
シーズン15日目
アースホッパー10回目/14回
先週の千歳に続き、107か所目となる初訪問のスキー場
10年ぐらい前から、いっぺん行こうと思ってはいたところ。
アースホッパー参加スキー場なので、ついに半強制的に訪問が実現。
正式名称がよくわかりませんが、フルに表現するとタイトルの通りだと思います。
2月に入ってから、ばんけいとか千歳とかココとか。平場のスキー場ばかり。
ハイシーズンの今、もうちょっと雪の良いところに行きたいのですが、そんなこと言ってたら、こういう早く雪がなくなるところは機会を逃します。
芽室町は帯広の隣町。下道で行きますが、日勝峠越えで片道3時間以上。

日勝峠といえば、道内の幹線国道としてはかなり厳しいほう。
本州の峠道に比べればカーブも勾配もずいぶん緩いとは思いますが。
峠の頂上付近

標高300mのスキー場に行くために、1000mの峠を越えて行くという・・・
十勝平野に下りると

日差しがあり、路面に雪はありません。
平野の中にポコッとある小山

スキー場が見えてきました。
しんどくて早起きできず、7時に出て10時過ぎに到着。

あまり覚えてませんが、6~7年前のグリーンシーズンに、いちど仕事で泊まったことある国民宿舎 新嵐山荘。

レストランやレンタルがあり、スキー場のベース施設にもなっています。
アースホッパーでリフト券を発行してもらうため、中に入ると

リゾートスキー場のようなエントランス&チケット売場
ただのローカルではないゾ (; ・`д・´)!

「松下リンゴ園のベーコンアップルパイ」というのが気になります。

食料生産基地の十勝らしく、食にも力が入っています。
なので、この日はクルマ飯ではなく、レストランで食べようと思って来ました。
とりあえず食はお昼のお楽しみとして、スキー履いてゲレンデへ。

「スキー場全景」と思って撮りましたが、もっと右のほうに2つのゲレンデがあったり、左の裏に林間コースがあるなど、思ったよりワイドなスキー場。
コースマップ

よく見ると、ベースにはドッグランやらグランピングサイトやら焚火テラスやら。

どこのスキー場にもあるソリコース
でも、その奥には

ファットバイクが走っている!
最近は、夏場にマウンテンバイクのダウンヒルコースを用意してるスキー場はありますが、

冬でも自転車で走れるスキー場は珍しいのでは?

ドッグラン
元気に走るワンちゃんをプロカメラマンが撮ってくれるイベントもあるらしい。

グランピング?
モデル的に、無料で宿泊できる期間があったようですが、ひとり泊不可とのこと。
「メムロでテント泊しない?」なんて誘える人いないしなぁ。
本格稼働で有料になると3万円/泊ぐらいするらしいです。
その価値観は自分には無いなぁ・・・
肝心のゲレンデでは

メインのコースの端ではポールが張られてアルペンの練習。
午後からはショートポールに差し替えられて

ジュニアの検定や、タイムレースが行われてました。
ゴール地点には見る専門の親御さんが大勢
シングルリフトの脇には

バンクドスラロームのコース?
誰も滑ってませんでしたが。
極端な急斜面はありませんが

コブも少々あります。
テクニカル検定をやってるスキー場でもあります(今期はこの翌日だったはず)。
なので、基礎系の人がいたりも。

当然、ジュニアレッスンもあちこちで。
写真ありませんが、テレマークのレッスン風景もみられました。
家族連れはもちろん、中高生の初中級ボーダーさん達も多数。
場所柄、帯広圏の市民スキー場的な存在だと思いますが、
なかなか幅広い客層とコースバリエーション。
そこそこな人出ですが、リフト待ちは殆どなし。
コース上で他人と絡むシーンもなく、適度な賑わい。
リフトは

メインとなるデュアルのペアリフトと

下から見て右のほうにデュアルのシングルリフト(片方は搬器を取り付けておらず、運休)。
この日はプラス気温。
雪は緩み気味で、斜面の向きによっては一部、シャバ雪のところも。
リフトに乗っていても全然寒くなく、襟元は終始開け気味で、春スキーの様相
ペアリフトのほうが高いところ(山頂付近)まで行けて、感覚的に600~700mの滑走距離。
ボトムとの標高差は150mぐらいのようですが、眺めはなかなか良い。

この日は視通が10~15kmぐらいとイマイチですが、だだっ広い平野に直線的な号線道路や防風林がクロスする十勝特有の眺め。

十勝平野に向かってドロップするような感じ
短すぎない長さと、ボトムまで失速しない斜面構成なので、まぁまぁ楽しめます。
北長沼スキー場や萩の山スキー場を、縦に1.8倍、横に2倍ぐらいにした感じでしょうか。

展望台があるので、昼から登ってみました。

ゲレンデには、ところどころ雪が茶色いところがあります。
混雑防止のためか、フードコートは11:30以前と14:00以降は安くなります。
なので、14:00まで滑ってお昼に。

行く前から何となく決めていた、めむろごぼうラーメン
900円がランチタイム外しで750円になりました。
しょうゆを頼んだつもりが味噌(;'∀') まぁどっちでもいいです。
ゲレ食としては美味しいですが、リピートしたくなるような美味しいラーメン屋さん比べると、もうひと頑張り!というところでしょうか。

アンケート用紙。
「客の声を拾って、何とかしなければ!」
という意気込みは伝わります。
なのでマジメに回答しておきました。

午後も3時を過ぎると、ペアリフトは片方だけになり

客も減って、ちょっと寂しくなってきます。
3時半を過ぎると、陰って見づらくなるとともに緩んでいた雪面が固くなってきて、やめ時を考えながら滑るような状態に。
アースホッパーの1日券はナイターまで滑れるようですが、

ナイター照明が灯りだした16:30過ぎに終了しました。
最後に

かなりピーナツバター風味なメムピーソフト(芽室のピーナツ)をぺろぺろしてから

また3時間以上かけて帰りました。
このルート(国道274号線)ただ時間がかかるだけでありません。
清水~川端(由仁)間の約120kmはアップダウンやカーブが続き、標高1000mの日勝峠を含む5ピークを2時間ぐらいかけて越えて行く長い長いワインディングロード。
登坂車線の無い登りで大型車に引っかかると時間がかかるし、暗くなってから走ると三半規管が堪えます。
そんなキツいロングドライブですが、プロペラ機のように鷹揚と走るデリカが益々大好きになっちゃいます。
「このままじゃいけない」という、ローカルの生き残りをかけた様々な取り組み。
設置や運営に行政が関わっているスキー場で、ここまで攻めてるところも、他にない気がします。
とにかくいろいろやってみよう! といった段階なのかもしれませんが、狙いは地元?本州客?インバウンド? まだターゲットが定まっていない?
雪の量や質、コースの長さではリゾートスキー場に勝てないから、グランピングとかファットバイクとかになるんでしょうけど、それらは他のスキー場でもできるし真似されちゃうかもしれません。
十勝だから「食」は良い目の付け所だと思います。芽室農協とタッグを組んで、「滑らないひとでも食べ目的で行きたい」ぐらいまで突き詰めてもいいのかも?
あとは、青い空、だだっ広い十勝平野の風景、晴天率(雪は少なめ)、その辺がキーワードでしょうか。


36本
25.75km(SkiTracksとyukiyamaの平均値)
0コケ

新しいホルダーの入手はかなり久しぶり
■タイプ:ファミリー・トレーニング・レジャー
■斜面のバリエーション:★★★★☆
■景色の良さ:★★★★★
■コースの長さ:★★★☆☆
■ファミリー適用性:★★★★★
■コストパフォマンス:★★★★☆
※あくまで個人的感想です。
スキー場に求めるものやレベル、訪問時のコンディションによって変わると思います。
札幌から往復6時間はなかなかキツいものがありますが、「滑り」だけじゃなくて「食」との組み合わせで楽しめるスキー場でしょうね。
どうしても「松下リンゴ園のベーコンアップルパイ」が気になります。だとすれば日曜日しかない。
残り1カ月強、アースホッパー2回目の再訪があるのか無いのか・・・