こんにちっぱい!
今回のTOP絵は、れつなさんの作品になります。
れつなさんのPixivページ
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メガネ女子とバイク・・・・
いいもんですねぇ~~♪
さて、夏休みの突入直前に行ってきた、昨日の取材に関連したネタになります。
かむっさんは、メガネやコンタクトレンズ、双眼鏡や望遠鏡といったような光学製品の産業に関連した業界専門雑誌の編集長をしているのですが、それに関連して埼玉県の熊谷市にあるメガネ店を取材してきました。
「
グラスアーカス」という眼鏡専門店なのですが、実は今年1月にも取材でお伺いし、
このブログでも紹介しているお店です。
今回、再度取材に伺うことになった理由は、こちらのお店が来月発売することとなった〝バイク用メガネフレーム〟について、その開発秘話(?)をお聞きするためでした。
この「
グラスアーカス」さんは、店長の辻村さんが根っからのバイク好きで、長年カタナ乗りであった経験から、かなり以前からバイク乗りのお客のためにヘルメットをかぶった上からのメガネフレームのフィッティング調整を提供していました。
そしてそんな地道な活動がバイク乗りの間で口コミで広がり、昨年の夏あたりにブレイク。
YouTubeでバイク専門チャンネルを発信しているユーチューバーの人に取り上げられたり、バイク雑誌で取り上げられたりしたため、その知名度を徐々に上げてきています。

(上の雑誌画像はBikeJIN(培倶人) の6月号に掲載された同店の記事)
そんなバイクとメガネを愛して止まない店長の辻村さんですが、これまで既存の市販用メガネフレームの中から、ヘルメット装着時にも掛けやすいフレームを厳選して、バイク用としてメガネを買いに来たお客に提案してきました。
しかし、どうしてもヘルメットの上からメガネを掛けてのフィッティング調整で、既存のメガネフレームでは対応が難しい部分があり、バイク用メガネとしてヘルメットの上からのフィッティング調整に特化したメガネフレームの必要性を感じていたそうです。
で・・・・
『既存のフレームメーカーが作らないのであれば、自分で作ってしまおう!』
と、昨年の夏に一大決心をして作り上げたメガネフレームが、この『CARBURETOR(キャブレター)』というショップブランドのメガネフレームです。
フレームは、レンズが入るフロント部分の形状が通常のメガネと同じ角度の「ホリゾンタル・モデル」(上の写真で奥にある白いフレーム)と、スポーティなハイカーブレンズを入れることができる「ダウンドラフト・モデル」(写真手前側の2本)の2モデルを製作したそうです。
特によく考えて作っていると思った構造が、「ダウンドラフト・モデル」に採用している、ハイカーブレンズを取り付けるリム枠とテンプルへとつながっているフロント部分との接合構造です。
ハイカーブレンズは、目(眼球)との距離や位置をきちんと計算してレンズ処方や加工を行わないと、見え方に不具合を感じたり、長時間使っているとひどく疲れるメガネになってしまいます。
そのため一般的なハイカーブ用フレームだと、ヘルメットの上からメガネを装用した場合にヘルメット内部のクッション材にフレームが押されて変形し、正しいレンズ位置や角度でなくなってしまうことが多々発生してしまいます。
ところが、この「ダウンドラフト・モデル」の場合、レンズを固定しているリム枠のパーツが、テンプルへとつながっているフロント部分のパーツと中央部分でしかつながっていないため、テンプル部分が開いたり、押されたりして変形しても、レンズを固定しているリム枠への影響がほとんどない構造となっています。
また、この接合部分の角度をフィッティング調整で変えることができるため、前傾姿勢がきついバイク乗車時におきる上目目線での装用にも対応できる調整角をつけることができるよう考えられています。
さらに「ホリゾンタル・モデル」も「ダウンドラフト・モデル」も、どちらもテンプルのモダン部分(テンプルの先端部についているプラスチック製のパーツ)を引き抜いて中にある金属製の芯をカットして戻すことで、ヘルメットの奥行に対応した長さにテンプルの長さを調整できる構造になっています。
メガネが必要なバイクユーザーにとって、ストレスの少ない、まさに理想的なメガネを提供することができるメガネフレームといえるでしょう。
ちなみに製品写真の奥に写っているミニチュアの工具箱は、金属製の専用のメガネケースです。
(このケースだけでも欲しがるバイクユーザーとか出てきそうです(苦笑))
また、この「
グラスアーカス」さんでは、辻村店長がスポーツビジョンの訓練指導員の資格も有しており、専用のトレーニング機器も設置しています。
スポーツビジョンのトレーニングは、地元熊谷のベースボール・チャレンジ・リーグの野球チーム「武蔵ヒートベアーズ」の選手たちに提供したりしているそうです。
また同店では、バイクレースのプロ選手たちへのアイケアサポートの提供もしています。
メガネを掛けているバイク乗りの人で、ツーリング時にメガネのことで悩みがあるのであれば、ぜひ訪れてみて損はないメガネ店だと思います。
ちなみに同店オリジナルのバイク用メガネ『CARBURETOR(キャブレター)』は、9月10日に実製品のお披露目会が行われるそうです。
お披露目が行われる場所は、同店の店舗ではなく、メガネのことを真剣に考えている眼鏡専門店の有志が集まって行う販売イベント『
アイズカーニバル』になるそうです。
(
http://ameblo.jp/glass-arcus/entry-12297145610.html)
この販売イベントは、参加している有志の眼鏡専門店の店舗を使って持ち回りで開催しているもので、今回9月10日のイベントでは、群馬県の中之条町にあるHamayaさんという眼鏡店が会場となるそうです。
(
アイウェアショップHamaya 群馬県吾妻郡中之条町大字中之条町1756-2)
なので、この日(9月10日)は「
グラスアーカス」さんはお店を休んでいますのでご注意ください(汗笑)。
会場の周辺には温泉の名所がたくさんあります。
気になる人は、ドライブやツーリングついでに見に行ってはいかがでしょうか?
(8月12日11:00 お披露目イベントの会場に関する情報を追加・修正しました)
Posted at 2017/08/12 00:53:19 | |
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