
そろそろ蔵王エコーラインも冬季閉鎖になるので、昨日友人と一緒に走って来ました。
もう寒いだろうと、ジャケットにはインナーを付けて冬仕様に。
ジーンズの下にはポリプロのタイツを履き、ソックスもちょっと厚めにしました。
友人のバイクはBMW・R100RS。
1983年式の2本サスRSと呼ばれるバイクです。
私も合わせてBMWにしたかったのですが、前回のツーリングでフォークブーツが破けたまま・・・
パーツは入手したのですが、まだ交換していなかったのでダイナの出番となりました。
たかだかブーツ交換で18個のボルトやナットを緩めなくちゃないんですよね。
まぁ要するに面倒だったわけで^_^;
日曜の紅葉時期の蔵王なので、混雑が予想されたので8時に出発。
まだ空いている市内の風は少し冷たくて、ジーンズとタイツを通してヒンヤリとした感触が伝わってきました。
お昼に向かって気温も上がるだろうと楽観視して山に向かったのですが・・・
信号待ちしてると、エンジンの熱が上がってきて気持ちいい・・・
グリップヒーターを装着していないダイナは指先が冷えてくる。
そんな気温でした。
走りながらクロームメッキのシリンダヘッドカバーを触り、ちょっと熱くなったレザーグローブを頬に付ける。
革が温まって塗り込んだオイルの匂いが鼻孔をくすぐってくる。
そんな事を繰り返しながら釜房ダムを過ぎて休憩。
停まっていると身体の中から体温が回復してくるのが分かる。
これが冬のツーリングと違うところ。
冬はちょっと停まったくらいじゃ身体は温まらない・・・
恒温動物で良かった(笑)
木漏れのスズラン峠を走り、遠刈田温泉街を抜けてエコーラインへなだれ込む2台でした。
高度を上げていくとそれに伴って気温は低下。
ついつい肩と首に力が入ってしまいます。
イカンイカンと意識して力を抜くんだけれど、またすぐに・・・
麓から中腹までは綺麗な紅葉でした。
今年の紅葉はあまり綺麗じゃない・・そんな話を聞くけれど、いやいやどうして中々綺麗ですよ。
月初めにはあまり見られなかった赤が随分増えました。
頂上付近になると一段と寒くなったものの、雲を抜けたので視界良好。
身体もちょっと慣れたようで、肩の力も抜けました。
前を走る水戸ナンバーのコペンもオープン走行で気持ちよさそう。
遠くに飯豊連峰も霞んで見え、まるで水墨画のよう・・・
お腹も空いて来たので、身体も内側から温めましょうと山形へ下りました。
蔵王温泉街にある「きくち」食堂。
ここの「肉そば」(770円)はお勧めです。
チャーシューのような豚肉がスライスされていて、ゴボウの香りがこれまたいい!
なんといってもアッサリ味で旨みのあるタレが良いのです。
友人も「これは美味いなぁ」と満足気でした(笑)
お腹も膨れて中から温まって、さて出発しますか~
温泉街からR13へ直接下りずに、エコーラインから下ってくる道を目指します。
タイトターンの多い下りの道ですが、柿の木が多く今の時期はオレンジ色の実がたわわになっています。
集落を抜けるとき、まだ緑の葉をもった木々にオレンジの」柿の実が映えて実に綺麗なんです。
そして日本の原風景のような景色が広がっていて、私の好きなこの時期の道です。
そのままR13へ降りて南下。
宮城の七ヶ宿を目指し、金山峠へ。
タイトでブラインドが殆どのコーナーですが、木々に囲まれてとても良い雰囲気です。
のんびりと走るも良し、まめなギアチェンジでキビキビ走るも良し・・・
この峠は高度が低い事もあり、まだ紅葉と呼ぶには早い状況でした。
まめに通えば移りゆく秋の色を楽しめそうです。
七ヶ宿の物産館でトイレ休憩。
まだ時間も余裕があったので下道で帰りましょうと不忘山の麓を通過。
ちょっと速いペースで走ったら身体がすっかり冷えました。
で、青根温泉に寄って共同浴場へ300円払ってドッポ~ン。
カ~ッ!やっぱ温泉はいいわ!とオヤジ丸出しの2人でした(笑)。
すっかり温まった身体に、高度を下げていくので気温も上昇。
程よい気温に誘われて睡魔がリアシートにやって来た・・・
ええ、戦いましたよ、睡魔と・・・
うりゃ~どりゃ~・・・
で、安全策で赤石Pで最後の休憩。
ベンチに座ってバイク談義していたら、オジサンの話を聞きたくないのか睡魔は退散しました。
混雑した市内を抜けて帰宅。
1時間ほどダイナを掃除&磨き。
220kmほど走って18km/Lの燃費でした。
今年はあと何回バイクに乗れるかな・・・
G/Sの修理もしないとなぁ。