• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ワルめーら@Terryのブログ一覧

2012年09月24日 イイね!

人情福島旅行記 福島市到着編  My journey to Northeast Japan volume2

人情福島旅行記 福島市到着編  My journey to Northeast Japan volume2本ブログは、一泊二日の旅程で福島を満喫したときのこと、それに関連した事柄を記したものであり、既に序編を書き終えた。
関心をお持ちの方は以下のブログも併せてお読みいただければ、幸甚である。

人情福島旅行記 いわき・阿武隈編  My journey to Northeast Japan volume1

夕刻になってきた。
阿武隈高地から宿泊先である飯坂温泉にある旅館(福島市)に向かわねばならない。
中通り地方(福島市や郡山市などを擁する福島県中央部の盆地地帯)に進むに連れて、ようやく人煙が盛んになり、阿武隈高地での出来事はあたかも夢の中の事柄であるかのようにも思われた。
殊に川内村の広大な平原地帯は何やら、上代のみちのくを見ているかのようでもある。当時、みちのくは良質な馬の産地として知られていて、この平原の風景に馬が放牧されている姿を想像してみると、たちまちのうちに時間は過去へと遡及する。
閑散とした田舎の魅力というのは、こうした想像力を働かせる余地が非常に大きいことにあるのだろう。まして、東北地方(みちのく)ともなれば、いにしえの都人が大いに憧憬したが如く、関東人の私にとっても、いまだいにしえの往時を偲びやすい土地なのである。
例えば、海沿いの浜通り地方(いわき市、相馬市など)の場合、かなり陽気な風を感じる。その陽気さは温暖な気候と荒ぶる太平洋がもたらしているのであろうが、馬を養い、自然の荒野を馬で駆け巡ったりするという私のイメージとは異なる。
現に浜通り地方の人は陽気だそうである。内陸部に行けば行くほどに朴訥な東北人の典型の要素が出てくるとのことである。
いささか主観的経験ながら、私は浜通り地方に縁があったので、上に述べた論はある程度納得できる。彼らは何事も鷹揚という感覚がする(あくまで主観論)。
それに対し、内陸部に入ると、口数の少ない朴訥な人々が多いという感想を抱くことが何度かあった。

さて、いよいよ宿に近づくに連れて、クルマの警告灯が点滅したりと、様相がおかしくなってきた。このことはほかのブログでも書いたのだけれども、私がこのブログのタイトルに「人情」という言葉を挿入したのは、その時に私が経験した数々の好意をよくよく記憶しておきたいからであった。



ここで概略的に言えば、クルマが動かなくなり、搬送されたクルマがディーラーに向かった。7時は過ぎていただろう。翌日までにクルマが手元に戻ってくる可能性は一般的には少なかったが、それが可能となったばかりではなく、常に気遣いをしてくださった。宿へはなんとかタクシーで行くことができたし、夕御飯の時間にも間に合った。



私は気分がぐんと軽くなり、翌日以降、徒歩や電車で大いに温泉街や福島市街地を満喫したのであった。
こうした気楽な構えもまた良かったのであろうが、結果としてその日のうちに都内に自分のクルマで戻ることができたというのは、僥倖である。

帰り際に福島市街にそびえる甘南備山のような山容を誇る信夫山(和歌でも有名な土地である)に登り、そこにある社殿にお礼の参拝をしたのも、ごくごく素直な感情からであった。





私は当初、牡鹿半島に行きたいという気持ちが強かったのだけれども(volume1参照)、いかなるメカニズムなのか、結局は福島県内を楽しみ、またその人情の素晴らしさに接することができたのである。
私は最適な選択をしたのだという確信が今でも心に満ち満ちている。

翌日に飯坂温泉街を散策したことや、福島駅近辺を逍遥したことについては
また頁を改めたいと思う。
なお、旅館にて独り和室の部屋で気分よく眠れたときの感触を、皮膚で覚えていることも、この場で特記したい。

Posted at 2012/09/24 23:40:20 | コメント(1) | トラックバック(0) | ドライブ | 旅行/地域

プロフィール

「昭和な会食」
何シテル?   07/18 20:09
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2012/9 >>

       1
2345 678
9 1011 12 13 14 15
16 1718 1920 21 22
23 24252627 2829
30      

リンク・クリップ

トライアルC25さんのスズキ スイフトスポーツ 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/10/16 23:35:54
April 6th,2024 エンジンオイル交換(エレメント○) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/07/31 22:58:43
子連れ向きの海水浴場 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/23 09:42:28

愛車一覧

スズキ スイフトスポーツ スズキ スイフトスポーツ
2025年5月26日納車🌸 赤黒2トーンのファイナルエディションです。Dオプを付けま ...
スバル インプレッサ WRX STI 涙目だけれど笑顔号 (スバル インプレッサ WRX STI)
36万キロエンジンオーバーホール歴無しの全国周遊マシン👍 黄色くラッピングされた給油口 ...
スズキ スイフトスポーツ 鈴木の運動車 (スズキ スイフトスポーツ)
ノーマルのスイフトに加えて、二代目のスイフトスポーツを購入。 5速マニュアルのチャンピオ ...
その他 なんでしょ その他 なんでしょ
令和のクルマも手に入れたので、時計の針を戻して、今度は久し振りに昭和を偲ぼうかとも思って ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation