2024晩秋　リンゴ可愛や可愛やリンゴ旅⑦（湯岐温泉　山形屋旅館）

磯部から檜枝岐ですごいルートと言われたけど…
行程を決めたときも何も思ってなかったし、今でもそうなの？としか思ってない。でもね、そういえば、行き先々でも「えええ…」と言われたっけ。










初日、2日目、3日目の宿泊先への大雑把なルートですが、



初日と最終日以外は一日の走行距離を200km前後に抑えてるんですよ。安心、安全☆

宿の人やお客さんから「どこ行ったんだ？どこ行くんだ？」って必ずと言っていいほど聞いてこられるので、このルートを伝えたところ「なんでそう行くの？福島の民でさえ、そう行かないよ」と言われたんだよね。あはははは。







この日は宿to宿の寄り道なしです。理由は後ほど。

宿に着く直前の左折ポイントで左折できずに直進のまま通り過ぎることになってしまい、バックしてさっきのポイントに戻ってみようと思ったその矢先での看板が…





えー…



仕方がないので案内どおりに迂回して宿の駐車場に停めたわけですが、



迂回ルート（通常の逆側）からやって来たワタクシを見たバイカーが心配気に言うてくるのです。
「え？その道ってダート道でしたでしょう？その車で大丈夫でした？バイクの僕でもやめておいたんですよ」と。



『ダートで轍もありましたけど大したことなかったですよ』
平気な顔するしかないし、思えばもっとすごいダート道①、②、③、④、⑤を走ったことありますし。



そして続けて言うてくるのです。
「通常の道から来れましたよ」と…





チョ、待テヨ。　金澤建設株式会社めッ！







よく分かんないまま小道を下ってみることにした。



見えている建物って一般家屋のようにしか見えないけど…　進んでみましょう。










あ！見えてきました。













玄関はこちらでした。



冒頭で、寄り道なしで宿へ向かった理由は、なんと「チェックインは13時～」なんです。こちらの温泉はぬる湯なので、ゆっくり時間をかけて浸かりたいので13時に到着するために宿to宿にしたっていうわけです。今回の旅で唯一の旅行サイトからのネット予約でした。クーポンがあったので季節限定プラン（料理のランクアップ）にしました。

宿のジッチャンから部屋の鍵を受け取り、客室のある2階へ。



和モダンの洒落たつくりでもなく、アンティークな古民家風でもなく、知っているわけではないけど昔懐かしの自然体のままのレトロで素朴ないい感じに落ち着く和室です。布団は部屋の隅に一式が積んでありセルフで敷くスタイル。フカフカです。アメニティはフル完備。



ウェルカムお菓子は落雁。







部屋で宿帳を書くスタイルで、用意されていたペンのペン立てが（笑）
そして机の上に、期間限定のオススメのラインナップが…　



飲めと言わんばかりですよね。ﾆｯｺﾘ











温泉へ行きましょう。
この宿には岩風呂と貸切風呂があります。共に風呂へ行くには館内から出る必要があります。

貸切風呂については、宿泊客が多くない日であれば自由に入れるらしいのですが、この日は混んでいる日ということで14時～23時の小1時間区切りでの予約制。23時からは清掃のため入浴不可になるとのことでした。
チェックイン一番乗りの特典？で14時までならOKだよってジッチャンが。マッハで部屋に荷物を置いてきました。もちろん予約制のほうも予約しましたよ。







岩風呂から引湯しているので湯温は下がります。





ぬるすぎると感じる方は加温することができます。



到着当日に2回、翌朝も2回（予約制ではなかった）楽しみました。うふふ。










もう一つの浴室である岩風呂はチェックインからチェックアウトまで通しで利用可です。

が、混浴…　ｸﾞﾊｯ

ご安心ください。湯浴み着を着てもOKです。
しかも女性専用時間あり。
①09:00～10:00
②14:00～15:00
③21:00～22:00（宿泊者のみ）





女性専用時間になったら自動的に「女湯」の暖簾が掛かります。　なので勝手に動かさないで。壊れるから。
男性の方は女湯に切り替わる前に出てこないと、宿のジッチャンに叱られます。場合によっては出禁にするとかで、結構厳しめなジッチャン（驚）

そんなジッチャンのおかげで安心して楽しめました。うふふ。










ガラ…（戸を開く音）












独泉☆

















Ph9.6のアルカリ性単純温泉。自噴泉なので湯の鮮度抜群！岩からもぷくぷく湧く湯が尊い…
38℃強のぬる湯はとろけるほどめちゃくちゃ気持ちよく、心地いい。湯あたりしにくいのもいい！お肌つるつるになって物凄くいい！



その昔、岩風呂はこの地域を統治していた殿様の保養所のような場所で、その頃は源泉部分を木組みで囲って湯船にしていたそうです。この岩の切れ込みはその木組みをはめ込んでいた跡なのだそう。







そういえば夜の専用時間にご一緒したオバチャマ3人組の元気の良さ、仲の良さには惚れ惚れしました。オバチャマからしたらワタクシのほうが元気良過ぎなんですってよ（笑）　※冒頭部分参照
茨城から来られたとのことで、「次は、ひたちなか海浜公園に来てねーーーーー」とアピールされました。ｱｲ､ﾜｶﾘﾓｳｼﾀ。










朝夕とも部屋食となります。山形屋旅館の食事は、部屋食で食べ終わったら、部屋の外に置いておく「湯治スタイル」です。
夕食は18時。





運ばれてきた膳で、美味しいが確定されました！
こんにゃく刺身と酢味噌は若女将の手作りだそうで、撮る前にうっかり食べきってしまった。滑らかさが何とも言えない。箸が止まらないほど絶品☆





もっきりでの提供でした（嬉）



熟成感のあるクセと酸味もあるけれど、甘味もありました。燻製香のようなものもあり、最後に香りと酸が心地よい。













秋の季節限定プランの料理のメインは「奥久慈シャモ」となります。
今までは別注か、特選プランでのみ提供されていたそうで、この度、おひとり様でも食べることが可能となったのです。



すき焼き風にしても、柳川風にしても、親子丼にしてもOK！さあ、どういう風にしちゃおうかな。









柳川風にしてみた。



一味をパラリ。
うーーーーーん♪奥久慈シャモの歯応えと濃厚な味がいい！美味しい！







焼きたてアッツアツでの提供。ものすっごい美味しい！





そして、また膳がやって来たのです。







茶碗蒸しは若女将が作られたそうです。うん！美味しい！お腹ぱんちくりん！










朝食は8時。















ご飯も味噌汁もすんごく美味しい！







ちなみに旅行サイトからの予約だとチェックアウトは10時ですが、公式HPからの予約だと11時となります。13時から翌11時までという時間を贅沢にものんびりと使ってみるのもいいですね。