2011年08月21日
私の若い頃にはマツダ地獄と言う言葉がありました。マツダ車はマツダディーラー以外では中古車の下取り価格が低いので、一度、マツダ車に乗ったが最後、ずっとマツダ車を買い続けなければならないと言う噂です。
RX-7(初代)という若者の心をくすぐる車種はあったものの、マツダ車は安物というイメージが根強くありました。その後、ファミリア(当時、全盛の松田聖子が、マツダ車が欲しいと言って、本当にプレゼントされた、ファミリアです)の大ヒットでマツダのイメージが若干改善されたものに、私の中では、依然、マツダ車は安物車のままでした。
なんどか、マツダ車を試乗したこともあります。4WDのファミリアを試乗した時には、当時FR性能世界一と言われた日産車のハンドリングに匹敵するものを感じながら、それでもマツダ車のイメージは悪く、積極的に買おうとは思っていませんでした。
ところが、
ディーラーで初めてアクセラを見たとき(1.5リッターでしたが)、塊感のあるコンパクトな車体に何か惹かれるものを感じました。コンパクトだが、車内は必要十分な広さであり、装備は、十分なものを備えている。そして、いかにも精密なメカニズム感のオーラを発する車体に、只者ではない何かを感じました。
そして、このコンパクトな車体に強烈なエンジンを搭載しそれを2輪で駆動すれば……
それが、マツダスピード アクセラでした。
プロストのようにナチュラルに運転しても、セナのように神の領域で走らせても、そして、ミハエルのようにコーナーで力ずくでねじ伏せても。
この車はきっとドライバーの思いに応えてくれるに違いない。
車に乗せられるのではなく、車を乗りこなす。
ポルシェオーナーの方には失礼とは思いますが、こんな車、他にはポルシェしか思い当たりませんでした。
かくして、試乗一発で、マツダスピード アクセラと契約と相成りました。
Posted at 2011/08/21 23:29:01 | |
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マツダスピード | 日記
2011年08月18日
FFで270馬力、トルクに至っては3.7リッタークラス。
それ、まともに走るの?
マツダスピードアクセラのカタログを眺めて、そんな疑問を持たれた方、ここでハッキリお答えさせて頂きます。
可能です。
すでに、多くのオーナーの方が述べられているように、この車の高速安定性には驚くべきものがあります。それこそ、雨が降ろうが槍が降ろうが、高いシャシー剛性と伝統のサスペンションチューニング、優れた電子制御、そしてLSDに守られて、ワンダリングもものともせず、アクセラは矢のように直進していきます。(と言っても物理的な限界があるので、無茶はしないように)
しかし、トルクステアが強く出るのも事実です。
しかし、この辺りの事は、実際にハンドルを握らないと分からない感覚でしょうが、それは個性であり、危険と感じた事はありせん。むしろ、意図的にトルクステアを使うとアクセラをより鋭く旋回させる事ができます。
他のオーナーの方のご意見もお伺いしたいのですが、私のアクセラは、左旋回中に、強くアクセルを入れると、鼻先がさらにインに向かい、鋭く旋回していきます。勿論、合法的な速度域での話ですが、いかがでしょうか。
Posted at 2011/08/18 10:01:28 | |
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マツダスピード | 日記
2011年08月18日
まず、基本的に2.3リッター直噴ターボエンジンという、珍しい排気量のエンジンを搭載している事が
アクセラの動力性能上の個性となっています。
例えば、インプのSTIやランエボと言った、国産のハイパフォーマンスカーや、アウトバーンでライバルとなるゴルフのスポーツモデルが2リッターターボ搭載である事を考えると、低速ダッシュに優れている事がお分かり頂けると思います。
この排気量の余裕が、そのまま、アウトバーンでの高速走行や、灼熱のカリフォルニアハイウェイでの高速走行時における余裕につながっていると考えます。
アクセラと言う車は、カリカリにチューニングするのでは無く、基本設計に余裕をもたせる事で、高性能を安定して引き出す事ができるように設計されている。この辺りの、設計思想はどの方向が正しいということではなく、色々な個性があって良いのだと思いますが、間違い無くアクセラの魅力の一つです。
Posted at 2011/08/18 09:41:06 | |
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マツダスピード | 日記
2011年08月18日
一度、試したかったこと。
この車は、アイドリング発進ができるのだろうか。
いや、そもそも、車はアイドリング発進が可能なのだろうか。
今まで所有した車で、今だ成功したことのない、アイドリング発進にチャレンジしました。
そして、
余裕で成功。エアコンオンだったとはいえ、比較的軽量なボディに2.3リッターの直噴エンジンを搭載するアクセラの極低速トルクの強力さに驚いた次第です。
さて、今や殆どの車がオートマと化し、コーナー手前で減速し、クリッピングポイントを通過。そして、アクセルを踏み込むと、自動でキックダウンし、車は加速して行きます。
かつての、日本車は大半がマニュアルミッションで、かつ、低速トルクが薄いので、コーナーに飛び込む前にシフトダウンしておく必要がありました。さもなくば、カランカランとノッキング音をさせながら、コーナーを立ち上がっていくことになります。
ところが、アクセラときたら、低速トルクが強力で、しかも粘り強い特性があります。つまり、多少、ずぼらに、4速でコーナーに飛び込んでも、そのままクリッピングポイントを超えて加速していくのです。
この前、久しぶりにコーナーでヒール&トゥを決めてみました。
すると、今までになかったような強力な加速でコーナーが遠ざかっていくではないですか。
やっぱ、これがマニュアルの楽しさなんだと改めて思い知らされました。
Posted at 2011/08/18 00:40:41 | |
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マツダスピード | 日記
2011年08月18日
マツダスピード アクセラを購入して1年半が過ぎました。
この車を運転していて、他の車とすれ違って羨ましいと思うことは殆どありません。
理由は、この車の動力性能です。又、別のブログで詳しく述べたいと思いますが、アウトバーン規格の動力性能は素晴らしいの一言です。
しかし、実は、一台だけ、羨ましいと思う車があります。
今でも、アクセラとその車とどちらを買うべきだったのか、迷うことすらあるほどです。
その車は、スカイラインクーペです。
おそらく、動力性能ではアクセラと同程度、ゼロヨン加速以外は、ややアクセラが優勢といったところでしょうが、スポーツ性ではアクセラに大きく劣ると思います。理由はその大きなボディです。
アクセラの素晴らしさは、あのコンパクトなボディで高速安定性と鋭いコーナリング性能を両立させているところにあります。高速で直線を走行し、ヒール&トゥでシフトダウン。コーナーを削るように旋回して行く、そういった芸当はアクセラはお手の物なのです。
しかし、スカイラインのあの美しいボディを眺めていると、車には又、違った価値観があることにきづかされます。
美しい走り。それも重要なことではないでしょうか。
Posted at 2011/08/18 00:17:50 | |
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マツダスピード | 日記