ワルめーら@Terryのブログ一覧

尾張名古屋の街の灯りは殊更に眩しく、何やら異国にきたようだ。
東名守山パーキング(名古屋市)にある食堂では、眩しいばかりに灯りが灯されていて、感動的でもある。

いまだ東名守山パーキングにいる。行き先を決めていない旅路で、未だにどこに行こうか思案できていないのだけれど、たぶん潜在意識のなかで、「ふつうの」夜の都市の灯りを私は求めていたのかもしれない。
ここに至って直観した。

東京の日常生活には満足しているけれど、やはり節電により街は暗いし、一部物品も未だに少ないし、或いはない状態が続いている。
だから、きらびやかな名古屋(守山)の日常風景がとてもいとおしく感じられた。そして元気が出た。
ありがとう！来てよかった。

守山パーキングの食堂では、ミソカツときしめんを食べてきた。ここ守山パーキングでは食堂でご飯を注文すると、ドリンクを100円で購入できる券がもらえる(喫茶店のサービスに象徴される手厚いもてなしの多い名古屋らしい情景だ)。
そこで、缶のアイスコーヒーを求めたのだが、「常温ですが、、」と店員さんに述べられてハッとした。
さすがに陸奥から遠方の尾張にあっては、節電は目下必要ない。従って、アイスコーヒーと言えば、冷えているのが普通だったのだ。
その当たり前のことを思い出させてくれた守山パーキングの店員さんに感謝したい。
自動販売機も明るいし、手洗い代わりのエア乾燥手拭きも使える。
こういう当たり前の状態に感動できたのは、ある意味で先月の「非日常体験」のお陰であり、神様に本当に感謝している。

さて、まだガソリンも半分以上のメーター残量がある。岡山辺りまで行けそうな感じだが、此度は当たり前の豊かさを感謝するドライブ旅をテーマにしたい。
豊能(北摂・大阪府北部)辺りで走りたいとこでもあるが。
それにしても、相変わらず燃費のいい我がエコカーである。そう、エコカーなのよ！車体が軽いしね。

ところで、きしめんにかつおぶしをかけるのは普通なのだろうか。トッピングにあって、良かったらかけてと言われたのだが、よもやミソカツにかけるものではないと思い、きしめんの関東と変わらぬ濃口の黒色めいた汁に入れてみた。うまかった。

以下は余談ながら。
大阪でたこ焼きを買ったときに「たこ焼きにマヨネーズをかけてもいいか」と何度か言われたことがある。個人的にはマヨネーズをつけて食べるのが好きだし、関東でも珍しいトッピングではない。
思うに、西に行けば行くほどに言葉を使った配慮が日常になっているのかなと。
それを確かめに行く意図は無かったが、今回は新名神(伊勢湾岸経由)ではなく、名神方面に向かっている。
ここから一時間もクルマを走らせれば、東西文化の境目の関ケ原に至る。
関ケ原を越えればなにがしかの比較文化フィールドワークでもできそうだ。

さて、今夜は車中泊か快活CLUBで寝る予定。四月ともなると宿泊の選択肢も大いに増える。
しかし、泊めてくださる方がいらっしゃれば遠慮なく泊まります(笑)

朗らかな尾張の夜の光に囲まれて。

気候は暖かく、空は蒼く、広大な海はさらに青々としています。
さすが駿河は暖国ですな。
ただいま、駿河の由比の地におります。
山と海に挟まれた狭隘の地であります。
山々の後ろに顔を出している富士の高嶺はいまだ「ましろにぞ(雪化粧で白い)」ですが、この青々と染め上げられた由比の光景によく似合っています。
白さが際立ち、非常に美しいからです。
微かに潮の匂いも立ち込めています。雄大且つ美しい海原です。
通りすぎた富士川河畔近くの桜の花も満開であり、すっかり春の色彩に縁取られております。

さて、潮流をみるに、東に向かって浪が動いておりますが、私はクルマで来たので潮流とは関係なく、ひとまず西に向かいまする。
風待ちをすることなく、四気筒エンジンでスイスイ～でございます。