
↑ 庄内平野の稲もそろそろ狩り入れ時のようです
そんな今日この頃、家族から電話で
「フルーツ狩りに出かけたいが、土地勘が無いし運転も不安だから一緒に付いてきて欲しい」
と連絡がありました。
と、いう訳で本日。
↑ 久し振りの仙台駅
06:40 仙台駅構内、7番線ホームにて。
↑ 既に電車がスタンバイ中
祝、人生初の仙山線乗車。
06:44 仙台駅発。
そして5分後・・・
祝? 人生初の(仙山線) 緊急停車。
東照宮駅 の手前200m付近の何も無い所でやや強めのブレーキで停車。
∑(゚Д゚; )アリャ?
ホームはまだ先の筈ですが???
と思っていると
「前方の踏切で異常信号を検知したので急停、あ、緊急停止いたしました。乗客の皆様にはご迷惑をお掛けしております。」
とアナウンスがありました。
廻りの乗客の様子を確認すると、特に気にしている人も居ないようです。
急停、日常茶飯事なのでしょうか?
電車を降りたら、家族と合流、もぶ号(ダイハツ・ムーブ)で山形へ向かいます。

↑ まだ早い時間帯はお客さんも少なくガラガラでした
09:10 上山市、フルーツライン界隈
祝、人生初のフルーツ狩り体験!
【上山観光フルーツ園さん】
営業時間 08:00 - 16:00 (ブドウ狩りは 09:00 - 15:30)
シーズン中は無休。
雨天でも営業。
予約不要。(団体15名以上は要予約)
補足) 今年のブドウ狩りは 9/9 から始まりました。
まだ混み合う前だったので、空いてる駐車場に駐車して受付へ。(バッグなどの貴重品は車に置いておくように書いてました)
受付で奥様に対応していただき、園内の案内をしていただきます。
フルーツ狩りというと「食べ放題」が定番ですが、コチラのフルーツ園では
「新しい果物狩り!!
食べ放題なんてムリ そんなあなたに
お気に入り狩り」(原文そのまま)
という新しい企画が開催されています。
農園内のすべての果物(品種問わず)を欲しい分だけ狩って受付でお支払い。清算後はその場で食べても持ち帰っても自由。
価格は¥1,500 支払い、16点分 のチケット点数を得ます。
今回は家族3人で訪れたので、3人分×16点、の合計 48点 となります。
後は3人で 48点以内 で農園内の果物狩り放題!!
※1 食べ放題、取り放題、ではありません。
※2 チケット点数は品種や銘柄により異なり、また日にち(果物の生育具合)によっても変動します。事前に必要なチケット点数のチェックを忘れずに。
(受付に提示されているので画像撮っておくと園内で計算するのに便利!!)
支払いを済ませたら、奥様が園内まで案内してくれます。
忙しい最中でさっきから受付の電話が鳴り続けてますが大丈夫なんなでしょうか・・・
奥様からのアドバイスはズバリ!!
「広い園内からベストと思える一品を見つけるまで、ひたすら歩き回って探し出してください。」
とのこと。
確かに一房一房、個性というか実の付き方、具体的には粒の大きさや色合い、密集してるか隙間があるか、高い位置か低く垂れ下がっているか、日当たりが良いところか日陰か、園内の中央部か端っこか、などなど。
ということで散策開始です。
家族バラバラになって「これは?!」と思う一房を見つけたら集合して選定会議。
以下、園内の様子↓

↑ 頭上には見渡す限りのシャインマスカットが垂れ下がってます
何でもすぐ金額に換算して穿った目で見る癖は良くないと思うのですが・・・全部でいくらになることやら・・・( ´Д`)-3ハァ…(溜息)
狩りやすいようにブドウの房だけ垂れ下がってます。
枝とか葉は房のずっと上の方で気付かないレベル。かなりの頻度で手入れされているのでしょうね。頭が下がる思いです。
というか、頭下げない(もしくは腰を曲げない)とブドウの房に頭がぶつかります。
高級ブドウの弁償(お買い上げ)はなるたけ避けたいところ。
だいたい身長 160cm ぐらいの方なら良い感じで見て狩って回れるのではないかと思いました。
↑ 巨峰もたわわに実ってます
逆光で黒く潰れた画像 ヽ(゚д゚; )スッ、スマソ
汗だくになってこれは?! と思える一房を探したものの、最後の決め手に欠けてなかなか定まりません。
近くで選定作業されていた おぢさん に泣きついてお声がけさせていただいて、美味しいブドウの見分け方を教えてもらいました。
「ブドウの場合、粒の大きさよりも、色合いが揃っているものを選ぶと美味しいことが多いよ」
とのこと。
ふと おぢさん が手にしている シャインマスカット に目をやると、周りの房より大きい(粒がびっしり)ことに気付きました。
コギ「こ、こんな大きいブドウの房もあるんですかっっ?!」
おぢさん「うん、あるよぉ~( ̄ー ̄)ニヤリ 探せばゴロゴロしてるから。」
という教えをいただいたので捜索再開。。。
。。。
・・・15分後、汗ビッチョリとなった時点で心が折れて終了。
この時の外気温 22℃.
通常なら快適な気温のはずですが、ひたすら上を見上げながら歩き回るのはかなり負担だったようです。
そう考えると園内で作業されるスタッフさんの重労働っぷりが想像できます(-_-;)
あ、個人的には スチューベン 一択でしたが画像撮り忘れ・・・。
↑ 和梨と林檎の競演
この日は「特に和梨がオススメっ!!」 とのことでした。
※3 園内では洋梨(ラ・フランス)と区別するために「和梨」と表現されてます。
※4 園内では洋梨(ラ・フランス)と区別するために「丸い梨」とも呼んでました。
↑ 巨大な赤い実が印象的な林檎(品種不明)
スーパーに並んでる赤い実のヤツに比べて一回り以上大きいです。
贈答用として段ボールに入れて飾られている「お高い林檎」なのでしょうね。
せっかくなのでおひとつ頂きました。
※5 園内の果物はすべて贈答用のものとまったく同じ、とのこと。
↑ 小ぶりで可憐な実が印象的な品種
気になったものの、この状態が熟しているのかまだ早熟なのか判断出来ず見送った次第。
事前に情報を集めてから来るべきでした。不勉強でスミマセン(-_-;)
さて、このコースは制限時間60分。
ですが 45分経過した時点で終了。どちらかと言えば体力が尽きて終了、でした。
貸し出しの買い物カゴいっぱいになった果物を受付にて提示してチケット清算。
【重要】
果物の品種により、チケット点数が異なります。
チケット点数は受付に提示されているのですが、園内には一切表示されていないので、事前に受付で画像撮って記録して随時チケット計算しておくことを激しくオススメします。
というのも受付で貴重品(スマホ含む)を預けてしまい画像撮れず、チケット点数が把握できないまま果物を狩りまくってから精算時に∑(゚Д゚; )アリャ? → (・∀・)アヒャ?! となることがあるからです。
以下、ダメダメな実例ケース。
奥様「すみませんが、お客様の方で自己申請でお願いします。」
コギ「えーと、3人合計で 48点 だから、コレ全部で 48点以内 に収まっていれば大丈夫ですね?!」
チケット点数表の前で、それぞれの点数を確認。
[普通ブドウ] スチューベン 4点 × 2房 = 8点
[大粒ブドウ] 巨峰 8点 × 1房 = 8点
[大粒ブドウ] シャインマスカット 25点 × 2房 = 50点
[林檎] 品種不明 4点 × 2個 = 8点
--------------------------------
合計 74点
ふぁっ?! 74点?
シャインマスカットが一房 25点 って!!
入園時の持ち点 16点 の時点で既にオーバーしてるし!!
シャインマスカット、高っけぇ~!!!
まぁ、今回は家族が最初から シャインマスカット一択だった というので仕方ありません。
さすがに不憫に思ったのか、奥様がやや小ぶりな方の点数を 25 → 20点 にディスカウントしてくれたものの、追金で¥1,500 を支払い清算終了。
【教訓】 事前にチケット点数の確認は忘れずに!!
※6 ちなみに食べ放題だと、[普通ブドウ]¥800、[大粒ブドウ]¥2,700 とのことでした。
↑ 欲しい方にはもれなく「トラさん写真付きポストカード」が貰えます。
【訃報】 トラさん、逝く
コギ「トラさん元気ですか?週末はお休みなんですよね。」
奥様「あー、実はですね・・・」
という流れで、少し前に トラさん が「旅立たれた」ことを教えてもらいました。
ちょっと前に体調を崩して、様子を診ているうちにすぐ亡くなったとのこと。体調崩すまでは全然元気だったらしく、今でも亡くなった実感が乏しいご様子。
コギ「直前まで元気だったなら、きっと大往生だったと思います~(涙目)」
奥様「そうですねぇ。ウチに居付いた時から ずっと年齢不詳 でしたから、おそらく寿命だったんでしょうね(笑)」
トラさん のご冥福をお祈りいたします。
今までありがとう & お疲れ様でした。
さて、家に戻って本日の成果を確認。果物だけに成果って
↑ 左から「巨峰」「シャインマスカット」「スチューベン」
シャインマスカット の粒の大きさが際立ちます。
巨峰 も標準サイズよりやや大きめ、スチューベン に至っては粒の大きさが一般的なものよりだいぶ大きい事に気付きます。
さて、それでは食べ比べてみます(あくまで個人の感想)。
【巨峰】
口に放り込んだ瞬間のプリっとした果肉感がハンパ無いです。粒も大きく香りも濃厚で食べ応え充分。もし食べ放題で巨峰だけ食べたらすぐお腹いっぱいになってしまうことでしょう。
甘さと酸味のバランスが絶妙。食べた後は酸味はスッと消えて爽やかな甘みが口の中に拡がりやがて穏やかに消えていきます。
皮は肉厚、正直粒を丸ごと食べるのは厳しいかと。
【シャインマスカット】
皮が肉薄なので、皮ごといただけます。
(皮には多くの栄養が含まれるとか。主に黒ブドウのようですが)
巨峰 以上に大きい粒ですが果肉は柔らかく、正直なところ何粒でも食べることが出来そう。(お財布の中身と要相談)
成熟した粒は酸味はほとんど感じられず、ひたすらに上品な甘さが口の中いっぱいに広がります。香りはあまり感じられず余韻も長引かずスッキリさっぱり。それ故にどんどん食べ続けることが出来るので食べ過ぎ注意です。
いろんな意味でヤヴァイ品種 だと思いました。
※7 ちなみに小さい粒があったので食べてみたらツンとした酸味に終始して甘さもほとんど感じられず全然美味しくありませんでした。この品種はしっかり成熟した房を選ぶ必要があると思います。
【スチューベン】
スーパーマーケット等で見慣れたこの品種も、果物園で狩りたてのものとなれば全くの別物。
まず粒の大きさが一般的なものと比較すると一回り以上大きく、一粒あたり 15~16mm もあります。
赤味がかった黒い皮は厚くはないもののやや存在感があり丸ごと食べるには少し厳しいかと。
皮の内側付近にやや酸味(嫌な感じではない)を感じる部位があり、果肉は丸みを帯びた柔らかな甘さが口の中に拡がり余韻も長く続きます。穏やかな甘い香りも含めて、個人的には一押しの品種。
大粒の品種に比べると、種の存在感がやや気になる、かな?
と、いう訳で。
フルーツ狩りは初めてでしたが、美味しい果物を求めて広いフィールドを探しまくりの狩りまくり はなかなかに楽しい体験でした。
全身汗だくになって歩き回ったので良い運動にもなりました。
メニューはシンプルな 食べ放題 と比べると、お気に入り狩りコース はチケット点数の計算がやや難解かな、と。
まぁ二度目からは手慣れてすぐ計算できると思います。
※8 コラチのフルーツ園のお客さんは大半がリピーターの方だそうです。
強いてデメリットを挙げるとすれば、スーパーマーケットなどに並んでいる果物では到底満足出来なくなることぐらいでしょう(笑)。
もぎたての果物の味と香り、そして鮮度を味わったら、また来たくなるのは当然の事と思います。
さて、今晩の夕食は。。。葡萄三昧 ですネ、これは。