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2018年02月12日 イイね!

退屈だからプリメーラその他について語る

退屈だからプリメーラその他について語る日産「プリメーラ」(初代) 20年来のオーナーに聞く、その実際のところとは?
https://carview.yahoo.co.jp/news/market/20180211-10286119-carview/

ディーラーにクルマを預けたら手持ち無沙汰になった。なので、ブログを書いてみる。気になった記事を題材にしつつも、話を演繹していこうと思う。

その前に無駄話をば。
久し振りに昼間の首都高を流して、埼玉北部の殷賑のかけらもない静寂なお寺の小さな堂宇で国宝ものの仏像の発見〔ちなみに古墳の上に堂宇が作られている〕、館林の茂林寺〔分福茶釜で有名〕やその隣の湿地帯散策、茂林寺向かいのうどん屋さんのご主人との歓談、徳川将軍も輩出した館林藩の居城館林城跡〔部分的にしか往時の面影は偲べないが〕散策などなど、本日もてんこ盛りの一日であった。
近頃は時間に追われている感覚がするのだが〔神経系統がおかしくなっているのだと思う〕、思い返してみるといつだって豊かな体験に満ち溢れていることに気付く。
ゆえにこそ、切迫という感覚が起こる不合理に不合理を感じているわけなのだが。

わずか一時間後にはディーラーにいて、クルマを預け、徒歩で帰宅して、久し振りにスマホの写真をパソコンに取り入れたりする。
実に手数の多い文章だけれども、日常の折々を余すところなく伝えたいという承認欲求のようなものが働いているのであろう。

ともあれ、巡るめく世界の出来事の折々の流れの速さは邯鄲での夢のようでもある。
日曜日〔昨日のことだ〕に赴いた雪の奥多摩が遥か昔のようである。
閑話休題。

日産プリメーラというクルマがあった。私は初代のP10という型式のプリメーラを乗り継いでいた。
外見は当時〔80年代後半〕のアウディやビーエムのような型をしていて、実際に日産が特に欧州での市場掌握を目指して解き放った世界戦略車であった。そしてそれは意気込みだけではなく、日産というメーカーでの傑作車の一つという評価程度にはなってはいる。
しかし、前輪駆動のセダンという出で立ちのせいか、スカイラインやフェアレディZに比べると極めて地味である。トップモデルでも150馬力しかなく〔オーテックバージョンを除く〕、中古車相場もまだまだ安い。

欧州車との比較やパッケージングの素晴らしさについてはよくわからないが、素晴らしい走りをみせてくれたことが私にはもっとも印象的である。
最小回転半径も大きく、市街地ではもっさりしているのだが、曲がりくねった山道に行くとこれが素晴らしい。コーナリングマシンとはかのクルマのことをいう。

コーナー手前でブレーキを踏んで荷重をかける。すると、前輪のマルチリンクサスがバスケットボールでいうピポットターンの軸足のように踏ん張り、一気に後輪を旋回させる。私見だがそういう挙動を見せていた。
アンダーパワーではあるが、山道に限っていえば、スポーツカーと遜色が無かった。
実に素晴らしいクルマであった。

プリメーラを評価する基準は多様であるから、走りの面について概略的に述べてみたが、デザインも個人的には気に入っている。とはいえ、北米インフィニティ仕様にしたり、ツートーンカラー化を様々な方法で試みてみるなど、大いに遊んでいた。

世界戦略車でもあったため、このクルマを通じて、実にたくさんの国や地域のカーガイと知り合って、今も親交が続いている。
コミュニケーションの輪を世界大まで広げてくれたのだ。

ではまた買うかといわれれば、他に所有しているクルマがあれば購入する。単体では買わない。青森から長崎までいろんな場所に赴いたが、よく壊れたし、自走不能にもなったりした。ローダーに何回乗ったことだろう。
この時代の日産車のお約束である電気系統も弱く、おかげでドアの内張の配線を暗記してしまったくらいだ。よく、パワーウィンドウレギュレータが臨終したものだった。オルタネータも弱い。

まごうことなく私はこいつで獣道も走ったし、実に過酷な使い方をしてきたが、そうでないのであれば、五ナンバーサイズの手頃なセダンとしての実用性もあるとは思うのだけれど、いかがなものであろうか。特に通称二型からはトランクスルーになり、よりパッケージングが進化している。
日産UKからはハッチバックタイプの五ドアが輸入されたし〔日本ではオートマのみの設定であった〕、二代目の11系からはワゴンの設定もある。

私は日産党ではないが、日産は日本自動車史
に残る数々のクルマを作ってきたと思う〔旧プリンス自動車の貢献も高いけれど〕。
プリメーラはそのうちの一台にランクインさせていいと思う。特に走行性能については一度乗ってみるといい。驚くはずだから。
場合によっては今のスポーツカーよりも、特に足回りが優れていると思う〔すぐ壊れるけど〕。
日産がまたこういうクルマを出したとすれば、中古車ジャンキーの私も宗旨替えせざるを得ないのだが、それは無いだろうとは思うけれど、トヨタがランクル70を復刻させたくらいのことはやって欲しいなとも思う。

パイクカーなど、レトロなものをうまく味付けするのも上手かった日産にまだ期待している。
インプレッサもスバルも今は大好きだ。今後も乗り続けるだろう。GDBの加速力の暴力性やショートホイールベースででかいエアインテーク・リアスポというラリー志向なフォルムも大好きだ。部屋越しにいつものようにインプレッサが見えなくなると、ものすごくさみしくなる。つまり、それくらいに入れ込んでいる。

しかしながら、また日産に乗ってやろうという気持ちもあって、実はインプレッサの助手席にGTSRの刻印の入ったキーホルダーを付けていたりする。
あれだけプリメーラについて諄々と記述したのになぜにスカイラインなのかと思うかもしれないが、スカイラインもまた私にとっては特別なクルマであって、何度か所有する機会があったのにも関わらず、拒否した。
まあ、ぶっちゃけてしまえば、王道すぎて気に食わなかっただけ。だから、若気の至りで昔、首都高や阪神高速でいつもスカイラインをみると追っかけていた。プリメーラにはそこまでのとげとげしい気持ちを抱く前に購入した。私は王道よりも少しだけ離れた立ち位置が好きなのだろう。






















Posted at 2018/02/12 22:12:43 | コメント(0) | トラックバック(0)

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