長い物語がひしめき並んでいる

ちょっと面白いものを見つけた。日本一の木彫りのまち「井波」という地で木彫り体験ができるのだ。それもぐい吞みを作るっていう体験。しかも作ったぐい吞みを持って酒造で地酒の試飲ができるのだーーーーー。










その体験は黒髪庵でヤります。



黒髪庵とは、北陸（加賀、越中、能登）の俳人、歌人数百人の勧進によって、文化7年(1810年)に建立された庵です。境内には、瑞泉寺11代住職浪化上人が、俳聖芭蕉の遺髪を伊賀上野から貰いうけて築いた「翁塚」があり、これから黒髪庵の名がおこりました。芭蕉翁を奉った方形の茅葺きの芭蕉堂、浪化の鶏塚の句碑もあり、いまも全国から俳人達が訪れるそうです。
（イった時は知らなかったんだぜ☆）















お膳立てはバッチリ。







60分一本勝負スタート！



真ん中のが最初の状態で、両側にあるのはお手本。中はくり抜いてくださっているので外側を彫っていくだけです。














恐る恐る彫るもんだから、角度はこう！もう少し力入れてもヨシ！との指導が入ります。


向こう岸はフリーダムに製作していると思ったら「あっ！」という叫びが（震え）
ご心配なく。怪我をしたのではありません。ためらいがちなワタクシと違って、勢いよく大胆に彫り込むスタイルが禍し、首の皮一枚な部分が出来たそう…　うぉおい…
※後に判ったことですが、彫り過ぎて穴があいても新たにやり直しをさせてはくれないらしい…







ステム（脚）があってフット（台座）があるような形もいいなーって思ったのですが…　ワタクシには力量が無いと察し、早々に諦めました。







外側の彫りが終わったら飲み口部分の角を落とす作業をし、焼印を施したら完成☆





＼ワタクシのぐい吞み／






＼あの子のぐい吞み／


両者ともほぼ同じ形（笑）
違いは、あの子が焼印をしくじってしまい、3ヵ所に焼印があることくらい。




















歩いて5分かからないくらいのところに若駒酒造があります。



「若駒」という銘柄の由来は、「天までかけのぼる天駒のように、広く世に知られて、愛される日本酒になるように」との願いが込められたものだとか。



背中に羽が生えた子馬が描かれ躍動感あふれるデザインのラベルです。野太く力強い味わいの本格派の辛口酒。喉越し・切れ味はシャープで、満ち溢れる旨みは抜群！
ガラスと、出来たての木彫りとで、飲み比べさせてくれます。木彫りからの香りが格別です。
正直言えば、他の銘柄も試飲させてくれるのかなーーーって思ってました（笑）










今宵、ワタクシ達がいただくのはこちらです。
















もうちょっと大胆に彫り込めば良かったな。



もうちょっと薄く掘り込めば良かったな。



ちょこちょこした物の一員になりました。ぐい吞みだけが悪目立ちしているような？（笑）