• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

_nina_のブログ一覧

2023年12月23日 イイね!

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道南】八雲町(温泉旅館 銀婚湯)①

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道南】八雲町(温泉旅館 銀婚湯)①銀婚とは、結婚してから25年目のこと。
どうして北海道の温泉に「銀婚湯」という名が付いたのだろう…










そもそも、上の湯温泉は落部川の中流中洲より湧出する名湯として、数百年昔から、先住民族のアイヌの人々が狩猟の折々に汗を流し、時には療養のために常浴しておりました。
蝦夷日誌によりますと、江戸時代後期の弘化3年(1846年)には松浦武四郎が浴し、初めて全国に紹介された旨の記録があります。

慶応4年(1868年)の成辰戦争の折には榎本武揚率いる幕軍の負傷者を湯治させたところ顕著なる効能があったため一躍有名になりました。 しかし、当時は熊笹で覆った無人の湯小屋で、温泉の湧出量もさほど多くなかったのでしょう。
大正14年5月10日、七飯峠下の川口福太郎が志あって中洲を開掘し、熱湯の大量湧出に成功。温泉宿建設に夢をはせたのでした。

時あたかも大正天皇銀婚の佳日に当たったため、福太郎の妻トネの発案で、自分たち夫婦の銀婚式を重ね合わせ、「銀婚湯」と命名。その後、困難もございましたが、トネの血のにじむような努力により、今日の銀婚湯の礎が築かれたのであります。


大正天皇の銀婚の日に重ねた、おめでたい由来だったのですね。





\到着/


濃い緑の木々に包まれた入り口を抜け、樹齢1000年を超える水松の大木越しにあります。歴史を感じる建物ですが、意外にもちょっと民芸調。公式HPにも「どうぞ、ふだん着のままでお越しくださいませ」とあり、ホッとしました。





2020年夏、ユノコどんは言った。「湯桶はどう考えても生木のくりぬきで、北海道以外でやったら3年で腐る。微生物の少ない北海道だから成り立ちますね」と。好奇心スイッチをグッと押してきた。
まんけん氏のオススメ宿でもあり、北海道を旅するなら何が何でもここは外せないと決めていた。

そしてワタクシ、9月の三連休に押さえることに成功したのです。ヤッタネ
ルートも日程もまだ本決まりじゃなかったのに、一番最初に予約を押さえたのがこの宿だったのです。





というわけで、本日の走行はここで終了です。Google Mapとカーナビとでは差異がありますが、田中さんによれば228㌔走ったとのことです。



今回の旅でハイドラをしようかと思ったけど、充電喰いアプリなのがネックで断念した。が、旅の途中から後悔しだした。そして今、痛烈に後悔している。







創業昭和2年、昭和37年築以来増改築され、純和風の広々とした館内は風情にあふれ、上質な木のぬくもりに包まれています。フロントは建物の中で最も古い造りを残しているそうです。
銀婚湯の素晴らしいところのひとつとして、チェックイン開始が13時なんです。なので、宿泊するのなら気合を入れて早めの到着をオススメします。





予約の際に部屋タイプを訊かれたので、旧館を選びました。







このレトロさにぐっとくる!
部屋は2階。部屋の戸は障子紙の貼られていない障子戸+襖の二重扉になっています。鍵の開け閉めは難易度が高く、最後までなかなか慣れませんでした(苦笑)



部屋は8畳+広縁。テレビ、扇風機、冷蔵庫あり。トイレ、洗面台がないだけで不便ではない。












温泉の前にちょっと説明しませう。





銀婚湯は浴室の数が多い
湯宿だいいちかんの温泉湧駒荘も多かったですが、銀婚湯の場合は外湯の貸切風呂が最大のウリなんです。トチニの湯、もみじの湯、どんぐりの湯、かつらの湯、杉の湯の5つがあり、足湯が1つ。
館内にも浴室があり、男女別の内湯+露天風呂。時間で男女入れ替え制になります。そして家族風呂が1つ。全部で11か所もあるんです。

なお、家族風呂と外湯の貸切風呂は宿泊客しか入れません。なので、銀婚湯は宿泊をオススメします。



貸切風呂の利用は早い者勝ち
貸切風呂は大概そうなんですが、
館内の家族風呂は16時から利用可能で、開いていれば予約なしで利用できます。
外湯の5つはフロントで専用の入湯札となる木札の鍵と部屋の鍵を交換するシステムで、概ね40分~1時間以内で返却だったと思います。



外湯の貸切風呂は歩く歩く歩く
健脚ではないと辿り着けないかも。勇気がないと辿り着けないかも。そして、外湯を利用し、また他の外湯を利用したい場合は、その都度フロントまで戻らないといけないのです。専用の入湯札となる木札の鍵がないのだから。

結構歩くし、しんどいなー、面倒臭いなーって思います。



その面倒臭さから悪知恵を働かせる者がいたそうです。外湯の道中に客同士で鍵の交換をし、フロントに戻ることなく外湯を楽しむという… その客同士はwin-winだったでしょうが、そのせいで、鍵が戻らず困るフロントと鍵が戻ってくる頃なのに待ちぼうけを喰らう客が発生しちゃうのです。これは良くないこと。

各浴室の脱衣所に警告が掲示されてました。
客同士で鍵の交換はしちゃダメ。ゼッタイ。










それでは温泉へ行きませう。

フロントへ行くと外湯の鍵は「もみじの湯」だけ。
出遅れ感はんぱなかったですが、それでも残ってて良かったです。全部巡るつもりなので、到着してすぐに1つでも入れたら御の字です。ちなみに、照明がないので夜明け~日没までしか入れません。



フロントで地図がもらえます。地図によれば「もみじの湯」は7分。広大な敷地に5か所も点在する貸切風呂。結構なウォーキングになります。日頃の運動不足で筋肉痛になりそう…
(意外にもならなかった)



玄関を出ると左手に「銀婚湯の森」の入口という木の門があります。



進んでいくと踏み石が枝分かれする箇所もあるのですが、結局が同じところに出ますので踏み石を頼りに好きな方向に進んでいきます。
途中、途中で案内表示があるので方向音痴なワタクシでも大丈夫でした。

まだまだ歩きます。







え…







吊り橋です。







吊り橋と落部川です。

吊り橋は一度に5人以上で渡らないようにとのこと。1人が歩ける幅しかなく、1人で渡るだけでも意外とぐらぐら揺れる。アトラクション気分(苦笑)
宿の人が履いていけっていうから履いてきたけど、クロックスは心許ないの。履きなれていないから歩きにくいし、脱げそう。
(以降は、自身のスポーツサンダルで歩きました)



吊り橋を渡り切ると案内表示があります。



遊歩道は一周1,500㍍。ほぅ…
「もみじの湯」は左です。




















\あった/


入り口は引き戸。左にスライドさせて開けます。



少し進むと脱衣所の木の家が現れます。脱衣所も野趣満点でドキドキとワクワクが止まらず、とっとと服を脱いで、備え付けのサンダルに履き替えて、浴槽のあるところまで歩いていきました。ほんの数歩です。










\わーーー/


1~2人サイズの長方形の浴槽が一つ。
銀婚湯一のもみじの銘木の根元に造られた浴槽で、銀婚湯の従業員の方たちが1年かけて造ったのだそう。なんと手彫りなんですって!











もう少ししたら、もみじが赤く色付いて、より一層素敵になると思います。












そうだった。帰りもあるんだった。



クロックス怖いよ↷↷










部屋に戻っての湯上がりビール。

\ぷしゅ/











それでは夕食です。



      ワ
      ア
       ァ
        ァ
        ァ
         ァ
        ァ
        ァ
       ァ
      ァ
      ァ
       ァ
       ァ
    ヽ\  //
        ∧∧ 。
     ゚ (゚∀゚)っ ゚
      (っノ
       `J



1Fの食事処「静山」へ向かいます。
昼抜きだったので、チェックイン時に18時に決めたようです。
(こんなにブログがノロノロだと細かいこと忘れちゃう。笑)



半個室っぽくなっていて、他の人の目を気にせず食べられるのっていいですね。半個室のところに「部屋名 ○○様」と書かれた紙が貼られており、係の人に案内され座ります。
流れ作業的だったけど「嗚呼、あなたはここね」的に言われて座ったはずなんだけど、別の係の人から「勝手に座ってたから分かんなかったじゃないの!」的に注意を受けた… すんごく理不尽。





時間に合わせてセットされていました。









先付:とうもろこし豆腐/わさび


とうもろこしだから甘い。そして美味しい。





前菜:ローストビーフ、モウイサーモンのレモン土佐漬、帆立のバター醤油焼き、巻きゆばの含め煮、オクラごま和え、山ウドの辛煮、チーズの揚げ春巻き、菜の花の芥子漬、ミニトマトのマリネ


ここで日本酒をオーダーしようか悩んだ末に止めた。
(待ちに待った夕食なのに湯上がりビールで満足してしまったようだ…)





刺身:三点盛り合わせ






焼き物:さわらのクリーム醤油ソース






煮物:海老の黄身煮、高野豆腐の煮含め/小松菜煮浸し






揚げ物:海老の衣揚げ、南瓜の衣揚げ、ピーマン/柚子塩






鍋替わり:豚冷しゃぶ、夏野菜・薬味/胡麻だれ






食事:ゆめぴりか、香の物、味噌汁






デザート:水菓子











初日は面白いくらい、まんけんさんと同じでした(笑)





続く

関連情報URL : https://minkara.carview.co.jp/userid/199766/blog/47357663/
関連情報URL : http://www.ginkonyu.com/
Posted at 2023/12/23 12:17:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | 北海道 | 旅行/地域
2023年12月20日 イイね!

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道南】八雲町(八雲温泉 おぼこ荘)

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道南】八雲町(八雲温泉 おぼこ荘) 9月に北海道へ行き、ノロノロとUPしていってるのですが、
「いい加減、北海道飽きたよ!」と思われているでしょうね…
実のところ、ワタクシのほうが飽き… て… き… ゲフンゲフン

今しばらく稚拙なブログにお付き合いくださいませ。










「お昼抜きで全力投球した朝食」を食べたので、お昼抜きにして夕食に全振りしよう。もしもの時はパンがあるから大丈夫☆

走れ、走れ、田中さん。
お漏らししてるけど、頑張れ、頑張れ。










\到着/




背後には標高999.3㍍の、惜しくも1000㍍足らずの奇怪な山容の雄鉾岳(おぼこだけ)が聳え、これが施設名の「おぼこ荘」の由来となっているそうです。


※拾い画像(おぼこ荘手前から)




※拾い画像

その雄鉾岳ですが、アイヌ語の原名はカムイ・エ・ロシキ(神々が群立するところ)で、北東面が大岩壁で「そそり立つ」姿は崇高を感じられるのだとか。


※拾い画像

こんなところまで登るって… 登山される方って凄いなー。















入浴料は600円。券売機で入浴券を買い、左横に設けられている青いトレーに置くのですが、



こんなんでいいの?って感じで二度見した(笑)




















ガラ…(戸を開く音)






















独泉☆

駐車場には車が多く停まっていたので立ち寄り湯の人でいっぱいなんだろうなーって思っていただけにビックリ。この日は男湯だけが賑わっていたのだろうか。

ガラス張りの明るい浴室に10人サイズの浴槽。
大きな岩の壁は噴石が使われているという野趣溢れる浴槽からは滔々と惜しみない溢れ出しがあり、浴槽まわりは赤錆色と黄土色の渋い色に染まっていました。

深緑をおびた笹濁り湯からは金気臭がします。岩の下の裂け目から注がれる湯のしぶきが顔にパチパチと当たってくるほど勢いが良くって嬉しくなります。しかも微炭酸っぽい!



湯口とは逆の位置からの溢れ出す湯はその直下にある排水口から惜しげもなく捨てられいく…



あまりにも贅沢な湯使いは圧巻です。湯はじゃんじゃん注がれ、どんどん流れていくので鮮度抜群。サラサラキシキシの浴感で湯加減もちょうど良かったです。

ちなみに、このガラスに近付き過ぎるのは危険なんですって。外を覗くと男性露天風呂が丸見え。と言うことは… アハハハー










さて、露天風呂に繋がるドアを開けると…



階段でした。階段を降りていくと…















\「大浴場 露天風呂」が視界いっぱいに現れます/




10数人サイズの広大な露天風呂をたっぷりと満たす豊富な湯。内湯とは異なる色と性質の湯。鉄分の多い濁り湯です。
岩の向こうは鉛川。せせらぎを聞きながら… 嗚呼… まさに極上、至福の時です。



浴槽の中央には岩。







運よく日陰が出来ていたので、ゆったりのんびり浸かっていました。







素晴らしい湯をありがとうございました。











※公式HPより拝借

ふーん。男湯のほうが倍大きいんだー。内湯も男湯の方が倍大きいらしいの。ふーん…






















八雲町木彫り熊資料館にやって来ました。



お土産品から芸術作品までさまざまな木彫り熊をまとめて見られる、道内でも唯一の施設。実はかなり楽しみにしておりました。










ご自由にご覧くださいコーナーにて。






         。 。
        / / ポーン!
      ( Д )







はぁぁぁ?!(笑)

東京の一部書店しか販売していない雑誌に掲載されたもので、十代目松本幸四郎氏と八雲の木彫り熊が同じポーズをしているという企画だったそうです。

加藤貞夫氏の「座熊」

















      スポポポポポポーン!
      。     。   
        。  。 。 。 ゚
       。  。゚。゜。 ゚。 。
      /  // / /
     ( Д ) Д)Д))





茂木多喜治氏の「鮭背負い熊」


もしかしたら作者も違うかもだけど、ほぼ一致ってことで。





熊と、スーツと、幸四郎
熊と、スーツと、幸四郎
熊と、スーツと、幸四郎


気を引き締めておかないと、声を出して笑いそうになるやつです(笑)










木彫り熊は、撮影可のものと撮影不可のものがあります。いくつかご紹介します。





\ドドーーーン/







































大木を割っただけのような熊、スキーに乗った小さく愛らしい熊がいたり、



こちらもとっても小さかったり。
北海道土産の代表的な木彫り熊のイメージって鮭をくわえた熊の姿だったけど、形や表現が幅広くてこんなに愛らしい熊がたくさん見られて、来て良かったー。




















こんなに見れて撮れるのに八雲町郷土資料館も木彫り熊資料館も入館無料なんですよ。










八雲町の由来・起源
アイヌ語で「温泉が・下る」を意味する「ユーラㇷ゚(yu-rap)」と呼ばれていた場所で、「八雲」の名称は、1878(明治11)年に山越内村遊楽部の開墾事業を始めた徳川慶勝の意向によって命名されました。命名に至った経緯については、明らかではありませんが、須佐之男命(「日本書紀」では素戔嗚尊)が出雲の国の須賀において、新婚のための宮を造りになった時に詠んだ歌によるといわれています。「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣つくる その八重垣を(古事記)」
関連情報URL : http://www.h-ffs.com/oboko/
Posted at 2023/12/20 19:48:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道 | 旅行/地域
2023年12月17日 イイね!

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道央】島牧村(モッタ海岸温泉旅館)

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道央】島牧村(モッタ海岸温泉旅館)実は他にも行きたい温泉地があったのですが、公式HPには「館主が病気療養のため年内は休業します」となっていました…
館主様、1日も早く良くなりますように。










次なる候補のモッタ海岸温泉旅館。こちらの温泉は道内で5か所しか確認されていないという珍しいラジウム泉です。
その他4か所の温泉名は、
①薫別温泉、②二股ラジウム温泉、③幌内温泉、④臼別温泉

新聞に掲載されたそうですが、秋田県の玉川温泉に匹敵する300ナノシーベルトという、国内有数のラジウム放射線量があると判明したそうです。泉質としては放射能泉には至らないものの、人体に受けるラジウム放射線量が多く、高い効能が期待できる温泉ということです。

が、



令和3年に泉質を再分析した際に「ラドン」が無くなってしまったそうです。
(撮影ミスで白ぼんやりになってしまったー)












国道から絶対に目に入る看板と聞きましたが… ご覧のとおり、ちょっと茂り過ぎてますので、日本海を右手に見ながら走ると確実に見落とします。(見落としました。)

左に見える建物がモッタ海岸温泉旅館です。少し坂を上ります。





\到着/


入浴料は500円。







写真・動画撮影は禁止となっておりますが、条件付きで許可をいただけました。




















ガラ…(戸を開く音)






















独泉☆

まずは内湯。
入って右手側に洗い場、左手側に浴槽がひとつあります。この感じは男女の浴室は反転かな。

湯は笹濁りで白い湯の花あり。しっとりペタペタする浴感で、硫黄臭と磯の匂いのする熱め。慣れてくれば気持ちよく浸かれますが、汗ドバドバ。調子に乗って長湯しちゃんと確実にヘロヘロになるんだろうな(苦笑)










露天です。



女湯には目隠しがあり、立ち上がらないと海は見えません。







湯は内湯と同じもので、露天だけあって内湯のように熱くはなく適温。こちらでも白い湯の花が舞っていました。波の音を聞きながらの露天風呂は最高です。長く浸かっていられるし、いたいのですが、直射日光が熱い。内湯に避難しました。(デジャヴュ?)







素晴らしい湯をありがとうございました。
Posted at 2023/12/17 17:03:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道 | 旅行/地域
2023年12月17日 イイね!

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道央】島牧村(宮内温泉 宮内温泉旅館)

ひとりdeぐるり北海道 15日目【道央】島牧村(宮内温泉 宮内温泉旅館)ゾウが湯治に訪れたという温泉ってご存知でしょうか。










1971(昭和46)年11月10日。湯治にやって来た象の花子がトラックの荷台に乗ってやって来ました。
花子は開園当時の旭山動物園(旭川市)にいましたが、クル病になり歩行が困難になってきたため湯治に訪れました。
旅館の前にプレハブの「花子のおやど」を建て、中には大浴槽と寝室があり5年間程、暮らしました。
病状はよくなってきていましたが、越冬すると快復を遅らせてしまうこともあり暖かい土地で治療することになり、1976(昭和51)年5月29日朝、本州へ向けて旅立ちました。


ゾウまで癒してしまうだなんて凄い!





\到着/




入浴料は500円。ちなみに、宮内と書いて「みやうち」ではなく、「ぐうない」と読みます。










宮内温泉の歴史の手作りPOPが掲示されてます。



宮内温泉の「ぐうない」は、アイヌ語でユウナイ、クンナイというアイヌ語です。意味は湯の川。



外観同様、レトロ昭和な内観です。









脱衣所の前に水タンクあります。嬉しい配慮↺↺

宮内温泉は上水道ではなくて地下水なんですよん。宮内温泉よりまだ奥にある大平山の伏流水をぜひ味わってみてください。お風呂あがりにひんやりとしたお水が身体にしみ渡りますよん♬♬

入浴の前後でいただきましたが、とても美味しかったです。




























ガラ…(戸を開く音)






















独泉☆

真正面に内湯が2つあり、湯口のある小さい浴槽が熱め、大きい浴槽がぬるめとなっています。



左右の浴槽は仕切りの上の一部が低くなっていて、大きい浴槽側へ湯が流れ込む仕組みになっています。また、仕切りの下でも穴があって、大きい浴槽側へ湯が流れ込む仕組みになっています。







どちらの浴槽も白っぽい湯の花がたくさん舞っています。



僅かな金気臭で、肌触りは少しだけツルツルとキシキシ。身体はポカポカと温まり、のぼせるわけではないですが汗が出てきます。







オットセイ?!












大きい浴槽側に露天風呂へ行くドアがあります。行ってみませう。















\わお/












奥にある湯口から湯がじゃんじゃん投入され、浴槽から溢れ出ています。



湯温は適温で鳥のさえずりや森のせせらぎを体いっぱいに楽しむことができます。長く浸かっていられるし、いたいのですが、直射日光が熱い。内湯に避難しました。

しばらくの間、身体はポッカポカ。肌はコーティングされたみたいにサラスベになりました。







いい湯をありがとうございました!










島牧村の由来・起源
アイヌ語で「背後に岩がある」を意味する「スマコマㇰイ(suma-ko-mak-i)」から転化したといわれています。明治5年、永豊村に戸長役場を設置して島牧郡一円を統轄。
Posted at 2023/12/17 13:40:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北海道 | 旅行/地域
2023年12月13日 イイね!

ひとりdeぐるり北海道 14日目【道央】岩内町(いわない温泉 髙島旅館)

ひとりdeぐるり北海道 14日目【道央】岩内町(いわない温泉 髙島旅館)わかってる、わかってるって、オソかったり、ヘタクソだったり、やたら長すぎたり、そりゃこのペースじゃ年内に書き終わらないわ(爆)










予定外なアレコレやなことがあったけど、なんとか旅を続けています。















\到着/






というわけで、本日の走行はここで終了です。Google Mapとカーナビとでは差異がありますが、田中さんによれば348㌔走ったとのことです。



今回の旅でハイドラをしようかと思ったけど、充電喰いアプリなのがネックで断念した。が、旅の途中から後悔しだした。そして今、痛烈に後悔している。





こちらの宿は宿泊予約サイトには載っておらず予約方法は電話のみ。珍しくはないです。一羽のすずめ丸美ヶ丘温泉ホテルもそうでした。

つい先日、TVでこの宿が紹介されていて知ったのですが、予約が全然取れない旅館でした。
それも、毎年1月1日0時からその年の予約を受け付け開始するんですって(驚)

実はGoogleマップでたまたま見つけただけで、前後の行程を考えたら位置的に丁度いいなって思っただけで、電話したらサクッと予約が取れたの。なので予約が全然取れない旅館だなんて1㍉も思わなかったんです。
温泉でご一緒した婦人が「予約がなかなか取れないのよー」って言われていたのですが、そうなんだ?へーーー?ってくらいにしか思わなかったんです。





今更ながら、めちゃくちゃ運が良かったことに気が付いた。





部屋は2階。チェックイン後、スタッフに促されエレベーターで2階へ行きます。1階から2階なのであっという間に着いちゃいます(笑)

2階のエレベーターの扉が開くと、1階でお見送りいただいたスタッフがなぜかまた目の前に。それも超絶爽やかな笑顔で。
え?え?え?先ほどの方ですか?どういうこと?御兄弟か双子ですか?なになになに?と驚きすぎて矢継ぎ早に質問してしまった(苦笑)










A.階段猛ダッシュの賜物。



慣れとはいえ短距離とはいえ、呼吸も乱さず超絶爽やかな笑顔。なんと素晴らしい。





和室11室、洋室2室の全13室。眺望はオーシャンビューかマウンテンビューとなります。





8畳+広縁の海側の和室になりました。トイレ、テレビ、暖房(?)、扇風機、冷蔵庫、金庫、加湿空気清浄機あり。















さぁ、温泉に行きませう。





先に書いておきますが、内湯と露天風呂があります。内湯と露天風呂は別々の入口となります。そして男女の入れ替えはありません。実は女湯の方が脱衣所、内湯が広いのです。フフフ
先ずは内湯の浴室へ。















ガラ…(戸を開く音)

















独泉☆





ムワッとした熱気に、「あれ?サウナ?」と思いました(笑)

底は御影石、縁はヒバで造られた浴槽は10人くらい入れそうなサイズ。泉源から浴槽までの距離は100㍍程度だそう。鮮度抜群な上に、全く手を加えていない100%源泉掛け流し。
少し青みがかる透明な湯は熱め適温。なめらかな浴感で刺激は少ない。壁に使われている杉で浴室内は木の香りが充満して心地いい…



みんな大好き、湯口!









しばらく浸かっていられるけど、そんなに長湯はできない。ちょっとのぼせそうになる。これは湯温のせいではなく、浴室内にこもったサウナレベルの熱気のせいだろう。換気をもう少しどうにかできればいいのにな。
ちなみに、内湯は翌朝まで夜通しで利用でき、翌朝9時半まで。





窓の向こうに見えていた露天風呂へ行きませう。
一旦、脱衣所へ出て、別の扉から入り、サウナ室の前を経由します。

あら、こちらも木の香りが。



檜の浴槽は4人が入れそうなサイズ。
建物の壁や目隠しの塀で囲われているので眺望はありませんが、屋外だからサウナ的な熱気がなく、湯温は適温。よく見ると泡付き。最高です。
ちなみに、露天風呂は15時~22時、6時半~9時半まで。























それでは夕食です。



      ワ
      ア
       ァ
        ァ
        ァ
         ァ
        ァ
        ァ
       ァ
      ァ
      ァ
       ァ
       ァ
    ヽ\  //
        ∧∧ 。
     ゚ (゚∀゚)っ ゚
      (っノ
       `J



実は部屋食なんです。チェックイン時に17時半~19時で時間を決めます。17時半ピッタリに食事が運ばれてきました。
(18時でお願いしたと思っていたのですが、よっぽどお腹ぺっこりんだったのか一番早くにしたようです。お昼を食べてなかったもんな…)





こちらの宿は食事のプランで宿泊料金が変わってきます。安い <<<<< 高い に並べると、

①朝食のみプラン ※11月から4月まで
②旬感プラン ※11月から4月まで
③特撰プラン
④おまかせプラン
⑤これでもかプラン ※おまかせプランに飲み放題が付きます

こうなると、③か④の二択になっちゃいます。
量の問題かな?と思ったので③を選んだのですが、予約時の電話で「プラン内容の違いは、食材のグレードや質の差でございます。お食事の量はほとんど変わりがございません」ときた。
ならば、折角なので④おまかせプランにした。





「いわない温泉 髙島旅館」へは必ずお腹をすかせて行くこと!
どの宿でも言えることだけど、ここのはガチのマジのガチ。



日本海がすぐそばという立地を活かし、朝晩と選りすぐりの旬の北海道の海の幸が所狭しとテーブルいっぱいに並びます。

ここでひとつお詫びしておくことが…
KO・U・HU・Nし過ぎて引きの画を撮り忘れてたのか保存できてなかったのか、兎に角ありません。



\見よ!この雑な注ぎっぷりを/


こんな写真はあるのにな(苦笑)
プランにビール1本込みとなっていると言われ、クラフトビールにしてみました。
(だったら日本酒がいい… とワガママ言うてみれば良かったな)









甘い身がぎっしり詰まった毛ガニ。





ヒラメの活造りが出てきた(驚)
ヒラメ自体が高級魚のイメージがあり別格なのに… しかもエンガワ付き。ワタクシ、明日召されてしまうのだろうか…(生きてます。)

しかも、



ピクッピクッと動いており、食べ終わってもまだ動いてました。新鮮さも料理人の腕も折り紙付きです。







アワビの刺身まで出てきた(驚)
想像していたとおりのコリコリ感で美味しかった。磯の香りが広がります。

アワビの刺身といえば、カットされた状態で出てくることが多いですが、髙島旅館では切られずに丸ごと一杯で出てきます。



カットせず豪快にかぶりつくもヨシなのだそう。ワタクシは食べやすいようカットしてもらいましたが、こんな機会でもない限り丸ごとかぶりつくのは出来ないかも。惜しいことをした…





ビール瓶の背後に控えていたアワビ。





焼きを入れます。



まだ生きていた。殻ごと網の上に置いて熱すると、驚いたように右往左往する動きを見せ、最後は殻の中央に収まってピタリと動かなくなった…

皿に添えてある串を刺して、すっと入れば食べ頃。生とは違って、焼くと身が柔らかくなり旨みを感じることができます。残酷だけど美味しかった。







え…
ワタクシ、明日召されてしまうのだろうか…(生きてます。)



海鮮鍋です。おひとり様なのにしっかりとした量です。鍋にアワビをぶっ込むのも少し珍しい気がしました。



普通の宿でアワビと言ったら、刺身か焼き物かのどちらか1杯しか出てこないものですが、「いわない温泉 髙島旅館」のエゾアワビは、焼き、刺身、鍋の調理法で1杯ずつの計3杯も出てきます。
アワビ3杯付きの夕食というのは他では聞いたことがありません。
「いわない温泉 髙島旅館」はガチのマジのガチ。出てきます。



部屋の壁に飾ってあった絵ですが、ホントそのとおり!





もうお腹ぱんちくりん…







〆はご飯だけじゃなかった。

モンケは「ハツメ」とも呼ばれるメバルの仲間で、北海道の市場に出まわることはほとんどなく、本州に出荷され、お頭つきの焼き物として使われることが多いのだとか。

最後に魚をまるまる1匹食べることになる。おそろしすぎる…
味は、淡白かと思いきや旨味しっかりで美味しい。腹の身がふっくらとしており想像以上に食べ応えがありました。



出される料理は素材を素直にそのまま味わえるよう、味付けに砂糖や油を使わずにシンプルな調理方法となっていました。魚介の味がダイレクトに伝わるものばかりで美味しかったです。







デザートは別腹。

砂糖や油を使わない分、デザートのフルーツでバランスを取るように計算されています。美容と健康に気を遣う人も安心。





ピューっと出てきてしまいそうなくらい、お腹ぱんちくりん。




















それでは朝食です。



      ワ
      ア
       ァ
        ァ
        ァ
         ァ
        ァ
        ァ
       ァ
      ァ
      ァ
       ァ
       ァ
    ヽ\  //
        ∧∧ 。
     ゚ (゚∀゚)っ ゚
      (っノ
       `J



1Fレストランにて、7時半~9時半まで。9時までに会場に入ればいいそうです。一番乗りで行ったつもりでしたが、気の早い方が他に3組おられました(笑)





お昼抜きで全力投球したくなる朝食。









一番の驚きは、水揚げされたばかりのイカ刺しが朝から食べられること。









イカの塩辛まで… 美味しい!



サラダはレモンを絞ってさっぱりと。
ベーコンが乗った小さなフライパンは、固形燃料で熱してベーコンエッグを作ります。使われる卵はとれたて新鮮な有精卵。地元の契約農家がこだわったエサでのびのび健康に育てた鶏の卵。
もちろん卵は生で食べて、ベーコンだけ焼くってことでも構いません。









やっぱりTKG(笑)















北海道らしく新鮮な瓶牛乳。美味しい!





食後のコーヒーはその場で出してもらうこともできるし、ロビーの方へ移動してから提供してもらうこともできるし、外のテラスでもいい。



庭を見ながらのコーヒー。





コーヒーも美味しい、食事も美味しい。
美肌温泉掛け流しが良き。
程よい距離感のホスピタリティが最高。

なるほど。リピーター続出なのも頷けるし、予約が全然取れない旅館と言われるわけだ。ワタクシも再訪したい。










そしてチェックアウト。エレベーター内にこんな掲示が…



フロント前にパンが並んでる…


※拾い画像

髙島旅館のパン。
実はもう少しで4周年なんです。
もともとパン屋さんを始めたいと思って話していたら、岩内町役場さんに、職人さんを紹介してもらえたのがきっかけです。
自宅をパン工房に改築しオープンした小麦工房「香」さん。
髙島旅館は作ってくれたパンを全量買い取りで毎朝販売しています。
髙島旅館が全部買取すると、職人さんは安心して毎日パンを焼いてくれる。
そうすると町内に新しいお店が出来上がる。
髙島旅館きっかけに、こうして新しいお店ができたことは私にとっても本当に嬉しいことです。
それが4年続き、いまではパンだけ買いに来られる方も増えてきました。
毎朝すぐになくなる髙島旅館のパン。
岩内町の海洋深層水と、共和町ぴかいちファームさんの小麦で作る、天然酵母のパンです。
毎朝、楽しみにしてくれるお客さんも多くて並べる時もワクワクします(*^^*)
髙島旅館に来られるときは、朝のパンも楽しみにしてもらえたら嬉しいです
ね!!


2つ買いました。フフ





\お世話になりました/


絶対に再訪したい!

田中さんに乗りこみエンジンを掛けたら、近くにおられた宿泊者とスタッフが驚いてこちらを窺っていた。なんならちょっと駆け寄って来られた。
イカついエンジン音で申し訳ない(汗)
もちろんそれもあっただろうけど、見ないタイプの車は誰のだろう?と興味津々だったそうです。










岩内町の由来・起源
アイヌ語で「硫黄・沢(硫黄の川)」を意味する「イワウナイ(iwaw-nay)」や、「山・川」を意味する「イワナイ(iwa-nay)」、「軽石・多い・川」を意味する「イェオナイ(ye-o-nay)」に由来する説など、諸説あります。

夏目漱石の本籍地は北海道の岩内町にあったそうです。徴兵を避けるためにこの地に本籍を置いたと言うが、当時、北海道に本籍があると徴兵免除の恩典があったのだとか。
Posted at 2023/12/13 23:03:54 | コメント(2) | トラックバック(0) | 北海道 | 旅行/地域

プロフィール

「@ゆでこ さん ややこしや、ややこしや(笑)」
何シテル?   06/21 20:43
愛車はPEUGEOTを多頭飼いしています。 主な活動はRCZ Rです。敬意を表して、R・田中一郎さんと名付けました。    ○○○  /   ○ ・ω...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2023/12 >>

     1 2
34567 8 9
101112 13141516
171819 202122 23
2425262728 29 30
31      

リンク・クリップ

この季節、やっぱり紅葉見に行かなくちゃ! ٩( ᐛ )و 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/10/25 07:50:13
Smart Tap Easy One Touch2 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/08/27 15:52:41
新潟県でもご当地パンを堪能ス 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/03 21:25:54

愛車一覧

プジョー RCZ R・田中一郎さん (プジョー RCZ)
初めてのLハンです。 ●装備 ・カーナビゲーション ・オーディオ ・TV ...
プジョー 508 ゴーマルハッチャン (プジョー 508)
初めてのAT車です。フランス風に言うと、La オシャレ。 ●ディーラーオプショ ...
プジョー 208 ニーマルハッチャン (プジョー 208)
心地よいパワーと走りをありがとう。 ●装備 ・H.I.D.ヘッドランプキット ...
プジョー 208 ニーマルハッチャン (プジョー 208)
心地よい走りをありがとう。 ●オプション ・H.I.D.バルブキット ・LE ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation