
240ZGのラック&ピニオンのブーツが切れたため、今日整備工場に入庫させました。
そうしたらその時、その瞬間に他の箇所も不具合を起こしてしまい(!)、整備工場の方々に対して何だかとても申し訳ない気持ちになってしまいました。
今年は車検だというのに、このままではクルマの維持管理(メンテナンス)だけで私の手に負えなくなる気がしてきます(苦笑)。
そういう訳で240ZGはしばらくの入庫となり、代車として「E12型ノート(NOTE)」をお借りしています。
どんなクルマかというと、平成25年登録の1.2Lでアイドリングストップ付きのエコカー減税100%、バリバリの新車です!
オモシロイですよ、ノート。
何がオモシロイかって、例の「アイドリングストップ」てヤツです。
交差点で停車すると、数秒でエンジンが止まる。
んでもって、ブレーキペダルを軽くリリースする(車体が動かない範囲でブレーキペダルへの踏み力を抜く)と、途端にエンジンが再始動する。
これにまずびっくりしました。
発進時にクルマがギクシャクするといった印象がありません。
実にオモシロイ機能と思いました。
自動車評論家ではないので「走りがどうだ」「居住性がこうだ」などは言えませんし、きっとそういうことは自動車専門誌にも書かれていると思います。
私はただただ、この「アイドリングストップ」だけに集中して、いろいろ試してみました。
「あぁ、こういうときはエンジン止まるのか?なるほど、そうすればエンジン再始動か?」なんてね(笑)。
前述したとおり交差点での停車後しばらくで、エンジンは停止します。
「クルマを動かそうという意識」でブレーキペダルを少しリリースすればエンジンは再始動して、クルマ(=エンジン)は「人間のその行為による次の行動」を察して「動く準備」をする訳です。
その後、例えば交差点での右左折などでブレーキを踏んでクルマを停車させても、エンジンは停止しません。
こんな「人間の所作」を考えて「アイドリングストップ」の機能を用意しているとしたら、そりゃあスゴイってモンです。
言うなれば、
「人間が次に行う行動・行為(アクション)を、クルマ(=センサーとコンピューター)が先読みしてエンジンを制御している」
ように思えるからです。
このようなクルマ(=エンジンの制御)を作る時に考えることは、運転のしやすさや居住性などを追求する「人間工学」だけではありません。
人間が「どのような時」に「どのような行動をとる」のかを考えた「心理学」までを踏まえて「エンジンの制御」を取り入れたように思えるのです。
そこに驚嘆しました。
こんなエンジン制御が現代ではできるのだと―。
「エコカー」として「アイドリングストップ」という機能をただ付けたのではなく、できるだけユーザーに違和感なく使いやすくするために「人間の心理面」まで考えて作られたクルマ。
よくもここまで
ユーザーのクルマの扱い方によるエンジン制御の方法について、考えられるものです。
ちなみに、妻は「エンジンがギクシャクして、発進がまどろっこしい」と言います。
たぶん、妻の運転方法は「ブレーキON」と「アクセルON」を素早くきっちり分ける、スイッチっぽい感覚で運転しているのかと推測され、そうなると交差点などで停止後の発進時に、エンジン再始動のタイミングを遅く感じ、結果「ギクシャク」する感覚を得るのかな?と思われます。
私の妻のようにこの制御を苦手とする人もいるでしょう。
単に私の運転の仕方には「合っている」だけかもしれません。
もっと深読みすると、そのうちクルマが乗り手のクセなどを見抜いてエンジン制御の管理方法を変えていくのかな?とも思ってみたりもしています。
例えそこまでの機能がなかったとしても、現行型「E12ノート」の「アイドリングストップ」については、今時点でよく考え練られたものと感じました。
昨年の
「BRZ」の試乗に続いて、また現行車に乗れてよかったです。
ノートの話の続き、後日もう少しだけさせてください(笑)。
Posted at 2013/04/03 00:49:46 | |
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