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2010年12月10日

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』 私たちは「お金」というものと絶えず向き合う機会が頻繁にある社会に生きている。
ゆえに、お金というのは、単にサービス・モノへの対価として支払われる交換手段・媒体といった総括的で無機的なものではなく、もっともっと奥深いものがあるはずだと私は思いめぐらせていた。
まず、お金と幸せは相関するのだろうかということをずっと考えていた。
結論から言えば、お金は幸せになるためのかなり重要な条件ではあるが、必要条件ではないだろう。ただ、幸せな状態にあると感じている人にはお金がどんどん流入しているような気がしていて、これはなぜだろうと考えていた。
昨日、書店で思案した上で購入した書籍が、かなり明確に私に答えを与えてくれるように感じた。

『稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?』(サンマーク出版・亀田潤一郎著)

帯やリンク先の書籍紹介では、「稼ぐ」点に力点が置かれている。それは無論大切なことだし、書籍名になるほどであるからメインとなる点である。
稼ぐ人たちが長い財布を使用する理由も、実に平易に理解しやすく書かれている。なるほどと膝を打つこと請け合いである。
消費・投資・浪費の違いなども、日頃から意識しておくとよいだろうと素直に思えるほど説得力に富んでいる。

ただ、より知りうるべきは、お金と人間の生き方とは比例関係にあるということだろう。この点を理解すると、本書の魅力がより明瞭に理解されるはずだ。
そして、稼ぐ人(お金が入ってくる人)は稼ぐに相応しい生き方をしているゆえ、稼いでいる(お金を得る)という関係性に気づく。
それ相応の生き方とは、お金に対しても、全身全力をあげて対応するというマメさでもあり、それは生き方そのものの投影であろう。正しく、お金とは単なる物質ではなく、ある種生き物のようであり、お金を所有する人間の生き方を写す指標なのだということが実によくわかる。

著者は学生時代に金銭面で非常に苦渋し、その経験が糧となり、本書に記されるような稼ぐ人についての考察の数々に繋がるのだが、結論部の「お金から自由になる」という逆説的な見解に私は魂が身震いするくらいに感動を覚えた。
著者はお金を稼ぐ人の共通的な特徴を見出すことに興味を抱き、書名にあるとおり、長財布を使う人がお金を稼ぐという見解をぐっと押し出した(編集側の意向もあるだろう)。
しかし、お金とは畢竟、幸せのために必要とするもので、お金そのものが目的なのではない。著者はその点を人生経験から踏まえた上で、お金に関する鋭い分析をし、本書を上梓したのだ。著者の姿勢に共感する。賛辞を送りたい。









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Posted at 2010/12/10 00:01:44

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この記事へのコメント

2010年12月10日 5:52
長財布を使っていません!
稼いでいないから!?

お金に不自由しています!
だから「お金から自由になる」ことができないのか!?
コメントへの返答
2010年12月10日 20:23
ツゥさん、コメントありがとうございます。
喫茶店で寛いでいるので長話をしましょう(笑)

私は二つ折財布を使用していて、紹介した書籍を読んだあとも、長財布を買う予定は今のところありません。
長財布を持っているから、稼ぐ人になる訳ではないと思うんです。
より重要なことは、お金に対する自身の考え方や接し方にあると思います。

著者は、長財布を使う人に見られるお金に対する意識や振る舞いを観察し続けるうちに、稼ぐ(お金を得る)ということに繋がる一定の共通項を、税理士業務を通じて発見したと述べているだけなので、長財布を持つことが金銭的豊かさにすぐに繋がるとは述べていないんですね。
長財布さえ持てば稼げるのであれば、長財布さえ購入すれば、みんなリッチになるという、ある意味でハッピーな結論になります(笑)

ツゥさんは、「お金に不自由している」とおっしゃいました。これは一つのお金に対する重要な価値観ですね。億万長者であろうとツゥさんと同じ考えを持つ方がいるようです。他方で傍目からみると貧しそうでも、お金に不自由を感じていない人たちもいるでしょう。
これらは、人間が自分なりの尺度で以て、お金に対して様々な認識をしているかを物語る好例かと思われます。
だから、お金というのは人間の哲学をよく示すものなのだなとも思います。よって、お金に対する見解で、その人が人生全体に抱いている価値観や信念も推測できるでしょう。
それくらいにお金は人間の考え方が如実に現れるものなのだと思います。

金銭の多寡はあまり問題ではないと思います。
お金に対する意識の持ち方が大切かと思います。なぜなら、それは既述したように人間の価値観や信念がそっくり現れるからです。
逆にいえば、お金に対する接し方を変えることで、人生全体を覆う考え方を変えることもあるでしょう。
お金はこうしたことを考える、実に身近なツールであるとも言えましょう。

「お金から自由になる」とは、上に縷々述べた人間の考え方との関係を踏まえた上での著者の結論でしょう。お金のやりくりに頭を悩まさないようにするとか、そういうものではないのです。

以上述べたことが、真ならば、お金に関する考えを改めれば、自然にお金は入ることになります。しかし、お金に執着ばかりしては、それは手段と目的を履き違えていることになります。お金は目的ではなく、手段だからです。
著者はそうした意味で「お金からの自由」を結論に持ってきたわけで、私も賛成します。

値段もお手頃ですし、お気が向かれたら実際にお読みになられるといいかなと思いますよ!
2010年12月11日 13:08
初めまして。興味をそそられる書評です。タイトルだけでは読もうとは思えない本でしたが.....

会社で同僚から「もっと給与をくれればもっと仕事するのに」という話を聞くことが2-3回ありました。私は、多分給与を上げられても出来る仕事量は増えないと思っていますし、給与が下がったから手を抜くということでもありません。現状の自分で居られることを保てないとなると短期間なら無理が利きますが長期は現実的に無理かと思っています。もちろん仕事量は拘束時間の長さだけではなくて、どれだけ頭を使うか、とかいう意味も含みます。

ちなみにどちらかというと車以外では日本では質素な生活に位置すると思いますが、欲しいものを買わずに我慢していることはありません。物質的な不満はないのですが、精神的には不満があるというか、このままじゃマズいなあ、というのは、あります。
コメントへの返答
2010年12月12日 11:12
初めまして。書評をお読みいただき、且つコメントをくださり、ありがとうございます。大変な励みになります。

以下、私見です。
まず、JI1Vさんの同僚の方のお話についてですが、現状に不満があり(給与が少ないと考えている)、ゆえに仕事を十分にできない(本当はもっとできるのに)と考えていらっしゃるようです。
給料上昇が弾みになって、仕事を存分にすることができるかもしれません。その可能性はあります。
ただ、おそらく昇給しても常に不満を抱かれるのではないかとも思えます。
「給与増加=仕事量増加=幸福」という等式を同僚の方は考えておられると思いますが、現状に不満を抱いた思考のままでは、昇給してもまた似たような感情に陥るのではと思います。この場合、先に仕事に関する意識を変えたほうが良いように思えます。仕事に対する考えをどのように持つかは自由なのですが、同僚の方は現状不満をベースに職場環境について考えているので、その点を変えていかないと、いつまでも変わらないような気がいたします。

JI1Vさんの場合、給与の増減に関わらず仕事量(物理的に現われる拘束時間等以外の面も含め)はそんなに変わらないだろうという考えをお持ちのように見受けられました。
つまり、給与の変動が原因で、仕事に変化があるとは考えておられないということですよね。
ただ、仕事の量が長期的に及ぶとまずいなと考えられているということは、同僚の方が金銭を軸に職場環境を考えているのとは異なり、時間を職場環境についての重要な軸として考えていらっしゃるのかなとも思いました。
ゆえに、仕事時間(量も含めます)が変動すると、非常に不安になるのではと思われます。
それが、おそらく精神的な不満とおっしゃっていたご自身の認識にもつながってくるのではと私は思いました。

同僚の方の例とJI1Vさんの例を拝読する限り、前者が「物質的不満」を基調としており、後者が「精神的な不満というか不安」を基調としているような気がします。
どちらの場合も共通しているのは、
意識の中で不満や不安があるということですが、このままではマズイなと考えていらっしゃるJI1Vさんの姿勢は、仕事と対峙する上では大きなプラスのばねになりそうだなという気がいたしました。
ただ、それをどう解決していくのかは無論、JI1Vさんが決められることですし、私が上に述べたこともいただいたコメントから類推した上での私見に過ぎません。

いただいたコメントに私も大変考えさせられることがありました。本当にありがとうございます。
私は給与でも時間でもなく、まず自分との調和を軸に仕事と対峙するようにしています。抽象的な表現ですが、初めに自分ありきでいることで、給与や時間についても冷静に把握できるような気がしています。
2010年12月23日 13:53
私も読みました。

財布の法則は、私にも当てはまっていますね。

偶然?必然?

今度は10万円の財布を買ってみます。
コメントへの返答
2010年12月24日 0:29
自然科学的に証明したり、大掛かりな統計は取れないでしょうが、何らかの法則性はあると思います。

長財布を持つことそのものより、札束をきれいに保つといったお金との付き合い方により、お金の引き寄せ具合は異なるように、私は思っています。
筆者も類似したことを本文中で述べているはずです。

私個人はといえば、非常にお金の流れがいいです。お金の使い方に関しては支払いのときに丁寧に扱っている自分に気がつきました。
お金は目的ではないにせよ、お金を使うことでできることは沢山あります。より、多様な楽しみを味わうためにも、お金をどんどん受け入れていきたいと私は決めています。

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