
ル・マンレースの「Garage 56枠(新技術や実験的なものを奨励するために設置された出場枠)」で、2012年に日産のMR16DDTを搭載した「デルタウィング」や、2014年のハイブリットカーとして出走した「日産・ZEOD RC」、好きなんですよ。
あからさまに他のクルマと違う「三角形(デルタ)」という変わった形がやはり好きなようで(苦笑)。
翻って今年2015年のル・マンの「NISSAN GT-R LM NISMO」。今度はトップカテゴリー、LMP1-Hでの参戦です。
回生エネルギー(これを書いてる私自身「回生エネルギー」の仕組みを理解できてないところが難点(苦笑)。クルマごとにも使われ方が違うんですもの)を利用したハイブリットカーで、エンジンは定石どおり中央に縦置き。しかしトランスミッションは前方に配置して前輪駆動。つまり「FFミッドシップ」(この時点でもう「変わった作り感」が満載です)。
補助的にもリア駆動するものと思っていたのですがやはり本当にFFのようです。
ル・マン・プロトタイプ(LMP)のレギュレーションを読んでみたのですが、900㎏弱の車体に約1,000馬力以上の出力が出る様子。
挑戦的なクルマ作りで、前のブログにも書いた
「1995年のル・マン「NISSAN NISMO GT-R LM」」のような、のちに多くのプライベーターにも使ってもらえるよう、手堅い設計に汎用性のあるクルマの作り方ではないです(これは現代のル・マン、トップカテゴリーのクルマ全体に言えることなんですけどね)。
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でも意外に外観のデザインは好きだったりして!
運転席が後方にあって、フェンダーミラーで、今どきのLMPクラスのクルマ、垂直尾翼(?)があるじゃないですか。あれも好きなんです!!
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いかんいかん、話の本題がずれてしまいます(苦笑)。
ル・マンレースでの、「1995年のGT-R」と、「2015年のGT-R」の役割。一番大きな違いは「NISSAN GT-R」という名前の広報(宣伝)だと思っています。
フラッグシップカーとしてのイメージづけというか、「スポーツカーメーカー」ではない日産が、今「GT-R」という名前を冠してレース参戦する理由が他にあまり見当たらないんですよ。
では、どうして「広報」しないといけないのか?
世界中のクルマ好き、スポーツカー好き、市販車の「GT-R」を購入したいと思う人たちへのアピールに、「ル・マン」は最適な場所の一つだからかと。
そういう技術を持っているクルマ(メーカー)と知られるなら、例え「GT-R」を購入しない人たちにへも、「このメーカーの他の車種でも、いいクルマかな?」っと思ってもらえることもあります。
そう、世界に向けての「広報」なんです。
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1980年代末―。
「スカイライン」も「GT-R」も、クルマとしての性能で「世界」を目指していたのですが、いつの間にか「購買層も世界に向けてしまった」ので、もう引き返せないのです。
直列6気筒エンジンに(だいたい)5ナンバーサイズの「スカG」は本当に戻ってこないかもしれません。
それが良くも悪くも「経済(経営)の『国際化』や『グローバル化』」ということなのでしょうね。
追伸
これで先日来からの、「スカイライン」、「GT-R」、「ル・マン」のキーワードでインターネットのニュース配信を見たことで感じたブログは一旦終えます。書き出すと話がだんだん大きくなってまとまらなくなりそうでした(苦笑)。
もし、それをまとめる文章力が備わったら、自分のウェブサイトに書きまとめてアップしてみたいと思います。
さぁ、次からは元の修理とかメンテナンスのブログに戻ろうっと(笑)!
Posted at 2015/03/29 10:34:26 | |
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