2011年11月19日
革新的でありながら、時代の流れの中で大衆に理解されないで消えて行った名車って、色々あると思いませんか。
例えば、超感覚スカイライン。日本車のシャーシ水準がドイツ車の足元にも及ばなかった1990年前後に、突如生み出された名車。FRのメートル原器と言われた944ポルシェに匹敵するシャーシ性能を持ち、しかもポルシェにはない、必要十分な居住性まで併せ持っていました。排気バルブにナトリューム封入型を使用、ターボチャージャーの軸受けにベアリングを使用。ブレーキは対抗4ピストン。それは、数え上げたらキリがないほどの技術革新を盛り込んだ名車でした。
しかし、時代はハイソカーブーム。平凡な性能しか持ち合わせていなかったにもかかわらず、豪華な内装と室内の広さと営業力を武器にした、トヨタのマークⅡの3兄弟の前に、販売は惨敗したのです。
通称、超感覚スカイライン。「とんでもないけど、とんでもいい」のコピーで売り出されたスカイライン。日産が一番熱かった時代の名車です。
Posted at 2011/11/19 22:33:39 | |
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