
装着搬送できる様にするための
ハードトップ(DHT)の補修修理は前回ボルトが折れたことで終わりになってしまいました。
コメントで教えていただいた方法でリカバリーを試みます。
前回はラックに立てかけたままで作業しましたが、今回はきちんと力が入る様に、車庫にクッションマットを敷いた上にDHTを置きます。
今回のために購入した工具一式。
ドリルセット : ¥1,350
センターポンチ : ¥1,380
エキストラクター : ¥ 530
インパクトドライバー: ¥3,280
ストレートがセール期間中だったおかげで割引きが入って、合計で¥6,021でした。
エキストラクターにも色々なタイプがありますが、固着して外れないのであればインパクトドライバー用がお薦めとのこと。
締めることも緩めるこもできなくなっている金具を再固定するために頑張ります。
まだネジの頭が残っている1本を再びネジザウルスでトライ。
前回は立てかけたままだったので、今回は平らにして。
前回は力任せに回しましたが、今回は慎重に。
前回は一気に回しましたが、今回は少し回したら、少し戻して。
ここまで出てきてくれましたが、少しずつなんども正逆転させるので徐々に頭が削れてきてしまいます。
今回は外れてくれるかと期待しましたが、やはり折れてしまいました。
色が違う部分が接着剤で雌ネジと止まっていた部分でしょうか?だとすると相手の厚さはあまりありません。
私が苦戦している間、家内はシーズンが終わったスキーとスノボの手入れをしていました。
私は次へ進みます。頭が取れてしまった3本のネジに下穴を空けるために、センターポンチを打ちます。
未経験なので使いやすいオートマチックタイプにしましたが、
それでも中心に打つのは意外と難しい。
ここからは電動ドリルの出番。
まずは1.5mmからネジの中央に穴を開けます。
無事に3本とも空け終わったと思いましたが、先端が欠けてしまいました。
未使用の2mmのドリルと比べると違ってしまったのが分かります。
次な2mmのドリルで穴を広げます。
2本空いて、3本目の時に嫌な音がしました。
下の写真は左から、2.5mm、2mm、1.5mm。
しかも、1.5mmの先が欠けたのとはレベルが異なります。
下の写真は作業前に撮影した写真から切り取り拡大したものです。
ケース収納時で右の1.5mmから、2mm、2.5mmと順に長くなっていますが、
折れた後にケースに収めてみると、下の写真の様になります。
長さが5mmくらい短くなっていて、「欠けた」とは次元が違います。
穴の中に折れたドリルがいるのが見えます。(老眼で肉眼では見えなかったけれど・・・)
こうなってしまうと、大きな径のドリルも文字通り歯が立たなくなり、この一本は諦めざるを得なくなりました。
結果は、
・1本は折れたドリルがいて穴空け不能。
・1本は4mmの下穴が空いた。
・1本は3mmのドリルで穴空けちゅうにネジが外れてくれた。という状態になりました。
一勝一敗です。
残りの1本を活かせれば、目的を達成することができます。
ここでインパクトドライバーの登場。
エキストラクターにはM6用が2サイズありますが、工具屋さんに「エキストラクターが折れてしまうのが一番怖く、そうなるとどうしようもなくなる」と教えられたので大きい方を使うことにしました。(ドリルが中で折れてしまっても、同じくどうしようも無くなりますね。)
ハンマーでガンガン叩きます。
遠慮がちに叩いても全く回りません。力強くなんども叩いてやっと30度くらい回りましたが、それ以降進まず。
さらに強い力で叩き続けて、やっと60度くらい回ってくれました。
ところが、そこからは回ってくれません。さらに力をまして叩き続けていると、ガクンとエキストラクターが奥に入って力が抜けました。
雌ネジ側が抜けてしまったのでしょうか、エキストラクターはグラグラと動きますが抜くことができません。
反省するなら、力任せに叩かず、ネジザウルスの様に緩めたり締め込んだりを繰り返すべきだったのかもしれません。
あるいは、エキストラクターは諦めて、大きい径でネジを切り直すかヘリサートでM6にするかの手段をとるのが正解だったのかもしれません。
しかし後の祭り。今から打てる手が思いつきません。
このDHTは廃棄処分するしかないのでしょうか?
もし何か手段がありそうならぜひお教えください。