ワルめーら@Terryのブログ一覧

近頃はすっかりお手軽な休日の観光スポットとなった海ほたるパーキングエリアで昼まで家内とのんびりとする。800円で東京湾を一望しながら走行したり、飲食を愉しんだりすることができるのだから、お財布にも優しいし、王道ながら外せないスポットである。
海ほたるからアクアラインをＵターンすることも可能だが、せっかく房総半島が待ち構えているのに勿体ない。それに東京湾の海原の上を颯爽と走る区間は海ほたるから千葉側にかけての区間なのだ。
東京湾フェリーもよく利用するけれど、どちらを選ぶのもよし。私は海上の道を堪能したい。














↑奥多摩周遊道路沿いの臨時ドリフトスペースにて〔笑〕

汽車、つまり、架線の無い鉄道というのは、関東では珍しく、たしか房総半島の久留里線、いすみ鉄道、小湊鉄道、八高線の一部にしか残されていない。鉄道に関していえば、関東ではEV化が進んでいて、それゆえにディーゼルエンジンを発動させて走る機動車を見るだけで、非日常的な心持ちになる。
私はそんな非日常的な気持ちを味わうのが好きで、房総半島に行くと時折、無人で小さな駅舎に赴き、しばしプラットフォームのベンチに腰掛けてみたりすることもある。



















一番繁く行くのが小湊鐵道の月崎駅。向かい側に個人経営のお店〔一応はコンビニのフランチャイズになっているが、どちらといえば個人商店という佇まいである〕がある以外には駅前にはおよそ他に人家がない。

折しも特段な計画もせずに再訪したのだが、ちょうど五井行きの上りの汽車〔キハ〕が来るようだったので〔だいたい一時間に一本ほどのダイヤで運行されている〕、クルマを停めて汽車に乗ってみた。行き先は決めてなかったので、勘で上総鶴舞まで行きますと車掌さんに伝える。
上総鶴舞に何があるのかは知らないが、まあ別にいいではないか。

























20分ほどして上総鶴舞駅に到着。無人駅で駅前に数件の家並みがある以外は、一面ほぼ田地である。さて、次の汽車が来る一時間余りの時間をどう過ごそうか。














まずは駅近くに鎮座してあった神社に参拝。ついで、田圃の中に屹立していた天台宗のお寺まで歩く。



















犬の散歩をしていたお寺の住職さん〔？〕以外には人っ子ひとりいなかった。
もう一キロほど歩けば城址跡にも行けたようだが、時刻表の時間を意識して踵を返す。

月崎駅に戻り、駅前のお店に立ち寄ってから、養老渓谷を抜けて温泉を堪能。
次いで、上総地方のワインディングを堪能しまくったのち〔上総の道って本当に走りやすい。いろんな意味で・笑〕、賑わいのある木更津の街に戻り、夕食の寿司を堪能。

帰路も海ほたるに立ち寄り、夜景を眺めて帰ろうと思ったら、爆睡してしまい、起きたら二時くらいになっていた。
ともあれ、
かくして、昨年に名古屋・大阪・尼崎・浜松・静岡にて楽しんだパークアンドライドを首都圏で久し振りに堪能した次第。