
昨日のブロブでガス缶の事を書きました。
CB缶からOD缶へのガスの再充填です。
アダプターの説明書には屋外で注意して云々。
まぁ自己責任でやってちょうだいねって事が書いてあった訳です。
殆どは安いCB缶のガスをOD缶に再充填して使っていると思います。
(自分もそうです)
OD缶からCB缶への再充填はやってないかと思っています。
CB缶のガスは主にブタンガス。
OD缶には寒冷地用があり、プロパンガスが多く入っているものもあります。
じゃ、このプロパンガスをCB缶に入れたらどうなのよ?
缶の規格が何か違うのか?
って事で調べてみました。
部品数が多いCB缶はOD缶に比べて強度が低いんですね。
プロパンガスは内圧が高くなるそうで、CB缶には向かないようです。
無理に入れるとガス漏れ、爆発の可能性あり。
メーカーではOD缶へのガスの再充填もダメですって言ってますね。
バルブが1回のガスの量への対応みたいなんですが、まぁメーカーの責任もあるし余計なことはしないでって事でしょう。

右がOD缶110で左はイワタニプリムスが当時出していた、再充填して使えるガス缶です。(1997.1.15に買ったようです)

使い捨て缶の口金はプレスで作られていて、強度もまぁそこそこって感じです。

こちらは再充填仕様の缶の口金。
別パーツで作られています。
見るからに丈夫そうです。
本体も肉厚があってずっしりです。
110缶の重さは新品で210gありました。
ガスが110gなんで缶は100gでしょうか。
一方再充填缶は190gです。
ガスを満タンにした重さで、Max30gしか入りません。
缶の重さは160gって事ですね。
何度も再使用するのと、プロパンガスにも対応出来るように強度はかなりあるのでしょう。

そして使い捨て缶がガスの取り出し口から再充填するのに対し、再充填缶は底の裏側に専用の注入口があります。
ガスライターの注入口と同じかも。
専用のアダプターで充填しました。
法律が変わったのか、需要が無かったのか、このガス缶は廃番になってしまいました。
お湯を沸かしたりするだけなら便利なんですけどね。
注意書きにはコンロや中大型ランタンにはガスの容量と安定性が悪いので使うなってあります。

底を合わせて見ると大きさの違いが分かります。
110缶は約9cmで再充填缶は約6cmです。
平らじゃない所での使用は要注意です。
登山で使ったら結構置き場所に困るかも。
それで110、100缶が出たのかな?
110、250缶の安定性アップのアダプターもこの小さな缶には対応していません。
揺れない所で使うしかないんですね。
それで段々と使わなくなってしまったんだと思います。
OD缶に新品のCB缶からガスを充てんした場合、90g入る事が分かりました。
残りの20gは通常温度では無理かも。
口金の強度の問題、内部のバルブの問題などあり、使い捨てのOD缶への再充填は何度もやるのは控えた方が良さそうです。
ガスを再充填した缶を水中に入れてみましたが、気泡は確認出来ませんでした。
本当に少しずつの漏れは分かりませんが・・・
再充填缶は1年くらい前に満タンにしたのですが、10gほど軽くなっていました。
新品で売られているOD缶はこの辺りの漏れは全く無いでしょうけれど、繰り返しの再充填でも漏れない保証は全く無い訳で。
実際の使用では数回の脱着がある訳ですから、そのあたりも考えると3~4回の再充填で止めた方が良いのかも知れませんね。

このガス缶にはケースがありません。
2つの口金保護で23年前にも袋を作っていたようです。
多分ヤマハから貰ったのトレーナーを切って作ったんだと…
改めて袋を眺めて、マメなんだな自分はって思いました(笑)。
Posted at 2020/04/28 12:44:44 | |
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