
日本人騎馬民族説という説が大昔にあったけれど、モンスーンの湿潤に来たご先祖さんは、悍馬の如く移動するということは無くなったようだ。移動はするけれども基本は徒歩。私も散策は好きだけれども。
地方ではいわゆる「足クルマ」が一台は必要だなと思う。
家内の実家に行くとよくわかる。スーパーまでクルマで30分もかかるし、バスも
通っていない。クルマは必需品なのだろう。
ところが、江戸界隈でそうしたクルマが必要かと言われれば、経済合理性で考えれば不要という見解もあり得るだろう。でも、でかい買い物をして、わざわざ電車や地下鉄に乗って帰るということを考えれば、足クルマがあってもいいとは思う。特に都営って高いでしょ?
もっとも、クルマなんてカーシェアで借りればいいとは思うし、そうすれば固定費は削れるけれど、テニスラケットを積みっぱなしにするという芸当はできない。きちんと時間通りに返さないといけない(延長はできるけれど)。
だから、多少なりとも興味のあるクルマしかカーシェアでは借りないのだ。
そんな私です。
昨年、久しぶりに二台所有になり、当初は巷で言われた「足クルマ」として購入した要素も大きかった。いつか述べたように走行性能等に刮目すべき点があったことも事実だとはいえ。
ゆえに、競合のベンツSLKも32フェアレディZも選択しなかったわけだ。これらは大衆的基準の「足クルマ」ではないと思った。
なお、マツダとホンダの某車は最初から考慮に入れなかった。
単純にデザインの問題であった。これは好みがかなり分かれるから仕方がない。
そこで、CVTだったけれど、スイフトを購入してみたいのだけれど、私のマニュアル病というのは思いのほかだったらしく、以前もオートマ車を所有した経験が一度だけあるものの、うーん、ペダルが三つ欲しいという欲求は以前より高くなった。
クルマそのものに不足はないのだけれども、やはり、マニュアルがいいと思った。これは消去法的なマニュアル待望論に過ぎぬ。
もっとも、「マニュアルの方が愉しい」とは一概には言えない(言っちゃったけれど)し、本文全体が主観的な私見であることはあらかじめ述べておく。
オートマでゆったり走ることに愉しみを覚える人もいるだろう(2ペダルで疾走するのを好む人もいる)。
たとえば、三菱GTOの3リッターに乗ったことがあるけれども(四駆ターボのGTO)、敢えてマニュアルで無くても良いとは思った。
GTOは最終型でも4WSが付いているのか、思いのほか曲がるし、気に入った。けれど、3リッターあるのなら、2JZでも搭載して、かっ飛ばしたいと私は思ってしまった。が、それは嗜好性の差に過ぎない。
で、足クルマというものだけれども、通常は街中を数キロ走るような用途で使うのだろうが、無理だった(笑)
数キロなら歩くし、バッテリー等のことを考えると、最低20キロは走っておきたいし、騎馬民族の後裔なのだろうか、走り出すととまらない。俺はマグロか。
ということで、折に触れて、セカンドカー見直し構想をしつつも、セカンドカーを愉しむという矛盾を行なってきたのだけれども(三台目は今はシーッ)、
どうせならマニュアルにしちゃおうかなという気持ちが高まってきた。
私はだいたいちょっと年数が経ったくらいのクルマが大好物なのだけれども、高騰しているクルマは一部を除けば高止まりするだろうから、待つことにする。
BRZも良かったが新車なので、大幅に値上がりすることも考えにくいので、ステイだ。特にスバル車は年次改良で変わるので、ステイステイだ。
外車がお得なのだけれど、攘夷派の家族がいるので(そんなに国産が極めて優れているのだろうか。壊れにくいとは思うけれど、国産というより、トヨタの気が・笑)、まあ、今はステイステイだ。
ということから、インプがハイパワーターボなので(32万キロも越えたし、まだ乗ります)、対象的に軽量NAの足クルマが欲しいと思ったのだ。大衆的解釈の足クルマではなく、騎馬民族的な足クルマである。すなわち、鹿児島から北海道まで走り回るくらいの機動性を要求する。
で、考えていても仕方ないので、お店でモノを見に行くことにしました。
愉しく乗りながらも、下取り査定も出します(笑)
動き出すと私は速いです。買わないかもしれませんけどね。ただ、買う意志が生じて、今、本格的に動き始めたというわけです。
候補は、
1)Z31スイフトスポーツ
デザインとNAであること、スズキのデザインがあか抜けたと思えた最初のクルマだったから。今持っているスイフトと同じ年代のものだ。所詮はスズキという論もある。バイクではすごいと思うけれど、それもわからなくもない。125馬力で1060キロだそうだ。パワーウエイトレシオは8.48㎏かな。
シビックに人気が集まる理由の一端もわかるような気がしなくもない。
シビックも欲しいのだけれど、シビックはビンテージ領域に入るか高どまりするのか微妙なところだが、まあ、欲しくなったら、なんとかするので(笑)
2)コルトラリーアートバージョンR
163馬力で1110キロ。パワーウエイトレシオは6.8kg。ターボ付きで四穴でPCD
114.3なので、P10プリメーラとホイール交換するほかはないのかとも思うけれど、どうなんだろう。フツーの形をしているけれど。





3)MR-S
距離の伸びた個体が多い。後期型の6速の信頼性が高いらしい。最終型セリカと同じエンジンなので、ホンダ的な快感は求められないと想像される。中低速域をしっかりと確保した実用的なエンジンなのだろう。カタログは確保した。足の不自由な家人を乗せるときにサイドシルがあまりにも高いと、いや、なんとかなるでしょ。ロードスターにもGT-Rにも乗れたんだし(笑)
オープンにしなさそうな気がしたけれど、開閉はそんなに面倒ではないらしいので、幌を開けると思う(笑)
140馬力で、970kgから1020kgの模様。パワーウエイトレシオは6.92kgから7.28㎏。
4)91スターレットグランツァV
81スターレットからキャリーオーバーしているけれども、トルクステアは息をひそめてマイルドになったという。ちゃんと低圧ターボボタンも付いていたので、
アリかなと。ただ、少しだけ乗っていたグランツァSの印象がまったくなく、ターボが付いたことでどう変わるのかは未知数。初代ヴィッツRSもいいかもしれないけれど、センターメータだろうから、こっち。135馬力で、960㎏。パワーウエイトレシオは7.11㎏。
昭和のクルマも乗っていたから、充分に遊牧活動はできるかと(笑)
うん、基本的にクルマ趣味を理解してくれる素晴らしいご婦人だけれど、本件については手間取ったので、スイス銀行の私の隠し口座から出金することを前提に、もうなし崩し的に進めようと思っています(笑)
進めているけれど(笑)
が、結果的に今の体制の方がいいなと思うこともあるだろうけれど、それはそれ。
人生はクルマを取りそろえることが目的ではないし。
Posted at 2022/04/20 03:40:13 | |
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