2011年01月04日
正直に告白すれば、BMWに対して高い評価はしていない。
デザインは悪くはないが、価格を考えると相応とは思えない。(ここは主観の世界ですが、アウディやメルセデスのようなドイツらしい密度感の高いデザインの方が自分の好みです)
動力性能に関しても、Mシリーズを除けば愛機アクセラがアウトバーンで後塵を拝するモデルはほとんどないだろう。
カタログで見る内装に心動かされる事もなかった。
自分がBMWで唯一の評価しているのは633csiである。
記憶によれば1980年代初頭頃にデビューした633csiは、クーペはまさにこうあるべきと言った奇麗なフォルムをまとっていた。ブリティッシュクーペも魅力的だが、確かこのジャーマンクーペは2代目か3代目のレパードがデザインの参考にしたほど、優れたデザインをしていた。(ちょっと、記憶が曖昧ですが)
ところが、今日、街でX6を見かけた時、BMWへの評価が大きく変わった。はじめ遠くから見たときは、小型のクーペに見えた。しかし、近づいて見ると、堂々たる体躯をしている。初めてそれがX6である事に気づいた。初めて見るX6クーペは粋で奇麗なフォルムをしている。
クーペのフォルムをまとい、スポーツカーの動力性能を秘めたSUV。
新しい時代のクーパはこうあるべきだというBMWからの熱いメッセージが感じられた。
はっきり言って、お金があれば、今、一番欲しい車がX6である。
Posted at 2011/01/04 22:44:32 | |
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自動車全般 | 日記
2011年01月02日
FF車、RR車のコーナリングを考えた時、それは荷重との戦いであると言って過言ではないかと思います。
例えば、(RRの)ポルシェの場合はリアが重い為に、通常はアンダーステアが、そして限界を越えれば突如としてオーバーステアが牙を向きます。(重たいリアが暴れだした時の制御は極めて難しく)腕利きの男の車と言われる由縁で、かつての一部モデルにはその特性を是正するために、あえてフロントに重しを積んでバランスをとっていたとも聞きます。
アクセラの場合は逆にフロントヘビーです。前輪の荷重の重いFFレイアウトは高い高速安定性と鋭いコーナリング性能を発揮するものの、限界を越えると前輪が駆動と方向転回の両方の役割を担う為に、アンダーステアに見舞われます。
無謀な運転で曲がり切れないでガードレールに突き刺さるのはこのケースが多いと思います。(FFでの運転経験が浅く、断言はできませんが)
さて、FRのミッション車に乗っていた時、荷重はアクセルとハンドルでコントロール出来る事を、ドライブしながら学びました。
アクセルを踏めば荷重は後ろへ、離せば前に移る。自分はコーナーの前でヒールアンドトゥーでシフトダウンしてからも、ブレーキに軽くアクセルを乗せたままで前輪のグリップを上げておいて、スパッとハンドルを切る運転をよくしました。その方が、明らかにフロントの路面への食いつきが良いように感じたからです。
さらに、ハンドルを切るとカーブの外側のタイヤに重心が移り、最悪の場合インリフト(カーブの内側のタイヤが浮き上がる)という現象が起ります。当然、内側のタイヤのグリップが減る訳ですが、自分はフェイントを使って、カーブを曲がる前に反対にハンドルを軽く切って、それからカーブの方向に切り込む事によって出来るだけ、イン側もアウト側も両方のタイヤのグリップを引き出せるようにやってました。
この前、アクセラで同じことをやってみました。通常の速度域でのコーナリングですが、その時のアクセラのクイックなフロントの入り方に、この車、やっぱり面白いと感じました。
FFこそ、ハンドルとアクセル&ブレーキをうまく使って、荷重をコントロールする事によって、アンダーもオーバーもコントロールできるような気がします。
Posted at 2011/01/02 23:48:10 | |
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愛機アクセラ | 日記
2011年01月02日
今年の年末年始は列島が寒波に覆われてあちこち大変なようで。比較的雪の少ない関西も今年は結構雪が降ったみたいです。
年始に訪問予定だった友達からメールがありました。
降雪があり、除雪されていないから来れないよとのこと。嘘だろとメールを返すと、さらに返信されてきたメールの添付写真には、目分量で10センチ以上道路に積もった雪が。
友達は庭の雪の中にビールとグラスを埋めて楽しんでるとの事。
さて、マルダスピードアクセラにタイヤチェーンを巻けないことは周知の事実です。去年は雪に降られる事もなかったのですが、さて、今年はどうしたものか。
年始には奈良の山奥の天然温泉に遊びに行こうと思ってたのですが……
雪道走破性はこの車の数少ない欠点ですね。(オプションのナビのひどさと、バックビューモニターのひどさとを、自分は3大欠点と呼んでいます)
Posted at 2011/01/02 23:30:26 | |
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自動車全般 | 日記
2010年12月29日
所有すること、そしてドライブすることで人生が楽しくなる、それが名車の条件だと思っています。いわゆる「ワクワクさせる車」こそが名車なんだって。
単純にスピードが出るとか、燃費がいいとかだけでは、何かが足りないように思います。
もちろん、これは価値観の問題であって、違う考え方も存在するとは思いますが。
さて、そういう観点に立つと、いくつかのワクワクする車があるように思えます。ここでは、庶民が思い切り無理をして買えそうという範囲内で名車を上げてみたいと思います。
まず、スポーツカー部門ではマツダロードスター。スポーツするのに最適なサイズ。低いドライバーの視線。そして、パワーを使い切る事ができるという意味では最高に楽しい6速マニュアルミッション。同じツーシーターのZよりも性能は落ちるものの、なんら卑屈になる必要のない素晴らしい車だと思います。
次に、セダン部門ではフーガ。実はフーガには試乗すらしたことはありません。現物が目の前を通り過ぎるのを見た時に、その艶やかなフォルムに心奪われました。ライバルであるクラウンも破綻のない素晴らしいデザインではあります。しかし、あの濡れた艶やかなフォルムはそれだけで虜にしてしまうだけの魅力があります。
SUV部門では、エクストレイル。(初代のエクストレイルは前メイン所有車でありました。こいつはサスペンションの一部にアルミを使うなど、カタログに書けないところまできちっと作り込んだ良い車でした。)現行モデルのディーゼルに魅力を感じます。角張った無骨なデザインでありながら金曜日の夜、ベッドの中で、こいつと週末に何をして遊ぼうかって想像して楽しめる、そういう雰囲気のある車だと思います。雪山、海、高原、どこにでもこいつは連れて行ってくれる。嵐だろうと、大雪だろうとものともしないキャビンの安心感。
そして、クーペ部門では………これが、スカイラインしか見当たらないんんですよね。昔はシルビア、ソアラ、プレリュード、117、ピアッツアとろいろあったのですが。
クロカン部門はちょっと専門外で知識がないので分からないですね。ミニバン部門、コンパクトカー部門も同じく分からないです。
それから、敢えて現愛車のアクセラは選考対象から外しました。アクセラの魅力は他のブログでさんざん話してきて、ここで敢えて話す必要はないと思ったからです。
Posted at 2010/12/29 21:35:21 | |
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自動車全般 | 日記
2010年12月29日
ある日の午後。
交差点に侵入と同時に右折の矢印が消えた。
交差点を曲がり終えた時に、突然、進路前方に紺色の帽子をかぶって、首からホイッスルを下げた中年女性が立ちはだかった。
ドライバーは路肩に車を止めた。
「見てましたよ。信号無視ですね」
中年女が言った。
ドライバーは黙って、運転免許証を差し出す。
女が切符を切りながら、
「交差点の手前見てください。警官がいてるでしょ。彼らが、信号が変わってから、停止線をあなたがオーバーして交差点に侵入したことを確認してますからね」
しばらくして、紺色の制服を着た年配の男がやってきた。
切符に捺印する前に、ドライバーが年配の男に言った。
「本当にちゃんと見てましたか?」
「当然見てますよ」
「では、私の車の後方の状況は見てましたか」
「それは見てません」
その言葉を聞いて、ドライバーがむっとした表情で車を降りた。
「見てないとはどういうことですか。私の後方には別の車がピタッと貼り付いていました。バックミラーで確認して、停止線で停止すればオカマを掘られると判断して止むなくクリアーだった交差点に侵入したのですよ。そんなことも確認しないで切符を切ったのですか」
「それはあなたに関係のないことでしょ。仮にそれでぶつかったとしたら、それはその車の責任で、我々はその車の運転手を処罰するなどしますから」
「では、みすみす追突されると分かっていても止まれということですか」
そこで、その年配の男は去り、別の若い男がやって来て話を引き継いだ。
「言われることも分かりますが、我々としてはどんな場合であっても、停止線で止まれというしか無いです」
「それで、事故が発生するとしても」
「その通りです」
「わかりました。そうであるなら、自分の命を守れるのは自分だけです。後ろの車にはひょっとしたら、赤ん坊が乗ってる可能性もある。私はもし、再び今日と同じ状況に直面し、交差点への侵入の方が安全だと判断したら、私と後方の車にのっている人間の命を守る為に、しかるべく判断をしますよ」
男は無言だった。
みなさん。スピードの出し過ぎには注意し、安全運転を心がけましょう。
ハンドルを握れば、無謀運転が車を凶器に変えることをくれぐれもお忘れなく。
Posted at 2010/12/29 21:06:13 | |
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