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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2011年01月10日 イイね!

かつての基幹路線 信越本線だった線路

かつての基幹路線  信越本線だった線路北国街道を散策中。
並行してかつての信越本線だった路線がある。
いまは第三セクター化されているけれども、列車の往来は頻繁。

まだこの辺りが信越本線だった頃、在来線特急「あさま」に乗り、東京を出た友人と私は、碓井峠手前の上州横川駅で有名な峠の釜飯を買い求め、旅情・食欲を充たしていた。
談笑しているうちに電気機関車の牽引により、峠の勾配を越えて、いつのまにやら信州の軽井沢に到着していたことを覚えている。
小諸駅で「あさま」から降りたのだが、降りた途端に突き刺さるような冷気を感じたものだった。つまり寒かった。
あれから15年以上経つ。

いよいよ海野宿に着いた。今でこそ当時の宿場の面影を残しているゆえに(江戸期の建物もある)、観光地としての賑わいがあるが、それはここ十年ほどのことであろう。
人知れないひっそりとした界隈で、この点は会津の大内宿と似たような沿革を辿っている。

しかし、今日は閑散そのものである。
そして、静寂さゆえか、いよいよ耳が痛くなるような寒気が強くなってきた気がする。
Posted at 2011/01/10 16:55:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域
2010年12月22日 イイね!

冬になると現れる不思議な山

冬になると現れる不思議な山冬になり空気がきれいになると、レールの真っ正面に現れる山がある。因みに、富士山ではない。

昨冬は、地図上の線路を起点に山岳方面に向かって直線を引っ張ってみたり、実際に山の近くに向かってみたりしたけれど、未だ山の名は判明されていない。

それにしても雄大な山だ。独立した山系のような気もするけれど、実際のところはどうなんだろう。

レールの伸びた正面に悠然と構える山の頂に登頂したら、やはり東京の街区が真っ正面に一望できるのかしら。
近いうちに頂に立って都心を俯瞰している自分が想像される。

ということを考えながら、自宅と反対側の方面に向かって歩いている。
脚力はいよいよ盛ん。師走の夕刻の空気はいよいよ澄んでおり、正月には筑波山や赤城山系も見えるであろう。
楽しみな季節だ。
Posted at 2010/12/22 16:48:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域
2010年12月21日 イイね!

M・T氏との逍遥 ~横浜篇~

M・T氏との逍遥 ~横浜篇~
早いもので、M・T氏と繰り出す散策の企画も二年が過ぎた。
そして、その間に六回も散策に繰り出すという充実ぶりで、改めて氏に感謝申し上げたい。
なお、参考までに前回の逍遥(散策)の模様を記したブログへのリンク先を以下に記す。

M・T氏との逍遥 ~葛西でハイテンション・越中島でいとわびし・門前仲町で食道楽

表題のとおり、過日の散策場所は横浜であった。横浜駅で待ち合わせをし、みなとみらいを通り、海沿いをシーバスを満喫しつつも南下し、山手の静まり返った住宅街で歩を戻し、マリンタワーで眺望を楽しみ、中華街で食を楽しむという経路である。



横浜の中枢であるみなとみらい地区について過去の記憶を巡らせてみる。十年ほど前でもごくごく閑散とした雰囲気だったように記憶している。僅か十年という都市の発展期間としては極めて短い間に大いに変貌を遂げ、ついには横浜観光の中枢を成すに至った。この変化の具合の振幅の激しさが横浜らしいともいえる。開港当時を彷彿させるからだ。

ここで、私は幕末の開港当時の横浜を想像する。
幕末期に幕府が鎖国政策を解かれ、次第に各地の港を列強諸国に開放することを余儀なくされたときに、横浜の実質的な歴史は始まるといってよいだろう。
江戸にもっとも近い諸外国への開港地として、神奈川という地が選ばれたが、神奈川は東海道沿いの宿場町であり、江戸へのアクセスも良好であった。そこで、幕府は難渋を示し、寒村であった横浜を神奈川であると偽った。その瞬間に寒村は一気に欧米文化が香る文明地帯に変貌することが決定された。事実その通りになり、横浜を中心に欧米の近代文明の灯りが燦々と日本列島を照らすようになったのは周知の通りである。



12月にしては非常に暖かい。長袖のシャツだけでも過ごせるのではないかと思うほどだ。
独特の冷たい潮風も成りを潜め、散策としてはこの上ない陽気である。
みなとみらいの北側に位置する横浜駅東口から港沿いに遥か山下公園に至るまで遊歩道が整備され、潮の香りを浴びながら自在に港街風情を散策することができる。港沿いのスポットからはシーバスが運行されており、水上から港町の景色を楽しむこともできる。
われわれはみなとみらい界隈からシーバスに乗り、赤レンガ倉庫に向かっている。



赤レンガ倉庫も開港横浜に似つかわしく、近代欧米風の趣きがよく感じられる建物で、現在では倉庫内部に店舗が複数入り、しゃれた観光スポットの一つとしてすっかり定着した感がある。シーバスに降り立った時に、M・T氏に勧められて、赤レンガ倉庫に向かう一角で写真を撮った。横浜という都市の概観がよくわかる風景が展開されているからだという。



確かに、ランドマークタワーなど、みなとみらい地区の枢要な建物が軒並み被写体に収まる格好の適地であった。
船外の人となり、写真を撮り終えるや否や、M・T氏は赤レンガ倉庫とは別方向にある、海沿いの「工作船記念館」なる建物へと私を誘った。館内では拿捕された工作船の残滓や工作員の遺留品などが展示されている。漁船に偽装した工作船は思った以上に大きかった。これほどに大きいともはや民間漁船の範疇を超えているように思えるが、海上で如何なる事態が展開され、記念館の展示物となったのか、私は経緯をよく知らない。

赤レンガ倉庫脇にはスケートリンクが開設されていた。気温のせいで水がだいぶ浮き出ている。コンディションは良好とはいえない。家族連れが多く氷上を楽しんでいたように思えたが、特に初老の男性を中心に、典雅に氷上を滑る人たちも散見され、彼らの氷上での舞いを見るたびに、「うまいなあ」と感歎の声をあげていたのだった。

山下公園は私の幼少期の頃からほとんど変わらない形である。ただ、M・T氏の指摘で気づいたのだが、海水に透明度が増している点が往時と異なるかもしれない。驚くことに、海の底が見えるのだ。かつての東京湾では考えられないことだが、この好ましき事態はどうやら東京湾全体の傾向でもあるらしい。ある調査によれば、現在の東京湾は水がきれい過ぎるほどという評価を受けているらしい。お台場地区では海水浴場を作ろうという動きがあるそうだが、山下公園から見たきれいな海水と海底を眺めていると、あながち夢物語ではなく、そう遠くない未来に実現しそうな気がする。



山下公園を過ぎて、さらに南に向かうと、急傾斜な坂が現れる。この急傾斜の台上に位置するのが、有数の高級住宅街を擁する山手地区である。台上には港の見える丘公園という観光スポットもあり、傾斜の強い坂道は案外と雑踏していた。外人墓地があるのもこの地域である。ゆえになのだろうか、開港以来の欧米的な匂いが一段と濃厚に残されているようだ。
なお、住宅街はこの若干の喧騒を離れた、もっと奥まった場所にある。



こんもりとした緑に包まれた山手の屋並みは住宅街らしくひっそりと静まり返っている。大小の坂道が織りなしていて、時には階段でしか通行できないような箇所があった。山手という街の全体的な印象を概括的に述べればそのようなところであろうか。洋風の建物が目立つが、景観に妙に合致している。ヨーロッパの街に紛れ込んでしまったのかなと錯覚させるほどのもので、景観に不調和さがないのは、横浜の開港以来の欧米文化受け入れの先端地という歴史的背景を意識しているせいもあるかもしれない。とにかく急坂の多い場所である。

坂を下り、再び山下公園界隈に戻った。公園の隣にはマリンタワーという塔があり、かつてはマリンタワーが横浜を眺望できる一大観光スポットだった。
幼少期に両親に連れられていった場所の一つとしてマリンタワーが思い出される。
今ではみなとみらい地区が繁栄して目立たなくなっていた。加えて、長い間展望台が閉鎖されており、今も閉鎖されていると思っていたのだが、どうやらついこの間にタワー展望台がリニューアルされてオープンしたとのことで、エレベーターで展望台まで駆け上がってみた。エレベーターは四囲が見渡せて、鉄塔とどんどん小さくなっていく横浜の街の建物と港と海が眺望できる。
高所に昇っているぞという意識が強く感じられて、大変好ましい。
ところで、タワーは白色で彩られていたが、私の記憶では赤色だった気がする。隣にいた人が、「たしか、マリンタワーの色って赤じゃなかったっけ」と述べていたのが印象的である。幼時の記憶はどれほど確かなのだろうか。





夕食は中華街で取った。M・T氏にすっかりご馳走になった。
ところで、中華街(チャイナタウン)は世界各地にあるらしいが、考えてみれば横浜という街は、欧米という西の文化と、中華圏という東洋文化の両方が共存しているわけで、非常に面白い。
十字架の墓石があると思えば、関帝廟があったりする。
以上のように、横浜という街の面白さは、多元的な文化をごくごく手軽に堪能できる点にあるのではないかと思う。中華街に関しても幼時からの思い出がたくさんあるが、一つだけ述べてみよう。

昔売られていたマンキンタンという塗り薬は今も存在するのであろうか。
親父がやけに中華街でマンキンタンを購入していた。
大きさは親指と人差し指で輪っかを作った程度で、高さはペンを横に倒したときくらいのもの。赤い塗地の缶に入っていて、蓋には仰々しく虎の絵柄が描かれていた。効用はよく覚えていないが、薬は靴磨き用のクリームみたいな色と手触りで、つんとした匂いが鼻腔を鋭く刺激する。
そして、塗ると恐ろしいほどに皮膚全体がひりひりしたことを覚えている。
このように、どういうわけか、マンキンタンのことが強く脳裏に蘇ってきている。
思えば、マンキンタンのような塗り薬は日本ではおそらく皆無であろう。少なくとも私の個的体験に照らし合わせれば、皆無だった。
マンキンタンは外来文化の象徴であり、私には皮膚や鼻腔で感じる以外に強く刺激を感じる部分があったのだろう。
このような舶来製品との思い出がよぎる点が、横浜への思い出らしいといえばらしいといえるかもしれない。

Posted at 2010/12/21 10:17:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域
2010年12月09日 イイね!

カルガモの自然さ

カルガモの自然さ
鴨池を覆う蓮の数がめっきりと減り、水面が大きく池の表面を覆うようになってきた。池の真ん中の弁天様の堂から俯瞰すると、その有り様がよくわかる。
いよいよ冬である。
今後本格的な冬が進行するに連れて、遥か北の大地から渡り鳥が飛来してくるかもしれない。

もっぱら、この池に定住している代表的な生き物が、鯉・亀・カルガモなのだが、今回はカルガモの姿が特に目立った。
どこからともなく三々五々カルガモが一匹から五匹くらいの単位に集まっては、また散らばるという感じで、悠々と池を泳いでいた。カルガモたちの離合集散の運動の規則性を見つけるのも面白いかもしれないと思った。

カルガモたちの泳いでいるときの水かきの足の動きまで明瞭に見ることができたが、胴体を軸として足を前後させているようにしか見えなかった。あの動かし方で造作なく水面を泳ぐことができるというのは、ちょっとした驚きである。
水かきがよほど発達しているからだろうけれど、水を抵抗とせずに悠々と泳げるのってすごいことだ。
生き物から学ぶことはたくさんある。カルガモにとっては水面を自在に泳ぐことは意気込みや努力を要するものではなく、自然なのだ。
私もより一層、融通無碍に自然のまま、つまり、自分自身の気持ちの赴くままに生きようと決めた。


Posted at 2010/12/09 23:28:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域
2010年11月30日 イイね!

プラタナスの並木

プラタナスの並木プラタナスの並木にはベンチが似合う。
そして、そのベンチにはカップルが座っていたり、初老の男性が文庫を読んでいたりする姿が似合うように思える。

プラタナスの木々のなかにあるベンチに腰かけて、上を見上げてみる。
大振りな葉が一面に広がっている。かすかに青い空が見える。
葉はだいぶ朽ちかけていて、茶色く変色している。
視点を地面に移しても、プラタナスの落葉した残骸が塁のように築きあげられていて、歩くたびにサクッサクッという音がする。

幹はいかにも手触りの柔らかそうな色をしている。
実際にその通りなのだけれど、実証的に確かめているよりも、手触りを想像しながら、ふと目を閉じてめぐるめく内的思索の世界に足を踏み入れるのもいいかもしれない。
プラタナスからは自己を内省化したくなるような物憂げな様子を感じる。そのくせ、カップルが座るベンチがとても様になるという面も見せてくれる。
プラタナスには人を引き寄せて、愛や思索といった感情の交流や独白を誘うのが得意なのだろう。

Posted at 2010/11/30 20:57:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 散歩 | 旅行/地域

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「2018年の小倉駅近辺〜
昭和〜😆」
何シテル?   08/21 01:33
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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