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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2010年07月18日 イイね!

安房のトンネルを越えてコギトする

安房のトンネルを越えてコギトするひんやりとしている。気温がおそらく20度もないのだろう。過ごしやすい。

松本から乗鞍や上高地に行く際にも利用する国道158号を走行し、一挙に飛騨に入った。

信州から飛騨の間には険しい山脈が横たわり、かつては安房峠という急峻な峠が、辛うじて信州と飛騨間の数少ない自動車交通を成立させてきた。

何時の頃だったか、安房峠をくり貫くようにして、便利なトンネルができた。中部縦貫道扱いの安房峠道路という有料道路に属する。実際はほぼ全線トンネルである。

今回、無料化対象区間に該当したということを知り、初めてトンネルを通り抜けた。
安房峠付近の旧式化したトンネル群と異なり、明るくて広い。そしてひたすら真っ直ぐであることに感心した。
よって、今回は三速に落とすまでもなく、悠々と飛騨に入国することができた。

しかしながら、どこか物寂しい。急峻で真っ暗な安房峠に連なる道がひどく寂しげに見えた。
快適・利便性を求める心がある一方で、何ゆえに我々は昔からあるものに魅了されるのだろうか。
なお、ここで述べる昔からあるものとは安房峠の道路のように合理的利便性においては最新のものに劣るが、どういうわけか我々をしばしば魅了する類のものを指す。

私の場合、安房峠に魅了されてしまう理由として、単純に峠道が好きということも挙げられるだろう。
また、より普遍性を有する理由を挙げるのであれば、以下の通りになろうか。
そもそも、私たちは旅路にて、遥々と異国に来たという感覚を濃密に味わうことを強く求める。
峠道をぐねりぐねりと超えることにより、移動しているなという印象が脳裡に強く刻み込まれる。景色も多様なため、より移動の意識が強くなる。つまり、旅路を歩んでいる意識を強く感じることができるのだ。
ゆえに、時間をかけてでも急峻な峠を越えたいと思うのだろう。その心情は川端康成の有名な「雪国」の冒頭に懐かしみや親近感を覚える心情と似ているようで違う。
「雪国」は晴れ渡った関東とは対象的な雪国越後に入るからこそ、トンネルが遥々さを感じるための有効な装置となりうる。
が、安房峠超えの場合、快適で広い道路であっけなく、移動を完了しても遥々と来たという感覚を醸成しにくい。トンネル自体にユニークさがないから、便利だけども、便利だなという感想だけで終わる。トンネルは遥々感覚の装置たりえない。

もっとも、これはこれで移動手段が増えたということで歓迎すべきだろう。おそらく、松本から高速が安房峠まで繋がったならば、私は絶対に今の細切れな縦貫道(安房峠のトンネル)を懐かしむだろうし、新しい高速の利便性に感謝するだろう。

どちらが良い悪いという二分法で明確に談じ得ない、ナイーブな心理構造が横たわっていることに気が付くはずだ。
それに、画像のようにトンネル採掘による温泉湧出の恩恵も受けられるわけだしね。
Posted at 2010/07/18 21:39:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2010年07月18日 イイね!

晩夏の気分

晩夏の気分淡い翠色が、すっかりと針葉樹木の葉を優しく包み込み、蜩のような蝉の音色が涼しさをなお一層に醸し出している。
私はこのような場所で、針葉樹を見上げながら、寝そべっている。

信州の諏訪の手前、原村まで来た。標高千メートルという高地に位置するためか、汗ばむような陽気ではなく、ただひたすらに蜩のごとき涼しげな音が待望の夏を悦んで詠じているような、落ち着き払った環境の中にいる。
非常に高原らしい風情と言える。乾燥した空気が穏やかな涼風を運んでいる。
本当に涼しくて心地よい。

さて、これより先の道中を思案している。南下して美濃に向かうか、西に突っ切って、飛騨に向かうか、北上して、越後・越中まで向かうか。
いずれにせよ、しばしこの高原の優しげな空気に触れ合っているつもりだ。
Posted at 2010/07/18 18:40:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2010年07月18日 イイね!

夏のフジヤマ

夏のフジヤマ蝉の音色がそこかしこ。辺り一面が濃い翠に覆われ、蒼い空とのコントラストをいよいよ明瞭にしている。やや涼しい風が無数の蝉の音色と共に身体に吸い込まれていくようで、真に気持ちが良い。

甲斐の初狩にきた。この先はいよいよ天下の難所の笹子と相成り、やがて巨大なお椀のような甲州盆地に身を入れることになる。

中央本線を走る列車のガタゴトという音がくっきりと聞こえる。そして狭隘な翠の山々の間からは、白い化粧をほぼ落としきった霊峰富士を臨むことができる。この長閑さと壮麗さが入り交じった初狩一帯は凡そ都内近郊とは思えないくらいに、鄙な雰囲気を醸し出している。
甲斐路の醍醐味である。
Posted at 2010/07/18 17:08:54 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2010年07月18日 イイね!

ワルちゃん、ついにプリメーラ解禁?

ワルちゃん、ついにプリメーラ解禁?これから11日ぶりに、愛車のエンジンをかけて、ドライブに行こうと考えています。なんと、無類の運転好きなワルちゃん(私)としては珍しく、愛車を休養させていたのでアリマス。

行き先はごくごく漠然としていますが、相模の方面に向かいたいと思っています。どこぞやで私を見掛けた方は、是非とも気軽にお声を掛けていただければと思います。
アメリカ風にごくごくフランクに、Hi!なんてお声掛けをしていただければ、私もアメリカ人モードになって、ご対応させていただきます(笑)

では本と温泉入浴用タオルを備えて、出発すんべ。
Posted at 2010/07/18 14:51:06 | コメント(1) | トラックバック(0) | 愛車プリメーラ(自動車) | クルマ

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「2018年の小倉駅近辺〜
昭和〜😆」
何シテル?   08/21 01:33
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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