2011年12月31日
大晦日には年越し蕎麦を食べるという等式が成立している。
私には歳事的なことに同調する心性が長年無かったのだけれども、近頃は日本のその時々の歳事を楽しむことにしている。
人間は変わるものだなということを自分に当てはめてつくづく思う今日この頃である。
さて、繰り返しになるが、大晦日から元旦前にかけての歳事の嚆矢といえば、「年越し蕎麦」であろう。
試みに昼間にお蕎麦屋さんに向かったのだが、大混雑。他の蕎麦屋さんも同様。
それではということで、麺繋がりでラーメンを食そうかと思ったところ、ラーメン屋も大繁盛。
結局、海鮮丼を食べてきたのだけれども、そのお店もいつも以上に繁盛。
年越し蕎麦を通じた飲食店産業全体の殷賑はさながら一時的なバブルエコノミーのようである。
こういう賑わいのある風景を味わうのは好みである。
それだけ、いろいろな物産が行き渡り、そして人々がそれを消費するという構図が浮かんでくるから、それだけで気持ちが明るくなる。
経済活動が世間を活発化させているんだなという評価も出来るし、賑わいの様子を見るだけで人間個々と社会に陽気さが漂うような気がする。
なお、私は昼間からお酒を飲んでいる人たちを見ていると、微笑ましくなる。
昼間からお酒を飲むくらいな社会がちょうどいいのではと考える私にとっては、非常に好ましい光景である。
明日、いよいよ元旦を迎えるに辺り、ハレの風情はなお一層広まるであろう。
人々は昼間から酒を飲み、のんびりと新年を祝う。
日本社会も近頃は「成熟化」ということが唱えられている。
右肩辺りの経済状態の時代のように、大いなる勤労意欲を持つことも大事だろう。そして、私は勤労を好む。だが、もうそろそろ年末年始のように、昼間から酒を飲むようなカルチャーが我が国に生じてきてもいいのではないかと思っている。結局、人間は楽しく過ごすのが一番というのが私の信念である。
楽しく過ごすことが勤労ならば、むろんそれはそれで構わない。
いずれにしても、心の底から喜びと楽しみを堪能したい。
さて、結局、年越し蕎麦を食べ損ねた私はといえば、行く年来る年をどう過ごすか未だに思いあぐねている。
新年になってから、蕎麦を食べるのもなんだか無粋な気がするので、寺社仏閣を詣でようかなと思っている。
寺社仏閣ならば、近所がいい。特に神社は近所の氏神様が在しているゆえに、なおさらその感が強くなる。
日本の歳事の折々を楽しもうと思う次第である。
Posted at 2011/12/31 22:58:20 | |
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自宅でまったりと | その他
2011年12月31日
今年は震災の影響で街の灯りが乏しくなるといったことも生じたものの、こと東京に限ればいつも通りの賑わいを取り戻しつつあるなと実感するこの頃です。
タイトル画像は芝の増上寺から観た東京タワー(09年撮影)ですが、近頃は東京タワーのイルミネーションも色鮮やかで近くを通る度にワクワクしてきます。
横浜のマリンタワーもきれいですよ。
今年は近畿地方(六甲・北摂・大津等)・北陸地方(福井若狭)へのドライブを除けば、もっぱら日帰りの旅路が多かったのですが、しかし、運転して旅をする楽しさに遠いとか近いといった事柄は一切関係ありません。今年は今年ですごくよかったと思えます。
実は買い足しでとあるクルマを買おうとも思っていたのですが、震災後に思うところがあり今年もプリメーラ一台体制で過ごしました。
ごくごく近距離から長距離まで私を運んでくれて、楽しみや喜びの経験をもたらしてくれて本当にありがとう。
このように我が愛車には深く感謝したいと考えています。
みんカラでの交流も盛んでした。様々な素晴らしい価値観を持つ方々とお知り合いになれたことは私にとって、本当に得難い僥倖です。
また古くからおつきあいさせていただいている方との交流も楽しむことができました。
今年もありがとうございました。
私はとても幸せです。

Posted at 2011/12/31 22:35:33 | |
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自宅でまったりと | その他
2011年12月28日
過日、行きつけの美容師さんに髪を大幅にカットしてもらった。そしてタイトル画像からも推測できるように、人生で初めてパーマネントをかけてもらったのであります。
ストレートパーマはかけたことがあるのだけれど、くるっくるっと巻く一般的なイメージでのパーマを施したのはこれが初めて。
私には若干クセっ毛があり(ほんの少しなのだけれど)、パーマをするという選択肢は未だかつて無かった。
行きつけの美容師さん(男性)とは、いつもヘアスタイルの無限の可能性を追求していて、過去にも髪型をアシメントリー(非対称)にしたりするなど、いろいろ遊んできた。
彼の考え方として私が好きなのは、「様々な選択肢があったほうが面白いし、可能性の幅が広がる」というもの。
私はその考え方が好きで、二年ほどお付き合いさせていただいているという次第。
私はツーブロックの髪型が好きなので(彼もそうらしい)、まずは大胆に側面と背面下部を刈り上げ、残った髪をパーマすることにした。
基本的な形だけ要望して、後は彼の創造性に任せるというのが私のパターンで、彼も面白がってくれているようだ。
彼は店舗責任者になっていたようだし、物凄くイケメンで話しも上手だから、今後は独立して店舗を構えるのではないかと思っている。商才がありそうな感もするし。
さて、私はそんなわけで少し優遇されているようだ。
なんと三人がかりで、髪をカールさせるためのあのでかいマカロニみたいな髪留め(?)を、ものの見事な連携プレイで、素早く髪の毛に巻き付けてくれるではないか。物凄く手際がよい。そして、実際にその構図に壮大なルネサンス絵画のような豪壮感を感じた。そして私がその絵図のなかの中心人物であるかのような感すらした。
いや、大袈裟であった。といって、白髪三千丈的な誇大した表現ともあながち言えない。如何なる言葉で表現すれば凄まじさがわかるだろうか。
できれば、動画に撮りたかったくらいである。
ともあれ、さすがはプロである。
やがて、液剤注入。体調や体質により、液剤が合わない場合があるそうだが、私にはそんなことはまったくなく、期せずして頭皮を通じて、健康であることがわかって嬉しい。頭皮のトリートメントも施してもらい、人生初パーマ体験は実にラクチンに快適に終わったのである。ハーブティもおいしかった。
そういえば、昔ブリーチを使って茶髪にしようとしたことがある。
液剤を頭に振りかけても、特に頭皮がどうのこうのということはなく、なかなか髪の毛が茶色くならないなと思って、もっとたくさんの量を振りかけていたら、ほぼ金髪に近い状態になっていたことがある。余談。
いや、しかし凄いですな。髪の毛が見事にカールされている(当たり前だけれど)。
こうなると髪の毛のセットも楽しくなり、整髪剤をもっとたくさん買ってこようかなという
楽しみも出てきた。
髪を切ってもらうことには効用がある。
彼が述べていたのだが、老人ホームで鬱状態だった方に、髪を切って清潔に整えてあげたところ、鬱が見事に治ったということだ。
美容師は古くは医術と近い職業だったせいか、美容師の仕事は様々な可能性を秘めた職業だと思う。
上に述べたのはほんの一例である。
加えて、様々な趣味や嗜好を持った人々と喋ることで、話の幅が広がるし、美容院に訪れた人も心地良くなる。コミュニケーションとしての効用にも優れている。
おしなべて人間は話すと心地良くなるものだ。床屋談義なんて言葉もあるくらいだし、社交の場でもあるのだろう。
社交とはコミュニケーションの不断の連続性に他ならない。
会話を通じて、お互いが心地良くなるWIN-WINの関係であるとも言えよう。
だから、単に髪を切るということ以外にも様々な効用が美容師の器用な指先からは溢れだしているに相違ない。ゆえに、美容業界はもっともっと無限の可能性を秘めている職業だと私は感じている。
一万円でお釣りが来た。実に有効なお金の使い方をしたなと思う。
*画像は箱根の旧東海道七曲がり。
「曲がっている」という点でパーマと共通している(笑)
Posted at 2011/12/28 18:23:03 | |
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ほのぼのとした日常 | 日記
2011年12月27日
今年も残すところ僅かとなりましたが、そんな時分に続々と昔に撮影した画像を見つけ出しては、懐かしさに浸っています。
本画像もその一つ。もう(まだ?)三年前の画像です。
知人達と湘南で飲んで、とある知人宅で宿泊したのちの帰路に首都高横羽線の平和島PAに立ち寄ったときのものです。
眠たげな眼差しのヘッドライト部分は、このときに知人の一人に頂いて装着したもの。
どうも馴染めなくて、継続して装着するには至らなかったものの、今思えばこの眠たげなフェイスもなかなかいいかななんて思っています。
P10プリメーラに適合するもので、取り付けていらっしゃる方も多いかと思います。
現在のようにエンジンフードも黒に塗装されていないですし、本当に懐かしい。
まだマフラーもノーマルないしは社外品に交換したばかりの時期で、車体補強もクスコの二点式フロントタワーバーを装着するのみという仕様でした。
その後は車体補強を施したり、塗装をしたりと、購入当初から考えていたことが続々と実現したものでした。そう考えると、私はやはり恵まれていると思います。
だいたい考えていたことが、現実化することが非常に多いのです。
プリメーラを購入するという時点からしてそうでしたね。
前々から、FFの秀逸なハンドリングマシンとしてのP10型プリメーラには興味があり、
知人に勧めていたりしたのですが、「ああいうクルマに乗ったら面白いだろうな」という期待感を抱いていたところ、実にあっさりとイメージした通りの仕様のプリメーラが手に入りました。
現在のプリメーラはもう二台目のプリメーラになりますが、このときは、「やはりマニュアル車が楽しい。そして、そこそこスポーティな運転を楽しみながらも、日本全国を立ち回れるプリメーラが欲しいな」と思っていたら、2011年現在、早々とその目的を達しています。
こういう運の良さというか幸運さについて、私はあれこれ分析しようと思いましたが、最近はだいたい結論が見えてきました。
あくまで経験論なのですが、
「期待しながら、手に入ったときの心地良い気持ちをイメージしてから、しばらく忘却する」
というプロセスを経ると、望みが叶うなという気がしています。
私の人生全般に当てはまる、私独自の願望実現の法則です。
さて、我がプリメーラですが、まだまだ乗り続けますよ。
下記画像は09年のもので、大黒PA・海ほたるでのショットですが、あれから二年経った今でも、楽しく大黒PAや海ほたるまでドライブしています。


「次は何を施そうか」
そう考えるときの気分がこの上なく心地良いのです。
そんな私ですが、先だってに久方ぶりに表ヤビツ峠(神奈川県)を走ってきました。
峠でも高速でも街乗りでも扱いやすい私にとっての名車です。
Posted at 2011/12/27 20:40:09 | |
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愛車プリメーラ(自動車) | クルマ