
アクセラを購入する前に試乗した車の1台がスカイラインである。クーペとセダンと1回づつ試乗した。特に,クーペのなんとも言えない艶のあるデザインと大人のスポーツの香りがする内装にはかなりくらっときた。走りも悪くない。
スカイラインはアクセラと比較するとグランツーリスモ的な色合いが強い車で、長距離や高速コーナーを快適にドライブするにはうってつけだろう。スポーティだし、限界も高い。一方、アクセラはよりシャープに出来ている。路面の状況をドライバーによりダイレクトに伝えるし、加速減速も強弱がはっきりと身体に伝わる。
本日、ドライブしながら頭痛を覚えた。こういう時のドライブは悲惨である。いつもなら楽しいはずの、コーナリングのGや路面の状況を正確に伝えるサスペンション、それに強力な過減速も嫌になってくる。
スカイラインの方が車重も重いが、車重が重いということは相対的にバネ下過重が軽いということで、直進時には優れた乗り心地を提供しながら路面をしっかりと掴むことが可能である(アクセラが路面を掴みながらも振動を車体に伝えるのとは正反対である)。長距離ドライブ性能(高速直進性など)は同じようなレベルにあると思うが、ドライバーに与える疲労感はスカイラインの方が優れているように感じる。気持ちのよいドライブを楽しみたいのか、それとも刺激的なドライブを楽しみたいのかで選択は変わってくると思う。もう少しお金を支払う余裕があるのならば、911ポルシェかメルセデスのMシリーズかで迷ってみるのも悪くはない。
写真は本日のアクセラ君。セピアバージョンです。
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Posted at
2010/07/22 14:03:38