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ワルめーら@Terryのブログ一覧

2012年08月25日 イイね!

ヨコスカ

ヨコスカ街並みはベタなほどに昭和の趣きを濃密に残していて、その筋のクルマや人がかなり多くいることがわかる。
米軍関係の自動車が多数停車・走行し、実際にガイジンを多く見掛ける。
といっても、アメリカナイズされているわけではなく、冒頭に述べたとおり、その街並みはあまり柄のよろしくない、しかし懐かしみを覚える街であった。
村上龍のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」を思い出した。
あの小説の舞台の題材は彼の故郷の長崎佐世保であろう。



過日のことだけれども、横須賀をドライブし、市街地を散策してきた。



都市としての華やぎや怪しさは東京や横浜と変わるところがない。
戦後長い間、当地が米国の軍事的要地であることが、この街を開放的にしているのだろう。
異質な文化の流入は風通しをよくするからだ。

ペリーの黒船来航後、幕府は製鉄所(造船所)の建設の必要性を強く実感していた。とりわけ、幕臣小栗上野介は熱心に建議し、フランスの協力を得て横須賀に製鉄所が建設されることとなった場所でもあった。
フランスは横須賀港が自国のツーロン港に似ていて、水深が深いということから、建設の適地であると述べたようである。
しかし、完成程なくして、まもなく幕府は瓦解し、債務履行を求めてフランスは倒幕した明治新政府にこれの償還を求めた。
幕府はこの製鉄所(造船所)を建設するに辺り、担保をこの建物自体にしていたのである。
明治新政府の決断は鮮やかであった。
担保としてフランスに渡すのはたやすいが、自国の近代化が果たせなくなってしまう。また、植民地支配の足がかりを作ってしまうことになる。
当時の明治政府はほとほと金銭の不足に悩んでいたものの、奔走してフランスのライバルであり、倒幕のときの援助者である英国から資金を調達し、事なきを得た。
明治日本は外交上手だったのである。
以後、昭和の敗戦に至るまで横須賀は軍港として大いに栄えた。
戦後は言うまでもなく、駐留米国海軍の最重要拠点となり、太平洋に睨みをきかせている。

この街には歴史的な転機となった土地がたくさんあり、例えばペリーが来航した浦賀は横須賀市街の南東にある。河川のような細長い運河が内陸部に食い込むように凸している。ゆえに街は二分されている。街自体は静かで、いまだに運河の対岸双方への移動手段として船が使用されている。そのような街である。

南無妙法蓮華経で有名な日蓮もこの地にゆかりがある。
日蓮は彼の地でしばらく滞在したのち、主邑の鎌倉へと向かう。
日蓮の横須賀(三浦半島)上陸を助け、彼自身も法華の徒となった人物が創建されたお寺が横須賀市街を見下ろす高台にあり、私などはたまたま(というには出来すぎているのだが)、横須賀の高台の住宅地の合間をくねくねとクルマを走らせているうちに、発見したのである。
本殿ではちょうどお題目が唱えられていた。



私は日蓮宗ではないためか、お題目を唱える響きがとても新鮮に思えた。
それにしても実に急峻な地勢に位置し、ゆえに素晴らしく見晴らしのいい土地である。
対岸の房総半島も一望できる(できた)に相違なく、ゆえに常に日蓮の故郷である安房のことを思い馳せながら信心することができる。








横須賀には都市の妖艶さと歴史的な息遣いが互いに干渉することなく息づいている。これは古都鎌倉の雰囲気とも異なるし、開港以来常にモダンであり、クールである横浜とも異なる、横須賀独自の歴史的発展とその帰結、ないしは風土性といっても良いかもしれない。


旅のお供。横須賀の急峻な坂もなんなく走破。
Posted at 2012/08/25 04:48:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2012年08月20日 イイね!

江ノ島・鎌倉で夏満開うれしい顔 ビキニは元気のもと♪【画像を若干追加】

江ノ島・鎌倉で夏満開 ビキニは元気のもと♪【画像を若干追加】鎌倉の小町通り沿いの雰囲気のいいお店にて、遅い昼ごはんを食べています。
初来訪なのですが、刺身も揚げ物もご飯もすべておいしいですね。店内の雰囲気が上質なのも良いですわーい(嬉しい顔)




今回はクルマを使わず、新宿から小田急ロマンスカーで江ノ島まで一気に行きたかったのですが、平日の昼間は小田原・箱根方面のみの運用なのですね。
そこで、相模大野までロマンスカーで寛ぎ、あとは懐かしい小田急江ノ島線の風景(学生時代に沿線に住んでいました)を楽しみながら、一気に江ノ島に来ました(^-^)/



当初は江ノ島島内を散策する予定でしたが、無数のビキニ姿の女性に誘われるように片瀬の海岸へ( ̄▽ ̄)b
水着も持参していないのに、海と戯れてきましたウッシッシ








最近、メンタル面でかなり苦しんでいるのですが、私はドスケベなので、ビキニに癒されましたわーい(嬉しい顔)
直にナンパもできる程度に元気になると思います(笑)
江ノ島からは江の電に乗って古都鎌倉へ。車窓から見える蒼い海原が本当に美しかったですうれしい顔






鶴岡八幡さんは確か5時くらいで山門を閉じていた記憶があるので、小町を散策したいと思いますわーい(嬉しい顔)(付記・6時閉門でした。おかげで参拝を済ませることができました)





ビキニ万歳\(^^)/
Posted at 2012/08/20 16:56:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日帰り旅 | 旅行/地域
2012年08月17日 イイね!

奥日光・宇都宮日帰りドライブ  A day trip drives to Nikko and Utsunomiya(Aug 16th,2012)

奥日光・宇都宮日帰りドライブ  A day trip drives to Nikko and Utsunomiya(Aug 16th,2012)指先にトンボがとまる経験を堪能できるほどに、奥日光は冷涼で装いとしてはとうに夏を過ぎているようだった。





というよりも、そもそも夏自体がこの高所(標高1500メートル強)には存在しないのかもしれず、夏が存在したとしてもそれは高所特有の夏であり、下界の我々が想像するものとはだいぶ異なる。





非常に暑い日だった。
入道雲がでんと空を覆い尽くし、そのもくもくとした白雲は遥か天高く伸びきっており、そこに蒼々とした空と強烈な太陽光が照射され、かくして夏の情景の典型となる。




日光市内に入った辺りで、小雨が振りやや涼しくなった。
やがて標高の高い場所にぐんぐんと移動するにつれ、冷涼感は先ほどの夏の典型とは異なる清涼・爽やかな陽気に変化していった。

奥日光に行くにはいろは坂を通過しなければならない。かなりの高低差があり、九十九折の道路がひたすら続く。
いろは坂ができる前というのも、私たちは実にたくましく奥日光に進出しており、例えば日光市街からは路面電車やケーブルカーで明智平に向かうこともできた。
いまはケーブルカーが廃止されて久しく、僅かにロープウェイが中禅寺湖畔まで続いているだけだが、これだけの難所にケーブルカーが設置されたのは、なんと戦前のことである。戦時中の物資供出の影響を受けたが、なんとか克服し、昭和40年代まで現役で活躍していた。
その後のいろは坂の開通を含めたモータリゼーション化により、かつての栄華は夢の跡となった。








明智平からようやく道は下りに転じ、やがて中禅寺湖畔に出る。華厳の滝その他で有名で、奥日光では一番殷賑を極めている地域であろう。
今回は湖畔や華厳の滝には立ち寄らず、竜頭の滝に向かった。
高低差こそさしてないものの、滝としての長さは比類がなく、その長い滝に沿って散策することも可能だ。
滝のざぁっという音を聞き、冷涼な空気を浴びながらも汗をかく。しかし、汗は不思議とひんやりとしていて非常に心地が良い。











かすかな湿り気を浴びた自然の姿が透明なガラスのように非常に美しい。






さらに奥へ進む。
私の大好きな場所の一つである湯の湖に向かう。
漣立つことも知らぬような静かな湖面を見つめ、冷涼且つ新鮮な空気を吸う。





樹生はもはや平野部のそれとは異なり、高地ならではのものである。
これについては冒頭に述べた。
旧盆過ぎに早くもトンボが飛来している土地である。
ここは温泉街にもなっており、奈良時代後期には既に白濁の硫黄泉が発見されていたという。歴史としては相当に古い。
老舗の旅館で湯に浸かったのち、中禅寺湖畔をぐるりと回ってみた。
さすがに日は暮れている。
ふたたびいろは坂(いろは坂は二つあり、それぞれ一方通行になっている)に差し掛かり、一挙に下る。





ここから宇都宮市街まではひたすらに下るという塩梅で、走行するに連れて、徐々に蝉の音がしてやや蒸してくるのが感じられる。
宇都宮は北関東随一の大都市であり、駅の付近は東京とあまり変わらない。
東京都区内でするのと同じように、コインパーキングを探し、クルマを停め、餃子屋さんに入ってみた。
個人的にはカマンベールチーズの入った餃子が気に入った。




此度は自宅から北の方角の範囲でドライブをしようと決めていたのだが、今回はそれが功を奏した。
自身の精神も快活さで満たされ、肉体はエネルギーに満ち溢れている。
こんなにも気軽に心身が満たされる場所に行くことができる現在の自分の境遇は大変に幸運だと思うし、心から感謝している。


Posted at 2012/08/17 11:04:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | ドライブ | クルマ
2012年08月14日 イイね!

盛夏のなかで思うこと

盛夏のなかで思うこと五月頃からやめていた喫煙の習慣も無くなり、いよいよ盛夏を迎えました。
今日はゲーセンに立ち寄ってみたのですが、タバコの煙の匂いが立ち込めているコーナーがあり、ちょっと懐かしさを感じました。

最近、人間は習慣の生き物なんだなと感じることがとても多いです。
考えてみれば、クルマの運転もそうですよね。
習得したものがある程度継続されて習慣化されると、パフォーマンスを発揮するという点で。

旧盆の時期ですね。
盂蘭盆会の時期に何かを特別にするという習慣は私にはありませんが、祖霊を迎えたり墓参するという習慣はとてもいいと思います。
先祖がいてこその今の自分ですから。
あ、こうした盂蘭盆会で行う事柄もまさに習慣ですね。
社会的な習慣とでも言うのでしょうか。

今夏は私なりの行動や思考の習慣をよく見つめてみたいと思います。
よりよい人生を過ごすために。今をよりよく生きるために。
それでは、皆さん良い夏をお過ごし下さい。

ワルめーら拝









Posted at 2012/08/14 21:59:53 | コメント(1) | トラックバック(0) | とりとめもないこと | 日記

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「考えてみれば日本全国に拠点があるようなものだ。この僥倖さを噛み締めねば。」
何シテル?   09/12 15:51
帝都東京の地を根城とし、四方八方と旅する行動力の塊がワタクシ、ワルめーらでございます。 東京から大阪くらいまで(往復で1000キロ程度)なら日帰りで行き帰りす...

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