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2022年06月16日 イイね!

多摩川を越えるときはおめかしをする 川崎・横浜漫遊

多摩川を越えるときはおめかしをする 川崎・横浜漫遊多摩川という大河川が東京と神奈川を隔てている(上流部は別)。
どうやらあながち都市伝説もないようだけれども、多摩川の南部、すなわち、川崎の人たちが多摩川を越えるときには独特の緊張感があり、おのぼりさん的におめかしをしちゃったりするらしい。
という話を昔、川崎在の女性から聞いたことがある。

ウチは川崎やその隣の横浜に行きやすいこともあり、そういう機敏については普段は考えたことがないけれども、川崎に行くのであればポールスミスを着て、横浜に行くのであれば、アニエスベーにするといったファッション的配慮をしたことはない。

ちょっとした用向きがあり、トヨタ車やダイハツ車がずらりと並ぶトレッサ横浜に向かった。世界的なイシューに合わせてEVも作りながら(日本には中国のバッテリーリソース寡占化や欧州のCAFEやLCAのような戦略があるのだろうか)、ハイブリッドや水素自動車、そして、スポーツカーもガンガン作ってしまうトヨタの姿勢に共感しているのだけれど、このままでは製造業はちょっと危ないと思う。少なくとも、企業は海外に移転してしまうと思うのだけれど、そんな中で、日本全体を考えていると見受けられるトヨタや他の国産自動車メーカーには大いに敬意を表するものである。
















さて、横浜というのは意外と山がちな地形であり、トレッサの駐車場からも山がいくつも見える。そのうちの一つが昔の山城だったんだろうなと思っていたところ、昔からの地主の屋敷(東北地方では肝煎、関西では庄屋と云うことが多い)がその山の麓にあり、無料開放されていることを知り、立ち寄ってみた。トレッサから歩いていけないこともない。横溝屋敷という。

昔ながらの地主の家という門構えで、幕末以降の日本は特に輸出品としての養蚕が盛んになったので、この家も養蚕を始めたという。養蚕のための小屋や息抜き穴も残されている。
たしかに、当時の貿易港といえば横浜港だけで、地の利はいいけれども、最終的には八王子や長後(藤沢市)に生糸生産を委ねていたという(記憶が曖昧)。
えっ、長後?だから昔から急行が停まるのかな、なんて思ったり(笑)









































※網野善彦がかつて指摘した如く、百姓というのは単なる農民ではないのだろう。当地の横溝家が農家だとしても、名主という封建制度においては下級の人間であっても(いわゆる士農工商という考え方も最近では疑義が挟まれているけれど)、教養が大いにあったと推測される。
また、この辺りは天領だったはずなので、行政も代官に代わり、移譲されていた可能性も高いと思う。







貿易構成比をみると、明治初年だとほぼ生糸で、あとは茶くらいのもの。非常に重要なものであった。が、生糸の輸出も(茶も同様)芳しくなくなり、やがて横溝家では養蚕と茶の生産をやめたという。

「川崎市平和館」という名前を道中に見つけてしまった。私がもっとも行かなそうな場所ではある。戦争の悲惨さを訴求して、「二度とこういうことがないようにしましょう」的な教訓に懐疑的だからである。
が、ここでは戦時中の貴重な資料があるほか、国際紛争や内戦、戦争報道の在り方、メディアのコントロールという点など、実に多角的に考察されており、歴史的に戦争と平和の在り方がどのように変化したかということも図示されており、この点が秀逸だった。
閉館間際でかなわなかったものの、図書の貸出も行なっているようで、駐車場の数が少ないと告知されていながらも(川崎なので公共交通機関で充分ともいえるが)、七台ほどのスペースがあったし、私のクルマしか停まっていなかったので、少なくとも平日にお勉強しにいくにはお勧めかもしれない。

















































やたらお腹が空く。「ああ、そういえば鶴見から少し離れた場所に昭和な商店街があったよな、あれどこだっけ」と思っていたら、そこに着いた(笑)
レアールつくの(鶴見区佃野町)という商店街である。
まずは神奈川だけれど、屋号が北関東なお店で駄菓子を少々購入し、アーケードをくぐる。この辺りは交通の便がいいとは思わないのだけれど、なぜに商店街までできているのだろう。
ちなみに、商店街の脇に地蔵菩薩の像が数体あり、加藤清正の家臣の揮毫が残されている。
































少し前まで昭和的なものはほぼなくなりかけていると思っていたけれども、多少の変化はあるにせよ、昭和的なものは案外と日本国中に息づいているなというのが最近の見解である。街の変化というのは思ったよりもダイナミックではないのかもしれない。そして、私はむしろそちらを好む。







午後八時には続々とシャッターが閉まっていく。首都圏とはいえ、昔はこんなものだったかなあ。日産の横浜工場(エンジン博物館や近くにニスモギャラリーもある)の辺りを通り、なんとなく大黒へ。神奈川の首都高で休憩するとなると実質的に大黒だけになるんだよね(大師PAは下りのみだし、五台くらいしか停められない)。
近頃はやたら閉鎖しようとするけれども(都内の主要PAは閉鎖だった。それと、閉鎖するなら首都高に入る前にわかるようにしてもらいたい)、昔みいたにじゃんじゃん入れた方がいいのではとも思う。音響組がメインで朝方まで賑わっていた頃の方が、なんとなく統制的ではない気がするし、それがたぶんにノスタルジックな心情によることは理解しているけれども。

オーナーの顔には見覚えのあるFDシビックが出現。ぺちゃくりタイムその他(笑)
思い返せば、昨年の今頃はNSR・ミニとインプの二台でどうのこうのとハプスブルクな話を」していたわけなので、一寸先は何が起きるかわからない。
私はといえば、スイスポどころかスイフト(スイスポと入れ替えたクルマ)すら買っていなかった。
ある意味で、今のご時世はありがたい。変に未来を患うこともなくなった。キリギリスな生き方がむしろアリ的な生き方だったりするパラドクスが眼前に出ている。そのことの僥倖をかみしめねば。

















で、久しぶりに午前様(笑)
都心経由で帰宅(まあ、家も都心といえば都心だし)。



Posted at 2022/06/16 12:12:31 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日本を歩くシリーズ | クルマ

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