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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2012年02月20日 イイね!

尾張一宮の社と大河川の中州 

尾張一宮の社と大河川の中州 
承前(https://minkara.carview.co.jp/userid/730895/blog/25494168/)。
名古屋市街の夜を楽しんだあとは、旧尾張国北部に位置している一宮市へ。
最近は名古屋高速が一宮まで開通し、30分もあれば十分に名古屋から一宮まで行くことができる。
もっとも旧尾張国はそんなに大きな国ではないので、名古屋から一宮までの距離はさほどでもない。



一宮に向かったのは宿泊場所に向かうためである。
一宮という街にじっくりと滞在したことはないのだが、「一宮」という名称だけあり、古格ある場所だということがわかる。
いにしえの時代のわが国の中枢は、各国の神社に格式を付けた。そのうち、国内で一番格式の高い神社を「一宮」と呼称し、以後、二宮・三宮・四宮などと続く。
今でも地名として残されている場所が多いことがわかるであろう。
地図で見ると、四方八方から一宮に向けて道路が伸びてきており、なるほどこれが一宮の威厳と殷賑を象徴しているのかななんてことも思ったりした。

街の風致はどこにでもあるような郊外の都市で、印象としてコンビニの店員さんがやけにきれいな標準語を話し、そして丁寧な言葉遣いをされていたことを覚えている。
丁寧さは一宮というかつての雅びた場所ならではの伝統なのかどうかは定かではないが、宿の朝食で給仕をしてくださった方も、明るい笑みを絶やさず、それでいて丁寧さが自然に備わっているかの様子であった。
以上は私個人の主観的な経験ではあるが、名古屋市街に比べて標準語化が進んでいるように思えたのは面白かった。

さて、道路があらゆる方向から伸びてきている一宮のさらに中心部にあるのが真清田(ますみだ)神社である。





これがかつての尾張国の一宮である。
チェックアウト後にせっかく一宮に来たのだからということもあり、参拝しに行くことにした。
敷地は巨大というわけでもなく、無論せせこましいというものでもなく、散策するのにちょうど良い広さであった。境内を一週するのに10分くらいかかるのではないだろうか。
境内には自分の顔を眺めることが出来る井戸があり、その井戸の底に向かって顔を下に眺めながら、同時に自分の顔を眺めていると、あらゆる邪気が取り払われるような心地よさを感じた。



「にいちゃんは煙草を吸うのか」
男性に話しかけられた。
私には喫煙習慣があるが、なぜかとっさに
「いえ、吸いませんけれども」と答えてしまった。
いきなり話しかけられた上に、その話しかけれた内容も意表を突くものだったからであろう。
本日も一本しか吸っていない程度のスモーカーではあるが。
「まじめだね。煙草を二本くらいもらおうと思っていたんだけれど」
と述べるや否や男性は去っていった。
煙草の無心だったのだ。別に無心すること自体は構わないのだけれど、せっかく煙草を持っていたのに、差し上げられなかったのはちと残念である。
何せ、神社はアジール(聖域)である。
清め祓うことだけが神社の意義ではなく、雑多な人々を受け入れる包容力が必要だと私は思う。
街角で煙草の無心をされるのならば抵抗を感じるが、あの場は共に煙りを燻らせながら、他愛もない話でもして、可能ならば一宮についての事共を聞きたかった。



一宮市は岐阜県に隣接している。そこで、岐阜県の羽島を経由して、実に広大な長良川(木曽川)沿いを下ってみようと試みた。
運転席越しから見える養老山脈の山々の肌はすっかり白くなっていた。
この日の中京圏では平野部でも午後から雪の予報が出ていた。





広大な河川(長良川・揖斐川)に挟まれ、三重県に入ると、長良川と揖斐川をわける狭隘な中州を走る道路まである。三重県・愛知県・岐阜県と三県もの県境が集中する中州の付近には、狭隘な中州に彩りを与えてくれる松原があって、薩摩の人々が江戸時代に普請したものだという。



それにしても、これだけの広大な河川が複数あり、錯綜した流れを形成しているなかで、隆々とした松原はなんと頼もしいことであろうか。長良川の水流を受け、また揖斐川の水流を受けながらも、堂々と構えている。

広大な河川群は下流に向かうに連れて、さらに川幅を広げていく。するとかなり大きな中州がある。伊勢長島の街で、織田信長と本願寺との争闘は有名だし、現在でも温泉やレジャー施設等で親しまれている。輪中造りという独特の構造の家屋でも有名だろう。
長島の街を堪能しようと思い、中州の上を走る道路の終点で左折し、長島の土地に入った。










Posted at 2012/02/20 21:19:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 旅行/地域
2012年02月20日 イイね!

統計調査からしあわせってもんをあぶり出す 『幸福の習慣』を読んで

統計調査からしあわせってもんをあぶり出す 『幸福の習慣』を読んで面白い本を見つけた。
先週の木曜日のことである。
用向きがあって、三軒茶屋に赴いた。
普段はトコトコと走る二両編成の世田谷線に乗って向かうのだが、この日はよほど時間的余裕があったので、下高井戸からぶらぶらと歩いて向かった。
それでも、用向き先にはだいぶ早く到着したので、駅前近くにある書店を覗いてみることにした。

書店の中を徘徊しているのはとても楽しい。
最近の流行がわかったり、こんな視点やジャンルの本があるのか、などなどいろいろと発見することが多いから。
私の場合、書店の一角に立ち止まって、特定の書籍や雑誌を精読して立ち読みをすることはなく、書棚を眺めつつ、興味深い書籍や雑誌を手にとってはぺらぺらめくる(look through)という形が一般的である。
ぺらぺらめくった結果、実に興味深いし面白そうだなと脳みそが判定をくだした時点で購入する。
これが、私の書店徘徊スタイルになっている。
冒頭に述べた「面白い本」というのも、書店徘徊の私なりの定番スタイルの結果、見つけた書籍である。
因みに、風水に関する書籍も購入した。現在、テレビ番組で流行っているものの書籍化である。私は風水や占いがすべてを規定するとは思わないが、目に留めて置くことは非常に大切だと思っている。
なぜなら、風水や占いはいにしえの人間たちの叡智がつまったある種の科学であると考えているからである。迷信であると一笑に付すのはつまらない。

さて、面白い本に関する話に話題を戻そう。
何が面白かったかというと、「幸福」というものを長い年月をかけて世界中の人々(150カ国にのぼる)を対象にアンケート調査し、統計的に人間に普遍的な幸福とは何かというものをあぶり出している点にある。
世論調査会社として名高いアメリカのギャラップ社が、なんと1950年代から取り組んできたものだそうで、「多くの人間が考える幸せってのは何だろう」という好奇心を大いにそそられて購入したという次第。
また、その統計結果による幸福とは何かという事柄を通じて、自分自身が感じる幸せというものを具体的にしてみたいなという風にも考えた。

未読の方々のために、内容は詳らかにはしないが、以下の五つが幸福を感じる根幹的なファクターだそうである。そして、各々のファクターのなかで、どういう時に幸福感が高まるかという事柄が統計的数値を踏まえて記載されている。これが本書の妙味の一つである。

1)仕事の幸福(ライフワークや熱中していることなども含む広義のもの)
2)人間関係の幸福
3)経済的な幸福
4)身体的な幸福
5)地域社会の幸福

あなたはこの五つを幸福感の主眼に置きますか?
また、主眼を置いた場合にどうすれば幸福を感じますか?
人それぞれなのだろうけれど、私は大同小異あれど、皆似たようなことに幸福を感じ、似たようなことに不快を感じるように思う。

以上、五つのファクターに焦点を当てた統計の結果に関して、非常に興味深い事柄が多数あった。
例えば仕事の幸福であれば、「収入が多ければ幸せである」という古典的経済学のモデルのような分析とはまったく異なる結果が統計として現れており、人間とは合理性だけでは割り切れない存在なのだなということがよく分かった。
と同時に、人間とは孤立した存在ではなく、お互いの関係のなかで支え合いながら暮らしていくことを志向する存在なのだということを確認した。
正しく、人間は社会的動物なのだと思う。

本書に興味を抱いた読者は書店に向かうべし。大抵の書店に置いてあると思う。
昨年末に刊行された新しい本である。


ほんのり甘い食感をもたらしてくれる三浦大根である。関東では有名であろう。
大根足という表現の由来が把握できそうな独特の形状をしている。
さて、私はやや大根足の女性も好きだけれど(やや細めの足がもっとも好みなのだけれど)、三浦大根は無条件に好きだ。形状も可愛らしいし、おいしいから。
そんな私の嗜好が統計的にどのように位置づけられるのかはしらないが、やはり人はそれぞれ。人間存在というのは多義的であるという点はやはり認めるべきだろう。
人間には普遍的な部分と個別的な部分の二つが混淆しているのだと私は思う。
ということを述べたくて、三浦大根の画像を掲載してみたという次第。
ほんとでかいでしょ?太いでしょ?

Posted at 2012/02/20 20:24:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | 書評 | その他

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