• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ハ リ ーのブログ一覧

2016年09月25日 イイね!

'16.09.25 東京の早朝日和

私は30歳頃から出張が非常に多くなった。というよりも基本的に出張先が仕事場になった。

いろいろな土地を訪れるたびに、その街の雰囲気を楽しむために無駄に歩き回ったりしたものだ。たいてい宿泊地への到着が夜遅いこともあり、それは早朝が多かった。

そんな出張中心の生活が20年近く続いて新鮮な気持ちが失われたのか、いつの間にか朝もギリギリまで寝ているようになっている。

珍しく明るくなる前に自然と目が覚めたので早朝散歩に出かけた。久しぶりだからか、早朝だからか、ちょっと奇妙な体験をした。そんなひと月近く前のことを思い出してみよう。

この日は東京に出張、しかも銀座で仕事。
東京を特別に思ったり、わざわざ「銀座」だと強調するあたりに私の田舎者っぽさが表れているなぁ。そんな自分が恥ずかしい反面、可愛いと思ったりする。

地方在住者にとって「東京」といえば「東京タワー」

東京タワーの先端が霧に隠れて見えない

今考えると、先端が見えないのは単に霧が濃いのではなく、何か特別な世界の空気が漂っていたからなのかも・・・。

なにやら気持ち良さそうな乗り物に乗った集団に遭遇しました。

何やら気持ち良さそうな乗り物に乗った集団に遭遇

普段はそんなことはしないのだが、私は吸い寄せられるように近づいていた。

乗り物が気持ち良さそうだったからか?
それとも、この人達があまりに楽しそうにしていたからか?

その気持ち良さそうな乗り物に乗せてもらえることに。

気持ち良さそうな乗り物に乗せてもらう

その「気持ち良さそうな乗り物」は、実際にとても「気持ちよい乗り物」でした。

運転している人の表情も幸せそう。

運転している人もとても幸せそうな表情

どれも同じで色違いだと思っていたら、いくつかの異なる形をしているらしい。私にはタイヤが二つでヘルメットを被っているのは形が違うと分かるけれど・・・。

色違いかと思いきや、形が違うらしい

列になって進むのも、ビルや並木の枝葉が左右と頭上を流れていくのも気持ち良い。さらに角をすぅっと曲がるときには言葉に表せない恍惚とした気持ちになる。

角をすぅっと曲がるとき恍惚とした気持ちになる

おしゃれな都会の街によく似合う。と言うよりも、街をより素敵な空間にしている気がする。

おしゃれな都会の街によく似合う

乗り物が素敵だからか?
乗っている人達が素敵だからか?

乗り物が素敵だからか?乗っている人達が素敵だからか?

私の記憶がおぼろげなのは、ひと月近く過ぎたから?
それとも霧に誘われた不思議な別世界の体験だから?

どうやってこの素敵な場所から立ち去ったのか覚えていない。

この素敵な空間からどうやって立ち去ったのか覚えていない

「場所から立ち去った」のではなく「現実世界に戻ってきたのか?」

覚えているのは、見上げると「霧が晴れていた」ということだけ。

見上げると「霧が晴れていた」

いまでも時々「またあっちの世界に行きたい」と考える。

次に行ったら、もう帰って来れないのかも。


この日の仕事はいつもよりも気持ち良く、はかどった気がする。

あぁ、「銀座で仕事」だなんて見栄を張りましたが、

「銀座で仕事」と言ったけれど、実際は戸越銀座

実際は戸越銀座でした。


このお話は、お遊び50% 妄想30% 事実10%です。
あれ? 計算合わない!


 
Posted at 2016/10/21 21:39:25 | コメント(4) | トラックバック(0) | | 日記
2016年09月25日 イイね!

「みるなのくら」という話に今出会ったことの意味

この日(9月25日)に
「みるなのくら」という二つのお話に出会いました。
同じタイトルですが二つの別のお話です。

あ、この投稿は自分への備忘録です。
いつも以上に長く、写真もなく、なおかつ結論もない、
つぶやきのようなものなのでご了承願います。

同じタイトルですが別のお話と書きましたが、関連はあります。
いずれも1週間近く経ってから(10月1日)のブログアップなので記憶違いや忘れて勝手に穴埋めした部分などがあります。



一つ目のお話は中嶋さんという方の夢、「みるなのくら」というタイトルのお話です。

毎日夜遅くまでの仕事で疲れ、家族と過ごす時間や家族との会話がほとんどなくなってしまったお父さんがいます。
いつの間にか家族との間に溝ができ、夫婦ではお互いに不平不満が増えギクシャクするように。
まだ小さな息子さんともきちんと遊んであげられないどころか、話しかけれることを苦痛にすら感じてしまう。

これではいけないというそんな不安を感じていたある時、友達に素敵なレストランがあると紹介される。日本の昔話を聞かせてもらえるお店でとても感動する、と勧められた。

語り部さんは何百種類もの昔話を覚えていて、食事の前に2回、食事の後に1回。
むかし話しを合計3回、語ってくださるという。

次の休みが取れた日にそのお父さんは奥さんと小学校低学年の息子さんを連れて家族3人でそのレストランに行くことにした。

綺麗な滝のあるとても季節感豊かな庭に囲まれ、落ち着いて食事ができる個室スタイルのお店。
部屋に通されるとテーブルの奥側に夫婦で、向かい側に息子さんという形で席に着いた。

しばらくすると、おばあさんの語り部さんが現れました。
語り部さんは入り口に近い側に座っていた息子さんと小さな声で2〜3言会話を交わすと
ゆっくりした動作で深くお辞儀をして挨拶されてから1回目のむかし話を語ってくれた。

こうやって語り部さんからむかし話を聞くのって落ち着いた雰囲気でなかなかいいものです。

ほどなくして語り部さんは2回目をお話し始めます。
すると、なんと1回目と同じお話しです。

お父さんは「おや?」と思います。
途中で話が変わるのかな?と思いながら最後まで聞きましたが全く同じお話でした。

話し終えた語り部さんが部屋を出るのと同時に料理が運ばれてきます。
それも季節の食材を使い、素材の味を上手に生かし、季節感を出した見た目だけでなく、味も素晴らしい料理でした。
こうやって豊かな気持ちでゆっくりと家族で食事をすること自体が久しぶりです。

食事の後に語り部さんが部屋に戻ってきて3回目となる最後のむかし話を始めます。
ところが今回も全く同じお話しです。

お父さんは「なんだこの店は!」「3回も同じ話を聞かせやがって!」と思いながらも、家族の前ということもあり、ただ黙ってイライラしながら話が終わるのを待ちます。
そして「こんな店には二度と来るか!」と心に誓って店を後にしました。

それから1週間経った日曜日。
息子さんが両親に「お願いがある」と申し出ます。

「今からお話しをするので、お父さんとお母さんは一緒に最後まで聞いてほしい。」

ソファーに座って、お父さんは奥さんと一緒に息子の話を聞くことにしました。

息子が記憶を頼りに語り始めたのはあの日にレストランで聞いたむかし話でした。
始めはスムーズに話し始めたものの、途中からは何度もつまります。

つまる度にお父さんは心の中で話の次のセリフを念じながら息子の声が出るのを待ちます。
つまりながらも息子はがんばって話しを続ける。

中盤に入るとお父さん自身も思い出せないところも出てきます。
「あれ?どうだったっけ?」と思っていると息子が話を進めて「あぁ、そうだった」と思うことも。

終盤になると詰まる頻度が増え、その度に心から応援の気持ちを送りながら、ぐっと息を飲んで待ちます。自然と拳に力が入ります。

息子さんが最後まで話し終えると、お父さんは「やったー!」と全身で喜び、頑張った息子の姿に感動。
そして横を見ると奥さんも目に涙を浮かべています。

すべて話し通せた息子はこう続けました。
「あの日におばあちゃんからこう言われたの。『今から同じむかし話しを3回話すから、がんばって覚えてね。そして1週間たったらお父さんとお母さんに、このむかし話しを最初から最後まで話して聞かせてあげてちょうだい。それができたらお父さんとお母さんは元のとおりに仲良しになってくれるからね。』って」

このレストランは何百種類ものむかし話しを用意していて、訪れたお客さんの様子から最もふさわしいと思うお話を選んで語ってくれるというお店なのでした。


中嶋さんは季節感、細部への拘り、自然と人の手を入れることの調和、おもてなしのような人への心配りという日本らしさを大切にし、それを体験でき、伝えていけるようなテーマパークを作りたいという夢を持っています。
中嶋さんが考えるようなテーマパークができて、どんどん進化していったら、究極にはこのような事も起きるだろうと、まだ存在していないテーマパーク内のレストランの価値をストーリーで表して伝えてくれたのでした。

素晴らしい夢に感動してしまいました。
「夢ってうざい」って言われもしましたが、また書いてしまいました。

いい話です。
でもこの中ではむかし話しを「語った」という話だけで、むかし話しの「お話し自体」は出てきません。
「みるなのくら」というタイトルですが、そういう名前のむかし話しがあるそうです。



この日に聞いた二つ目のお話しは、むかし話しの「みるなのくら」というお話しです。
でも、正しく言うと「みるなのくら」というむかし話しのストーリーに対する解釈です。

まずは「みるなのくら」の物語りから。


ある若者が街でとても綺麗な娘さんを見かけます。
なんとか知り合いになりたいと思いながら、街を出て山の方へ向かう娘さんの後をつけていきます。

話しかける勇気もきっかけもないまま娘さんを見失ってしまう。
気づけばここがどこか、どう帰えれば良いのかわかりません。

夕闇せまる山の中で迷っていると一軒の明かりが見えました。
若者が訪ねるとその娘さんが一人で住んでいる家でした。

道に迷ったのでとお願いして泊めてもらう事にしました。
娘さんは料理やお酒など若者を丁寧にもてなしました。

娘さんのおもてなしと居心地の良さ、そして元々好意を寄せていた娘さんだったことから、若者は長い間その家で暮らしました。

ある時、娘さんが「しばらくの間どうしても家を空けなければならないので留守番をしてほしい」と。
そして「長くなるので寂しくなったら蔵の中を見てください。でも2番目の蔵だけは決して見ない事を約束してください」と若者に頼んで家を出ていきます。

この家には12の蔵があります。
しばらく経ったある日、若者は1つ目の蔵を開けて中を見ました。

1つ目の蔵の中には門松やしめ飾り、冠雪の富士山など、素敵な1月の風景が広がっていました。
若者は日本の1月の景色を何度も楽しみました。

やがて若者は次の蔵も気になります。
次は2番目の蔵。「この蔵は見ない約束だ。」と若者は3番目の蔵に向かいました。

3番目の蔵の中は満開の桜が咲く3月の景色でした。

4番目から12番目まで、いずれの蔵もそれぞれの月の美しい季節の風景で満ち溢れていました。

若者は何度も2番目の蔵が気になり開けようかと考えますが、その都度娘さんとの約束を思い出して思いとどまりました。

それなのに、ある日若者は2番目の蔵を開けてしまいました。
中には一振りの枝に梅の花が咲く2月の景色でした。
梅の枝から鳴き声がしたと思ったら、一羽のウグイスが飛び立ち、蔵から出て行ってしまいました。

ウグイスが飛び立った跡の場所になにやら小さなものがあるのが見えます。
若者は無意識にそれを取ろうと手を伸ばすと、誤って落としてしまいます。
落ちたのは卵で、割れてしまいました。

若者が振り返ると、蔵の入口にあの娘さんが立っていました。
娘さんが涙を流しながら若者に、
「約束を守ってくれたら、私はもう少しで人間になれたのに。」
と言うと、再びウグイスの姿になって飛び去ってしまいました。


これが「みるなのくら」というむかし話しです。

このお話しを紹介してくださった田中さんは、引き続きこの話しの意味について教えてくださりました。

人間になるために神様はウグイスに試練(課題)を与えていたです。
一つ目は、人をもてなすこと。
二つ目は、人を愛すること。

若者を愛して身ごもった娘さん。でも人とウグイスの間には子供は生まれません。
そのため人になる必要にせまられ、家を開ける事にした。

神様に与えられた試練
三つ目は、人を信じること。

しかし、若者は「みるなのくら」を見てしまいます。
さらに二人の子である卵を割ってしまいます。
そして娘さんは去ってしまいます。

ここで田中さんの想いを聞かせてくださります。

実は神様は4つ目の試練を課していたのです。
神様の試練、
四つ目は、人を許すこと。

中嶋さんの夢の話では、色々問題があったお父さんの行動を奥さんは許してくれた。
だからその家族は幸せになれた。

若者を好きになったウグイスは、約束を破られた事、二人の愛の結晶である卵を割られた事を許せなかった。

許されない人の失敗を許す。
それが、裏切られたり、許せない被害にあった人にとっても幸せになるために重要なこと。

許せない事をやってしまった人を許す。
それが人を幸せにする、自分が幸せになる大切な事。

それが田中さんが伝えたいことだったようです。

このタイミングで、私がこのお話しに出会えたことには、いったいどんな意味があるのでしょうか?

私も「許されない過ち」を犯したことが幾度もあります。
一方で酷い目にあったこともあり「許せない人」もいます。

私が許せないと思っている人を許すことで、私自身がもっと幸せになれるのかもしれまん。
許すと言っても100%許すとは限らず、笑顔で付き合うけれど注意するなど、いろいろな形もあるのでしょう。

むかし話しで「許す」というところまで描かれないのは、
聞き手が過ちを起こした側の目線で見ることが多いからなのかもしれません。

「許すべき」という話は決して過ちを犯した側からはできません。
被害にあった人に「許したほうが幸せになる」なんて普通は声に出して言えません。

色々なことを考えさせられるお話です。

自分が犯してしまった過ちに関しては、感謝の気持ちを忘れないこと。
(罰を受けても、引き続き人と関わらせていただいていることは感謝すべきこと。)

自分が許せないと思っている人も、許す勇気を持つこと。
(完全には許せなくても、一歩距離を置くなども含めて大人の対応をするなど、「許す」気持ちを広げることで怒りや攻撃の心が和らいでいく。)

私も気をつけていきたいと思っております。


冒頭のとおり、結論のないお話でした。


 
Posted at 2016/10/01 23:53:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | その他 | 日記

プロフィール

「30周年Mtgの駐車券が届きました。念願の限定車展示スペースに選定していただきました。Vert noiRメンバーをはじめとする皆さまのおかげです。ありがとうございます。」
何シテル?   08/22 19:41
ユーノスロードスターの限定車 VRリミテッド・コンビネーションB(通称VR-B) という黒っぽい緑色の車に乗っております。 純正にこだわり新車から大切...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2016/9 >>

    123
4 56 78910
1112131415 16 17
18 192021222324
25 2627282930 

リンク・クリップ

消耗品交換時期をまとめてみた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/06/04 11:41:36
北の国CARA 冬の北海道旅日記  三日目  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/25 17:01:34
北の国CARA 冬の北海道旅日記  二日目 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/25 17:01:01

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター 私のVR-B (マツダ ユーノスロードスター)
ユーノスロードスターの限定車 VRリミテッド・コンビネーションB(通称VR-B) という ...
マツダ ユーノスロードスター マリナーブルー (マツダ ユーノスロードスター)
20年以上たってマリナーブルーに帰って来ました。 VR−Bとの縁が見つかるまで、 当時 ...
スズキ ハスラー 家内のハスラー (スズキ ハスラー)
家内のドリームカーだったミニバスの不調&修理困難により乗り換え。 家内自身の好みと、長 ...
マツダ ユーノスロードスター 2代目VR-B (マツダ ユーノスロードスター)
新車から大切にして来た初代VR-Bが不慮の事故で修理不能となってしまったので、遺志を引き ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation