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おそらく全国的にもガクンと寒くなった日から旅に出た。


宿の部屋の暖房はエアコンのみで稼動させてないと本当に寒い。でもメチャクチャ乾燥して喉がヤられそうになるの。あの子がマメに調整してくれていたけど、ベストな感じになかなかならない（苦笑）
風情丸無視でも濡れタオルを掛けておくべきだったな、と今更ながら反省した。










旅の前日に届いた部屋着。あの子に似合いそうな色があったので、ワタクシ用とあの子用にと持ってきていた。表面はふんわり＆もちもちやわらか、裏面はあったか裏起毛の肌触りが気持ちいい。



風情に欠けるけど部屋着を着て過ごした。役に立って良かったお。










残念なことに東山荘は温泉ではないのです。





でも、タイルが素敵。







とある方の7年前のブログで、風呂もトイレもカルキ臭がきついという触れ込みがあったけど、全然そんなことはなかったですぞ。


風呂は貸切風呂で2つあり、夜は大きいほうを22時まで、朝は使用できないんだろうなーって思っていたら、小さいほうを準備してくださり有り難い限りです。












朝6時には瑞泉寺の優しい鐘の音が鳴ります。10回鳴るんだそうですが、3回くらいしか記憶になかったです（笑）










さて、朝食。

















米、美味ぁ！










旅館自体は古いけれども、掃除が行き届いて、清潔であり、落ち着いた雰囲気の良い宿でした。なによりも料理が美味しくて最高！是非とも再訪したくなりました。

井波の町を散策しませう。

















皆さま、お気付きでしょうか？







あちらこちらに猫が潜んでいるんです。もちろん猫以外の彫刻もたくさんあります。









本物かと見間違うほどの猫がいたり。









ワタクシ的に大好きなアングルの猫がいたり。





色々撮ってはみたものの携帯のピントぶれぶれっぷりが激しいので、美しく撮影されている他人様のサイトでご覧ください。
・南砺市井波で木彫り猫探し
・南砺市井波で木彫り猫探し(その2)










実は二泊の予定を三泊に変えたんです。
降雪の季節は田中さんではイけないので公共機関での合流を考えると、ワタクシだけでも前乗りしたほうがいい。庄川湯谷温泉には絶対にイくと決めていたので、近いところで宿を調べているおーーーとを告げると、あの子もノってきた ٩( 'ω' )و わいわーーーい。


今宵、ワタクシ達が泊まる宿はこちらです。





「とうざんそう」と読みます。
元禄時代創業で、館内には昭和初期の井波欄間や彫刻・美術品が飾られ、文人墨客に好まれてきた旅館です。池波正太郎氏の愛した宿として知られているそう。いつも宿泊された客室が2階の「藤波」で菊の欄間のある8畳ほどの部屋。我らはその隣の「朝霧」でした。あー、事前に言うてたら良かったかなー。ちなみに今宵の宿泊客は我らのみ。














謎スイッチ発見！










広縁部分の照明のスイッチでした（笑）







部屋の窓からは瑞泉寺の石垣越しに山門大伽藍が見えます。










試飲がちょびっとだったので早速飲みました（笑）





お着きのお菓子のしろえび紀行をツマミに。お土産はこれに決まりだ。





夕食は別室となります。1階です。





これで全部ではありませんが、料理は割烹旅館らしい富山の魚介類中心。













地酒をオーダー。もちろん若駒です。





＼乾杯☆／





















海老がザックザクで美味しかったけど、天婦羅の付けダレが独特でした。ウスターソースを混ぜてあるような感じ。面白かったです。











米、美味ぁ！







大変美味しゅうございました！

ちょっと面白いものを見つけた。日本一の木彫りのまち「井波」という地で木彫り体験ができるのだ。それもぐい吞みを作るっていう体験。しかも作ったぐい吞みを持って酒造で地酒の試飲ができるのだーーーーー。










その体験は黒髪庵でヤります。



黒髪庵とは、北陸（加賀、越中、能登）の俳人、歌人数百人の勧進によって、文化7年(1810年)に建立された庵です。境内には、瑞泉寺11代住職浪化上人が、俳聖芭蕉の遺髪を伊賀上野から貰いうけて築いた「翁塚」があり、これから黒髪庵の名がおこりました。芭蕉翁を奉った方形の茅葺きの芭蕉堂、浪化の鶏塚の句碑もあり、いまも全国から俳人達が訪れるそうです。
（イった時は知らなかったんだぜ☆）















お膳立てはバッチリ。







60分一本勝負スタート！



真ん中のが最初の状態で、両側にあるのはお手本。中はくり抜いてくださっているので外側を彫っていくだけです。














恐る恐る彫るもんだから、角度はこう！もう少し力入れてもヨシ！との指導が入ります。


向こう岸はフリーダムに製作していると思ったら「あっ！」という叫びが（震え）
ご心配なく。怪我をしたのではありません。ためらいがちなワタクシと違って、勢いよく大胆に彫り込むスタイルが禍し、首の皮一枚な部分が出来たそう…　うぉおい…
※後に判ったことですが、彫り過ぎて穴があいても新たにやり直しをさせてはくれないらしい…







ステム（脚）があってフット（台座）があるような形もいいなーって思ったのですが…　ワタクシには力量が無いと察し、早々に諦めました。







外側の彫りが終わったら飲み口部分の角を落とす作業をし、焼印を施したら完成☆





＼ワタクシのぐい吞み／






＼あの子のぐい吞み／


両者ともほぼ同じ形（笑）
違いは、あの子が焼印をしくじってしまい、3ヵ所に焼印があることくらい。




















歩いて5分かからないくらいのところに若駒酒造があります。



「若駒」という銘柄の由来は、「天までかけのぼる天駒のように、広く世に知られて、愛される日本酒になるように」との願いが込められたものだとか。



背中に羽が生えた子馬が描かれ躍動感あふれるデザインのラベルです。野太く力強い味わいの本格派の辛口酒。喉越し・切れ味はシャープで、満ち溢れる旨みは抜群！
ガラスと、出来たての木彫りとで、飲み比べさせてくれます。木彫りからの香りが格別です。
正直言えば、他の銘柄も試飲させてくれるのかなーーーって思ってました（笑）










今宵、ワタクシ達がいただくのはこちらです。
















もうちょっと大胆に彫り込めば良かったな。



もうちょっと薄く掘り込めば良かったな。



ちょこちょこした物の一員になりました。ぐい吞みだけが悪目立ちしているような？（笑）