その昔、ターボが出始めた頃には、ターボエンジンは効率が良く、燃費が良いというふれこみだった。
理論上はそうかもしれないが、当時のターボエンジンは冷却系に問題を抱え、タービンの焦げ付きなどの問題も多く発生した。(高速走行の後はすぐにエンジンを停めないで、しばらくアイドリングをしてエンジンを冷却してください、などと注意書きがあったものです)
ガソリン冷却などを行うことによってこの問題を解決しようとしたが、結果それは燃費の悪化を招いた。
さて、最近になってエンジン排気量を落とし、ターボを装着することで燃費を改善しながらパワーも向上させるような動きがあるようである。VWが先駆けたようであるが、メルセデスのAMGもいよいよSクラスでやってきた。
わが愛機、アクセラも同様のコンセプトで4気筒2.3リッター直噴エンジンにターボを装着することでパワーと燃費の両立を図り、さらに軽量化も図っている。この恩恵は実に大きなものがある。もし、同じ出力をNAでやろうとしたら、3.5リッターV6程度を搭載する必要があるだろう。そうなれば燃費の悪化はもちろんのこと、車重が重くなってコーナリング性能が著しく低下することになる。(唯一対抗出来る選択肢はホンダのVTECエンジンのような気がする)
ちょっとばかり、面白いことになってきたように思う。
この記事は、
独メルセデス、新型S63AMGを9月に発売について書いています。
Posted at 2010/08/02 21:45:01 | |
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