
先日タントのタイヤ交換時に使ったKTCのラチェットレンチ。
携帯工具として車に入れてあるのですが、切り替えレバーが動かず。
隙間にマイナスドライバーを入れて捻ったら、コキッと音がして動きました。
それで左右の回転もしてタイヤ交換は出来たのですが、何だか回転が重いしスムーズじゃない。
床屋さんで髪を切って貰いながらその話をしたら、じゃばらしてみましょうって。
この床屋さんには48年通っていて、今は当時1歳だった息子さんに切って貰っています。
彼は資格のあるメカニック(実務経験あり)なので、相談もします。

床屋さんのテーブルの上でばらして、中身を出してみたら・・・
(ネジロックタップリで苦労しました)
グリスのグの字も無く、黒く固まった汚れだけ。
15年くらい前に買って、年2回使ってノーメンテの結果でしたが・・・
ギアの減りも欠けも無かったので、そのまま持ち帰りました。

脱脂剤で洗浄するのでガレージの外での作業です。
切り替えレバーの根元にあるボールを取るとスプリングがありますが、これが錆びていました。
レンチの穴に脱脂剤を拭いたら真っ茶色な溶剤が吹き返し、きったね~
ネジの山も真鍮ブラシでロック剤のカスを取り、可動部分、接触面には新しいグリスを塗って組み込みました。

プレートの内側にもグリスを塗ってからロック剤を塗ったネジを締めました。

脱脂剤で濡らしたウェスでレンチを拭いて完成。
レバーの切り替えはスムーズになったし、ギヤの音もガリガリからカチカチと静かになりました。
何より回転が軽いです。
ついでに、150mmくらいのラチェットレンチもOH。
KTCなのですが、最近動きが渋くてスナップオンばかり使っていました。
ネジが1番ドライバーで合ったので開けてみると、やはりカラカラ。
こちらも新しいグリスを入れて回転させたら、やはり静かでスムーズになりました。
お世話になっている工具も、磨くだけじゃ無くてたまにはメンテしないとダメですね。
深く反省しました。
これで10年は使えるでしょう。
Posted at 2021/12/01 14:32:00 | |
トラックバック(0) |
メンテナンス | クルマ