V8ヴァンテージ

仕事の関係（撮影への車両提供）で、興味深い車を運転させてもらっています。
S63AMG（後期ビターボ）、カイエンターボ、ラピードときて、今度はV8ヴァンテージのMT。
華やかなフェラーリやランボよりも、渋いブリティッシュスポーツの方が好きな自分にとってはまたとない機会。

早朝の地下駐車場、エンジン始動時の乾いたV8サウンドは、V12気筒モデルと同様にワクワクさせるものでした。
前期の4.3Lでしたが、パワーもトルクも十分で気持ちよい吹け上がり。
ただ、走行中の音は大人しかったので、マフラーは換えたくなりそうです。

ハンドリングは妙な電子制御を感じさせない、スポーツドライビングを愉しめるタイプ。
ボディが小柄な分、運転はDB9シリーズより楽でした（特にFオーバーハングが短いのは気が楽でした）。
一方で、クラッチは重めでのミートポイントがペダルストロークに対してかなり手前だったので、首都高の渋滞でひさびさに足が攣りそうになりました。。。

自分のM3から友人のK12マーチSRに乗り換えるとペダルのペラペラ具合に驚きますが、ヴァンテージからM3に乗り換えると、まさにこれと同じ状況。
都心のデイリーユースにはかなり気合がいりそうで、その点、やっぱりM3はオールマイティでいい車です（大人が座れる後席もありますし…）。

それはさておき、アストンのボディカラー（特にOPのメタリック系）は屋外で見ると本当に綺麗です。
今回の車両はたしかチタニウムシルバーというカラーなのですが、ただの銀かと思いきや青空の下では薄く青味がかかって見えます。
昔、自分が乗っていたP10プリもシルバーでしたが、いくらWAXかけてもこんなに綺麗じゃなかったはず。
この渋さが、イギリスらしくて素敵です。