に削って磨き、もう少し遊びを大きくしています。
スペシャルピンのカスタムでしょうか。
このピンが当たるグリスにはブレンボのパッドグリスを塗りました。
レバーのピボットピンには航空機用のグリスを新しく塗りました。
レバーの穴の周辺の擦れている部分にも薄く塗っておきました。
レバーを入れてピンを差してスナップリングを飛ばさないように注意して嵌めました。
クラッチ側は作動する回数も多いので、グリス切れも早いんでしょうね。

ついでなんで前ブレーキレバーのピボットピンも抜いてグリスアップ。
こちらはレバーのストロークも少ないのと、作動回数が少ないからか、クラッチ側よりはグリスの汚れも枯れも少なかったです。
握ってみて静かにクイッと握れるのは気持ちいいですね。
動く部分はスムーズである事は基本だなと、改めて思いました。
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メンテナンス | クルマ
Posted at
2019/02/28 20:19:11